katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピータ―さん教室

2019-11-22 23:46:43 | モザイク教室
今日は午後からリピータ―さん教室。そんな午前中はかぐやと色々と打ち合わせ・・・今週の日曜日に恒例のアクアリウムバスがあるんで、今日明日で支度をしないとならないのだけれど、今日はリピータ―さん教室、明日はkameyaさんなんで、合間にチョコチョコやらないと・・・。

そんな中、棟梁から電話・・・色々あって明日のkameyaさん教室を1時間早めに・・・って事になり、そんなこんなでお昼。と言う訳でお教室。雨は強いし、急に寒くなったし・・・なんて月並みの挨拶をすると、先生・・・クリスマスリースの下地は?・・・あっ、そうだった忘れてた。

と言う訳で急きょ下地作り。うっかりしてた・・・そんなこんなで本当にスタート。ただ、こんな感じの下地を昔作ったんだけれど、ニッパーを置いたんで大きさが判って貰えるとは思うのだけれど、昔のサイズより割と大き目なのね。それはどんな事になるのか?・・・って話なのね。

例えば、昨日の犬の話では、余り小さいとパーツが切れないし、大型犬が大きいのはまだしも、小さくするとリアルにならない・・・なんて話があったが、今回は?と言うと、小さいと可愛くなる。でも小さいからパーツが切れない・・・そうなのね、だから凝った事が出来ない。つまりその

時は、体験用なんで、最初からクラッシュ多めで、南天の葉っぱや丸なんて感じになっていたのね。では下地を大きくしたって事は、ある程度凝ったパーツが入れられる・・・勿論、技術があれば・・ね。ただ、当然リスクが伴うのね。クラッシュなら失敗はほぼ無い。でも狙ったパーツは

後少しって所で割れたりするのね・・・後少しで。その時にひるむと、次は消極的になり、失敗を怖がって止めると、グレードを下げる事になる。逆に無謀に行くと、早い段階で割れたりする。まっ陶芸のグチャグチャってなっちゃうあんなのと一緒。それを大先生が心の乱れです・・・

なんて言うと、ごもっともな話になるのだけれど、全くその通りで、偶然に1回で上手く行った場合、2つ揃えないとならないとならないパーツでも、痛みが無かった分、さっ次・・・とプレッシャー無しで進められる。所が痛みの無かった分、どうして成功したのか?判らないで進むから、

さっきと同じ気分で切っているつもりでも、わずかの刃の入れ方、角度、深みの違いで割れてしまう。あれ?とか、チェッって感じになる。何故ならこれで1勝1敗だから。でもそれを取り戻したい・・とやれば、慌てた分、欲張って刃を入れ、今度はもっと早めに失敗をする。逆に失敗を恐れ

恐る恐るやっていると、いつまで経っても切り進まないで、削っているような感じになる。そこでラチがあかなくなり、いよいよ今までより深く入れると・・・あっ・・・やっちまったとなる。これが技術の前の心の葛藤の話になるのね。そこで世の中に伝えられている言葉の1つに、大胆

かつ繊細・・・なんて言葉がある。ん・・・そうね、これを簡単にすると、例えば、甘くて酸っぱい・・・じゃ甘いの?酸っぱいの?となるのだけれど、どっちもだよ・・・ってザックリ表現した人に、じゃあ、酸っぱくて甘いの場合は?と言ったら・・・どっちも一緒だよ・・・なんて人なら

何も教える必要は無いけれど、甘くて酸っぱいのは、酸っぱい寄りであって、酸っぱくて甘いは、甘い寄りになるのね。表現とは難しいんだけれど、こうした違いがある。つまりこれを踏まえて大胆かつ繊細って言葉を、繊細かつ大胆って有り得ない言葉と比較すると、感の良い人は、

気が付くと思うのね。繊細って言うのは、音で説明すると、カリカリって感じで、触ったか?触らなかったか?みたいなタッチ。では逆に大胆は?となると、ガチンって感じで、力が入った音になると思うのね。そんな違いがあるとして、これを大胆はガチン、繊細はカリカリとする。

では前者の場合、ガチン、カリカリになる。後者はカリカリ、ガチン・・・完全に違うでしょ?じゃこれでもダメなら、恐ろしい位、高い崖の先端を見に行く時の場合とすると・・・最初はまだまだ怖くないから、1歩の歩幅は大きいけれど、流石に怖いと感じるとびびってすり足になる。

ほらこれこれ。つまり大胆かつ繊細とは?ガチン、カリカリって事なのね。つまりいらないと思われるゾーンは思い切って切り落とし、そこからは繊細にカリカリに変える。刃の入れ方や力の入れ具合をね。それをいついかなる時も一緒・・・それじゃ失敗の確立を上げちゃうのね。

上手い人って言うのは、上手いんじゃないのね・・・失敗の確率を下げているだけなのね。だから、上手い人がチャレンジなんかしているのは、冒険な感じで、下手な人の勢いは無謀な感じ。でもそれも加減ってものがあって、余りに消極的では最初からカリカリになり、根拠無く、

