今日は午後からさくら教室。と言う事で、それまではコープみらいの下地のペンキ塗りとタイルの準備。ってそんな中、連絡があって、全部で13人って事になったのね。三か所だから密でも無いし。ただ見切り発車的に下地を作っていたので、1枚足りず・・・惜しかったのね。良い線は付いていたんだけど。
それではさくら教室。正直1cmタイルでこれを作るのは、体調とか考えると、さくらには無理かな?って気持ちもあったけど、まぁ下地を大きくした分、パーツもいくらか大きくなるだろうから、持ちやすくもなったし・・・そんな感じ。
そんな中でのスタートだから、順調だと思うのね。まぁこれだけ切れれば、特に問題は無いのね。まぁそれでも1つアドバイスするとしたら考え方。例えば、ベテランと初心者の違いのをニュアンスで説明して見て・・・何がどう違う?
そうね、じゃ料理で例えると、ベテランは冷蔵庫を開けて、さてどうしようかな?とした時に、バリエーションが多い分、何しようかな?どうしようかな?と考える。まずここが大きな違いなのね。ここで選択肢がとても多いのね。
あれを作るとすると、これが無いかぁ・・・とか、この野菜早く使っちゃわないと・・・とか、じゃあどうする?恐らくこんな感じだと思うのね。じゃ初心者な感じだと・・・冷蔵庫の確認はするだろうけど、何か違う事が起きないかな?
これがその後、更に買い物に行く場合と、行かない場合でも大きく変わって来ると思うのね。要するにベテランの場合は、冷蔵庫を見た瞬間、ある程度のレシピは浮かび、仮にもし足らないものがあったとしても、まっこれで良いか・・・って、臨機応変が利くのね。経験値が豊富だから。
それでも、流石に朝の卵が無いかぁ・・・となると、エース級のものになるから、じゃ買い物って感じで出掛ける。この時点で朝の分を考えている。目先の料理じゃ無くてね。するとスーパーで野菜が安いとか、肉が・・・とかになると、
それを見てレシピ決定なんて事になる。凄いよね、ベテランって。まず1つ先の朝を読んでいるのね。それにスーパーでレシピを決定する。それが出来るのは、食材ファーストだからなのね。しかも冷蔵庫の中身を把握している。
そして経験値として、何でも作れる・・・だから結果も出る。じゃ逆に初心者は?となると、案外失敗してしまう例として、ベテランが食材ファーストで成功の確立を上げられるのに反して、自分ファーストなんて事がある。
何だ?自分ファーストって?つまり自分の好きに・・・を優先する。選択の方法が全く違うのね。ベテランの食材ファーストの場合、冷蔵庫の中身とスーパーでの折り合い、更にそれを作る所要時間まで一瞬の判断が出来るのね。
だから最後は自分が決めるにしても、手持ちの優先だったりするのね。これが自分ファーストの場合、時間もお金も冷蔵庫も一切関係無し・・・今食べたいものを作るみたいな感覚だから、美味ければ報われるが、結果が悪いと時間もお金も労力も・・・になる。
こんな結果に違いが出る・・・こんな話を踏まえて、タイルの棚に買い物へ行って見る。俺のスーパーは結構品揃え多いと思うのね・・さぁどうする?ってこうなるのね。これがベテランになると、このスーパーのここにはこれがあって、ここにはこれ・・・みたいに知っている。
新しい食材・・・つまり新しく取った材料が来ない限り、見た事のあるものばかりになる。その時に、今は1cmタイルの棚の前なら、何度も見ているはずなんだけれど、えっとえっと・・・になるのは、まだ色見本が頭に無いからなのね。
でもそれも致し方無いのね。そりゃ忘れちゃうから。だからそれも良い。けど、迷わされちゃダメなのね。色の数に。例えば今、フクロウの何処を作っている?って部位が決まっているのだから、恐らく色数なんて、あっても5.6個。
何んとも貧弱な色数なのね・・・モザイクって。絵具や色鉛筆とは比べ物にならない位、少ないのね。つまりその中の選択になるんだけれど、色んな色を見て、迷子になっちゃうのね。あぁこんな花作れる・・・とか、この色綺麗とか。
完全に見つけに行ったものを忘れて、森で迷うタイプ。こうなっちゃうと、さくらの場合、切る事の不安を抱えて、更に色でも悩む・・・これでは追い込まれる。たださくらは、こんな迷子のタイプじゃ無くて、本気で探しているのね。
じゃ何を?・・・チコちゃんにボーっと・・・って言われない様に探さないと。本当はこれだよ・・・って出してあげれば早いんだけれど、さくらが今必要なのは、自分で探して来る事。その時に、これかな?って聞くんだけれど、俺に見せる前に、これじゃ明るいかぁ・・・って。
自分で決めて、自分で否定して・・・まだ聞くまでに至っていないのね。でもそれで良いのね。明らかに違う事だけはすぐに判断出来ているのだから。今までなら、これじゃダメなの?って質問していたかも知れないから。
こう言う事はさくらには大事で、何しろ個性的なんで、自分を普通だと思うと大きく一般的から外れる事になる。そうね、さくらの心の中は幼稚園のクレヨンみたいな色数だったから・・・。大人はもっと色数多いんだよ・・・って話。
確かに幼稚園のクレヨンなら、赤、青、黄色と判りやすい。けれど赤紫となると・・・そんな人には難しいし、黄土ってどれ?みたいな事になるし、曖昧な色なんてもうどれも一緒・・・って事になる。こんな場合、ほうれん草も小松菜も一緒じゃんになるし、パプリカなんて赤くて高いだけ・・・
ってな事になる。けれど、料理好きならきっと大きく違うモノなんだろうし・・・こだわるってキリが無いんだけれど、でも何でも良い訳でも無いのね。良い塩梅・・・ただこれが一番難しいんだけれど。
とは言え、何かきっかけになるようなアドバイス・・・って事になるから、ん・・・そうね、何を選んでも、良い事と悪い事に分かれるのでは無くて、今、良い事を選んだように見えても、そこにも悪い事はあるし、今悪いと思った事でも、
辞めなければ次の作品に生かされるだけ。だから自分で選んでみ・・・なのね。その時の選び方は、これファーストみたいな、これを生かす為に・・・みたいな自分なりの根拠を言えるような練習。勿論、違う時は違うって言うけどね。
その違うの意味も、正解とは違うとか、俺とは違うの意味では無く、さくらの根拠とさくらの選んだモノとが合致しないって言う違うって意味なんだけれどね。きっとこの繰り返しで、選択するって言う事に慣れて来ると思うけどね。
そんな中、プチっとキウイ教室。