当日は朝3時半に自宅をタクシ-で出発し、待ち合わせの羽田に。
朝ご飯をご一緒し、6時半に羽田空港を発ち2時間半で韓国の仁川空港へ・・・・
本来はここで4時間待ちで1時にここを発てるはずだったが遅延・・・更に2時間半待ち、
3時半にモンゴルのウランバ-トル空港へKOREAN AIRで2時間半・・・そんなこんなで到着
それがトップの画像って事になるのね・・・ちなみにマイナス17℃。
良くある表現の顔を突き刺すって・・・あれ本当なのね。痛いのよ・・きちんと言えば、
汗をかいたとか露出している場所が・・・そうねぇ、スキ-場って感じかなぁ・・・
寒いの苦手だからねぇ・・・とは言うものの、去年も行ってるから想像はしてたけど、
そんなモンじゃなかったのね・・・去年は4月、今年は2月・・・。
そんなこんなの1日目は到着のみで終了。
さて2日目は現地のモンゴル国際大学へ。手続き等などを経て中に入るなり、
今回の企画する枚数が予定の場所に入らない・・・
そんな事で学長さんを踏まえ相談の元、
この正面に決まった。ただその日も良い時間になっていた・・・・
しかも日本から送った物が届いておらずに、受け取りは明日となる・・・
前回もそうだったが、輸送の不備は海外には付き物らしいが、毎度毎度で不安になる。
それはそうと、まさか追加の3基目が来るとは思わなかったので、考えてはいなかった事
・・・そして同じ事の繰り返しって言うのは・・・・・。
ここが問題なのね。そもそも部屋の側面である事からのデザインなのに、今回は正面。
すべてが同じって言うのは確かに安心で安定感はあるし、平等なんて言葉にも
当てはまるとは思う・・・がしかし、どうだろうか?俺はこんな時に常に思う。
はぁ?平等・・・何が?一体誰目線なのか?・・・こんな事にね・・・。
まず平等なんて、ここにあるか?・・・って事。確かに前回は側面で2基。
これなら右か左か?なので、タクシ-に乗った場合に何処が偉い人?みたいな表現や
結婚式の座席みたいな考え方なら、左が上座って事になるだろうが、特に気にしなければ
そんなに問題は無い。けれど今回は正面・・・そうなると話は違って来る。
黙っていても目立つ事になる。例え同じ事をしたとしてもね・・・。
条件が良いのだから・・・。じゃそれは一体誰目線?・・・それは出展者の人達なのね。
けれど本来の趣旨は?となれば寄付寄贈。1.2基の出展者に配慮して同じ事をすべきなら
3基目も同じ事をすべきとなるだろうが、例えそうしたとしても正面。平等では無い。
じゃそれも考慮に入れてもっと地味にするべきなの?まずはこれが1つ。
更に重複する芸術家さんもいらっしゃるのだから、そう言う面ではまた同じ額・・・
って事にはなるまいか?もう見慣れてしまって刺激にはならないのでは無いか?
では逆に寄付寄贈される側に立って考えると、正面側は何かと使う時のバックとなれば、
華やかさも必要とはならないのか?・・・そんな考え方はあるまいか?
逆にシンプルで良いのか?・・・
そして更に主催者としてのMYYコミニュケ-ション側から考えると、芸術家さんへの
配慮などを考えると、前回と同じで平等・・・なんて事になるのか?・・・
ただ俺から考えれば、常に厚意、好意でやっている事・・・・。前回が目安にされると
実に厳しい・・・。ただ中々そう言う風には思われないのも事実としてある。
だからこそ、なるべく言われる前に同じようにするようにはしている・・・・。
だから今回の場合も前回は2基、今回は1基と言う事で、みんなで作る・・・そんな企画を
提案はしたのだけれど・・・・。すると、後から聞いたのだが、5月のお披露目の日に
当日、日本から作家さんが来てそう言う企画をするらしいのね。
それでは当然こちらから辞退。配慮ってもんがあるでしょ?俺が前ノリでやってはね。
そもそもあっちを立てればこっちが立たず。そんな話である。いつもの事・・・。
そもそもそれが小さい話である。例えばパソコンにしても車にしても同じお金程度で
常に新製品が次々と発表される。みんな後出しジャンケンである。
しかし、みんな先人あっての後だしジャンケンなのである。ここが大事なのだけれど、
本来はだからこそ一番良い場所が先人には配慮として必要なのだけれど、学校の卒業制作
みたいなもので、残される側はどんなものが出来るか?の一抹の不安はある。
だからなるべく様子を見よう・・・なんて発想になれば、当然一等地では無くなる。
勿論、そんな事一切お構いなくどうぞ・・・なら、言いだしっぺが一等地となる。
しかし逆も真なり。先人は真似をされる。比べられる。観る者は比べるものである。
必ずしも先人が良いとも言えないだろうし、真似の方が工夫も是正もして良くなる場合も
多々あるのも事実である。しかも、大抵は実績を重ねて良い場所へ・・となるものだが
