今日もkatsu看板制作。そんな中、かぐやと話したんだけれど、ここのアトリエに来てから毎年何らかのkatsu看板を作っているよなっ・・・最初は入り口に、そして道案内的なもの・・・そして今回と。そんな時に、作った看板が割かし良く出来たりして、今回も中々良かったと思うのね。
その時に、何度かこんなのを作る連続教室的なものだったり、制作を受けたりって事も考えたりもしたが、具体的に何かと言うよりも、そんな事も出来ます・・・の挿絵程度にしか使わずに、更に言うと、そんなこんなしていると、新しい事がやって来て・・・実現には至らなかったのね。
しかもウチの特徴であるモザイクなら何でも・・・ってスタイルは、個人からイベントまでのお教室だったり、美術会社からの依頼だったり、建築だったりの制作やら工事もあったりして・・・割と幅広くやっているんだけれど、そう言って置きながら、出展するような販売はほぼ初心者だったりして・・・
そこで判るのは、全てが依頼者待ちの姿勢であった事。要するに探している人が探し当てた場合は、色々と比べてご検討された上の話なので、比較をされての事だったりすると、ある程度こちらを知っていての話。それが他にも見る前提の通過する段階だったりすると、基準にするだけみたいになったりして
・・・そうするとかなり異質な存在だったりするだろうし、しかも金額が一切載っていない事も不安にさせる原因の1つだったりしただろうね。しかしながら、そもそもモザイクの値段自体が本来は高級品なんで、お安くは無い所を持って来て、仮にだけれど、凄いなぁ・・・と思われると、2択の考え方で
凄いから高いだろうと敬遠されたり、逆に問い合わせで自分の思っている値段の範囲内だった・・・と思われると、中には追加してももっと良いモノを・・・となったりした事もあって・・・。要するに全てが手間の掛かり方なのね。例えば表札として、田中と佐藤では、描いたり機械彫りなら料金は
一緒でも、いざタイルを切るとなったら藤の字は厄介な難しさがあるのね。これが一緒って訳には行かないのね。田中も山川も大した変わりは無くてもね。そうすると、何でも一律じゃないから聞かないと見積もれなかったりする訳で。当然、表札でそんな事になるのだから、玄関だったりすればもっと。
例えばマンションの玄関だとして、何処も同じ大きさても、何のモチーフか?が決まっていないと、おいくらですか?と聞かれても、応えようが無いから、親切なつもりで文字にすると・・・困った位に長い文章になるのね。それは原因の1つは専門用語を封印するからなのね。
そもそもが同じ大きさだから、全て一緒って事は無いのね。だって鍋の具材画像変われば、同じ鍋の大きさでも料金は大きく変わって来るし、もっと言えば実は具材の値段もそうだけれど、大きな問題は手間の時間なのね。例えば表札も漢字じゃなくて平仮名だったりすると、こんどは簡単そうに見えても、
あ、ぬ、みたいにクルッとした字は難しいのね。所が、い、し、みたいにスッとした文字は簡単だったりするし、これを英語に変えても、ブロック体のようにゴツゴツした字は四角いタイルで作りやすいが、筆記体となると当然、難易度は上がるし、カリグラフィ的なルールのある字だと増々難易度は上がる
って説明しているだけで、こうして文字数はどんどんと増える。これを親切と言うのか?はたまた面倒臭いと言うのか?は、相手次第なのでは・・・と考えて来たりして、いずれにせよ気にしながらも、かぐやと対応して来たが、いよいよ何かを変えて行かないと・・・って時が来たのかもと思う事があり・・
それは例えば歌手だったとして、仮にデビューがフォークソングだったとする。当然そうなると、アコースティックのギターになるのね。それがいつしか、本人のギターはそのままでも、バンド編成になった時に、エレキやドラムが入ったりすると、ニューミュージックだったり、ロック色になり、
ファンの間では、昔の方が良いとか今のが垢抜けているとか、賛否両論になったりする事がある。つまりスタイルを変えるって正直、本人は変わっていないつもりでも、見ている側からすると、変わったように思えたりするもので・・・。そんな事を踏まえて、俺が何を変えるか?となった時に、
明朗会計的な値段表示をどうしたら出来るのか?・・・と言う事だったんだけれど、オリジナルの良さは1点モノであり、けれど1点モノにサンプルを作っていたら、本末転倒になる。さてどうしたものか?が課題だったが、考え方を変えて、こんな看板をいくらで作らない?ってDIY色を出して見たり、
こんな看板、3つまで限定で注文販売・・・とか、ハッキリ歌って行くと判りやすいのかな?って。要するに簡単に言えば、お客さんの要望に応えるオーダーはそのままにしても、こっちから発信って言うものが無かったから、そんな考え方でもやって行こう・・・ってきっかけの看板にしようって。
そんな話をしたのね。勿論、銘木の表札にしても、そのお教室がdiyとしてあっても良いだろうし、制作を受けるにしても、サンプルと同じような木を探さないと・・・って手間を省くには、今ならこれで・・・と、うたってしまえば無くなり次第終了。って事になれば、1点モノ感は出るだろうし。
いずれにせよ、提案って言うのをもっと具体的にする・・・そんな話で終わったんだけれど・・・。それはそうと、中々可愛い仕上がりになったのね。何かポップな雑貨屋さんに合うと思うんだけれどなぁ・・・・。