ガチンは無謀なのね。所が偶然って言うものがある。出来たじゃなくて、出来ちゃった・・・釣れたじゃなくて、釣れちゃった。こんな場合、根拠が無いから2度同じ事が中々起きない。つまり1度切りなのね。それじゃ出来たのにぃぃ・・・って気持ちになるだけ。

自信は過信でおごりになるし、謙虚はやがて卑屈にもなる。その人その人で指導は変わるが、何しろこの方の場合は、最初切りたくないスタートだったのね。それが表札を続けざまに作って、テーブルまで作れた。ここの所、硬いタイルに慣れた後のぺきぺき・・・落とし穴がある。

これが単なるクラッシュなら楽しめたはずだけれど、リボンを付けたい・・・となると、5パーツで作りたくなるのね。折角ぺきぺきの大きさだから、1パーツで切りたい・・・と。確かに下地が大きくなった分、出来る広さはある。けれど、後はその技術となるのだけれど・・・。

硬いタイルに慣れると、つい力を入れたくなるのね・・・ガチンと。ただガチンだけでは切れないのね。柔らかいタイルだから。そんな事を繰り返すと、失敗続きになるし、いつまでも進まないし・・・ただ上手くなった人達って言うのは、こんな事を繰り返したのね。だから、これを

見ると、心当たりがある人はいっぱいいると思うのね。そんな人達は、えっ?これだけ・・・なんて言わないのね。良く頑張ったね・・・って言うと思うのね。ここさえ逃げ切れれば、後は1回で終われるはずなのね。勿論、また何かをするなんて事をしなければね・・・。

ただ季節モノ。なるべく早めに来て完成させてね・・・クリスマス来年になっちゃうから。って事で、しばらくすると、見知らぬ電話・・・はい、katsuです・・・と言うと、声で誰だか判ったのね・・・M・Y・Yの社長さん。来月早々にいらっしゃるらしいのね・・・。感の良い人や、お付き合いの長い人は何が起こるか?判るよね・・・そうです、あれ。報告は決まった後で・・・。


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タイル屋のおかみさん教室

2019-11-22 06:43:28 | モザイク教室
今日はしばらく振りのタイル屋のおかみさん教室。それが新作の日で、一応頼まれていた大きさに下地は切ってあったんだけれど、モチーフを見ていなくて・・・すると自宅で飼っているゴールデン・レトリバーだったのね。しかも何種類か大きめにコピーしてあって準備万端だった。でも

・・・見た瞬間、それでも小さいなと思ったんだけれど、そんな中、手が痛いんです・・・って言うんで、腱鞘炎?って聞くと、そうじゃ無いらしく、長引くようならぺきぺきにする?って言うと、いやリアルに作りたい・・つまり1cmタイル。ん・・・じゃこの下地辞めて作り直ししましょう

って事にして、まずはコンビニに行って更に拡大して、それから急きょ下地作り。これがもしぺきぺきで可愛くデフォルメって言うのなら、そのサイズでも良かったけれど、リアルに・・・となれば、大きく作った方が有利になる。しかも幸いに大型犬。ならば尚更なのね。

例えばアリのような小さいものを1mに大きく作るとに、迫力はあるわ、見た事無いわ、リアルだわ・・・と何個も凄さが重なるけれど、気持ち悪いわ、可愛く無いわと、良い事悪い事って言う事が同時に発生するのね。逆に最初から大きいゾウを20cmで作ると、実物よりはるかに小さい。

そうなると、本当は毛とか生えているものなのに、そんな細くは切れないから、ツルンとした輪郭したに眼や長い鼻と言った特徴のみにしたデフォルメってやり方にする事を選択する事になるのだけれど、当然そもそも大きいものを小さ目に作るのだから、迫力や臨場感は無くなる。

そんな事を踏まえた時に、例えばウチの犬・・・なんて表現をしたりするのね。飼い主さんって言うのは。そしてもしそれを表現する第三者の場合、自宅で犬を飼っている場合、名前を聞いたり、まるで人間の子供のような扱いになったり、それが左程執着が無ければ犬種で呼んだりして、

微妙にニュアンスが変わって来るものだったりする。もっとザックリして来ると、あっおっきい犬、小さい犬、可愛いとか怖いとか、表現が稚拙になって来る。こうなると、その表現の緩さがそのまま反映して、大きいか?小さいか?可愛いって言うのなら、服着せるか?リボン付けるか?って

可愛いアイテムを増やしたり、怖いって言うのなら、眼を吊り上げるとか、方法が似せるって雰囲気作りになる。これはモノマネと考えるのなら、リアルに近づけると、そっくりぃぃ、本物みたい。って事になる。しかし、デフォルメの方向になると、大袈裟に表現して特徴を生かす。

すると面白さよりになると、コロッケさんのようになる。まっ簡単な説明にすると。って事で話は戻って、ウチの犬・・・この表現は1点モノの王道な表現であり、もはやゴールデンに見えた所で仕方が無い・・・って言う感じなのね。だって何でも良い訳じゃ無いから。

そうなると、こだわりが異常に強くなるもので、もう完全に最低限、本物と同じ大きさか、一回り大きく作る事が正しい選択になるのね。それは絵画じゃなくて、モザイク・・・つまりタイルを切らないとならないから。勿論ドットアートと言ってほとんど切らないって言うモザイクもある