斬新な企画として最初から良い場所って場合もあるのも事実としてある。
そんな事も踏まえて、この場合は前回は2基って事で適正の場所であったと思われる。
むしろ今回の正面が降って沸いたような場所なのである。
さて一体何が正しいのか?今回も何が大義名分か?となる・・・・。
まっ1つは簡単に決まった事がある。それは現地での体験教室の代替・・・これ。
それはモンゴル国際大学の看板を寄贈する。これで良いでしょ?しかも、MYYの名を
入れれば会社からの寄贈となるでしょ?そこにkatsuの名前を入れなければ、
俺の宣伝にはならない。しかも2基と同じ金額で1基分と同じなの?って言われる事も
無かろうし、貰う側の学校としても学長さんとお会いした時に立派な額を有難うと
ご挨拶も頂いている事で、グレ-ドも見せてあるし、自分の学校の名前が入っていると
考えれば、特に嫌なものにはなりづらいだろう。
これは簡単な話で時間が解決って話。問題はやはり額・・・。
ただある程度は帰りの飛行機の中、煮詰めた・・・それは学長さんが韓国の人である事。
そしてこの大学の学生にも、とても多い事・・・・。
前回はモンゴルの大学だから・・・・とモンゴル語を取り入れたり、柄としても色も
かなりモンゴル色を意識した。では今回は?となると、そりゃ違うな・・・と思った。
何しろ親善と考えるのなら、色々な人がここに入るのだから、読めないとか読めるとか
勉強すりゃ良いだろっ?って考えもあるけれど、さり気無く母国語があるのは安心である
と考えれば、当然今回は韓国語は外せない。ハングル文字・・・これは使える。
そんな事を考えていると、ある程度デザインとしては頭の中でぼぉぉっとは思い描く事は
出来た感はある。大まかな企画としてはハングル文字を韓国の学生さんや学長さんに
読んで貰い、出来る事ならモンゴル色も入れつつ、MYYを盛り込めれば・・・となる。
駆け足だったけれど、これが今回の視察内容。
今回感じた事は、俺は江戸時代の人とあんまり変わらない・・・そんな事。
俺の日常は自宅とアトリエの行き来の繰り返し。食べるモノもさして選んでいる訳でも
無く、所持金で食べられる安いモノを食う。ただそれだけ。なのにこうしてモンゴルへ。
何とも極端である。そんな状況では、みんなが思うモンゴルへ俺が行っても、
先進国の人間にはならず、むしろ俺よりも良い生活をしている人達に見えたりもする。
そもそも鎖国のような生活で海外に連れて行かれた右も左も判らない素浪人。
そんな奴が見たものは・・・一体何だったのか?確かに去年も行った・・・しかし、
初めてだったから駆け足だったのも事実。しかも日高氏もいないのだから、
1人の時間も多くなる。当然、俺が1人になれば振り返りが多くなるし、それを踏まえて
色々なアイデアも考えたりもした・・・だからそんな時間ばかりとなった・・・。
本来、日高氏がいればその時間を適度に分断してくれたりするものなのだけれど、
それを今回は自分でやらなければならない・・・・そう気分転換。
日本なら金魚・・・となるのだけれど、ここには無いから、ホテル内を散策する事にした
すると、前回は気が付かなかったお土産屋さんを発見。
フロントで両替をしてお買い物をした。安全な上での刺激・・・・治安は安全な場所で
わざわざ通訳がいるにも関わらず、それを無しでのお買い物・・・・
自分のモノはほぼ無いんだけれど、それはそれで何とも楽しい時間だった・・・・
きっとあげても、えぇぇぇこれ・・・って言うだろうなぁ・・・・奴ら・・・
そんな事が馬鹿馬鹿しくて楽しい・・・・無駄なお金を使うって馬鹿馬鹿しくて楽しい。
何の役にも立たないかも知れないのに・・・。けど、所詮お土産なんてもんは、所詮
買う側の押し付けと、わずかながらの忠誠心みたいなものなのね・・・・。俺は。
だって貧乏なんですもの・・・あはははは。大したものは最初から買えないのだから。
いつか成功して免税店でごっそり買って、トラックで送りたいもんだね・・・。
その位、馬鹿馬鹿しくやりたいのね・・・・馬鹿馬鹿しく。
そもそも俺の欲しい物はお金じゃ買えないものばかりだから・・・
さっそれはそうと、早いとこ非日常から日常に戻さなくちゃね・・・・。
あっそうそう、帰りの空港でちょっと面白い事があったのね。
一人ぼぉぉぉっとしていたので、写真を撮ってと頼まれたのね。フィリピンの人に。
所がとても日本語が上手で、話をすると何をしてんの?って質問に困って、デジカメで
作品の画像を見せると、凄いぃぃって言って貰ったのね。
それでフェイスブックやってるか?って聞かれたので、はいって答えて名刺をあげたのね
・・・・フィリピンでホ-ムペ-ジとかまた見てくれる人が増えると良いのね・・・・