けれど、それは最低1mの大きさの話で、一般家庭にはいらないサイズ。しかもウチの子的な表現は、その大きさではどうかな?って話。けれど果てしなく大きくするなら、写真のようにも見える表現になるものなんだけれど・・・まず一般向きでは無い。だから切る事になる。

じゃ切るを選択するのは必須になった。じゃサイズは?となった時、アリなら本物は小指のツメより小さいのだから、顔なんか見た事無いから、輪郭だけしっかり作れれば、何と無くアリに見える。じゃコースターくらいなら何とかなるだろう・・・って判断になる。

しかもそれはウチのアリって言わないから。アリを作るだから。これが犬を作る、ゴールデンを作る、ウチのゴールデンを作る・・・表現の違いにお気付きだろうか?つまり例えを変えると、犬に見えれば何でも良い、絶対に犬種に近づける、同じ血が流れていたってウチのが一番。

こんな感じであり、もっと言い換えれば、日曜の昼の一人に何食べる?家族揃った夕飯ならどうする?大事なお客さんがやって来るおもてなしって具合に、どれだって飯じゃん・・・って人は、全部犬だよっ・・・って作れば良いのね。けれど、こだわるって言うのもこうした差がある。

その時に切るって行為に問題が無いのなら、どの選択も出来るだろう。それは何も知識が無くても、想像力があれば何と無く判るもので、例えば死ぬほど練習をしたと思うのね・・・ラクビー日本体表は。だからみんな上手いはず。でももし身長160cmだったら?自分の場所はどこ?

まさかスクラム組むようなぶつかるのは無理でしょ?だからあそこでしょ?って想像が付く。つまりそんなに死ぬほどの練習を積んでも出来る事と出来ない事があるのね。けれどそれは条件が決まっているから。そこでモザイクのオリジナルルールは自分に有利な環境作りになる。

例えば、絵が描けないぃぃ・・・・はい、描かなくて良し。じゃコピー。それを写す。行為は簡単、指1本で済むのだから楽をした。ならば、楽出来る分、最高のパフォーマンスが出来る状況を作るには?と考えれば、一番小さいパーツ、細い所、この丸?と切れるかどうか?の判断が大事

であって、こんなに大きいなら嫌だ・・・では無くて、マックス耐えられる大きさにする事が大事なのね。これが逆に誰もが上手いなって言って貰える切る技術に達した人なら、何処まで小さく作れるか?みたいに逆の事が出来るだろうけれどね。こんな具合に自分に有利な展開にする。

所が、良くある失敗例だと、この大きさで・・・と決まっていて、尚且つウチの犬的なハイグレードを望まれたりすると、切る技術をお持ちですか?と聞きたくなるが、流石に残酷なんで、少し大きくなりませんか?となるが、大きさが変わった瞬間、じゃ辞めます・・・みたいな。

つまり何を選んでも、リアルに作ろうとしたら大きさは自分の思った以上に大きくなってしまう・・・って事なのね。所が、とは言え、仮に作りたいから、覚悟を決めていくら大きくても大丈夫・・・って言ったとしよう。じゃ50cmの顔のチワワ・・・どう思う?でしょ?

つまり可愛いって生き物は、余り大きくし過ぎると、可愛さが半減してしまうのね。ただ今回は大型犬。結構大きく出来るのは有利。しかも、大きさに、えー大き過ぎるぅえって言うような方では無いんで、そこも軽くクリアーなんで、下地もあっという間の作成となった。

更に下地に転写するのに描いていても、サっって感じにスイスイやるし、ん・・・そうね、今の時点はノープレッシャー。だから、思ったよりもここまでは早かった。さていよいよ切る・・・って事でもまずは白い丸・・・すんなりクリアー。じゃここは黒、ここもクリアー。

って進めて行く時、何故すんなりか?それはこの程度のパーツを切る技術を持っているから。そして更に大事なのは、誰が見ても、白と黒は子供でも共通認識だから。迷う事が無いのね。ただ、繊細って言うのはそんなに単純な話じゃないのね。ここは何色に見える?って事になるから?

ただ俺は画像のままで話を進める。けれど本人は毎日見ているになると、そんな色じゃない・・・って事になる。まっ毎回のやり取りなのね。これがもし絵画なら、その色を混ぜて作ると良いのね。けれどモザイクは選択なのね。その色は無いのね・・・ほとんど。

いかにそれっぽい・・・を作るか?なのね。それには、ここはある、ここは無いって作り方では、そうにはならないのね。ここがこれとするなら、ここも、ここも、ここもその色、だとすると影は・・・これかな?いやこっちか?みたいに、選んだ色に合わせて行くのであって、全ての色

は揃わないのね。だから、1つ選んだ色に合わせて行く・・・そんな感じになる。そうね、前回の看板は自由演技だったけど、今回は規定演技。お好きにどうぞ・・・って作り方じゃないので、戸惑うかもね。しかし結果がこのグレード。このまま最後まで行ければ、中々の作品になる。

楽しみなスタートを切った・・・そんな感じ。

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