かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

再会

2008年08月10日 | Weblog
 このところ、ふとしたところで懐かしい人と出くわします。

 何年も会っていなくて久しぶりに会い、昔の話をするとその時代に戻ったような気にさせてくれます。再び会えることも縁なのでしょう。

お寺にて
 昨日、お寺の法要がありました。毎年9日に行われています。お寺に家のお墓があります。お墓まいりとともに、法要に参列しています。法要のあと、おせがきをいただき、お墓に飾ります。たくさんの門徒の方々がお堂に集まって、お経を聞きました。そのあと、お堂で食事です。お経を聞いたあと、ある女性の方が、

「先生。」

と話しかけてくれました。最初は、どこかの学校の先生だと思いました。見ると、豊田小学校時代のお母さんでした。
 あれから、25年以上経ちます。教えて以来の再会でした。

 25年以上たっても覚えて下さっていたことにありがたさを感じます。小学校から剣道を続けていました。学習にもスポーツにも活発に頑張っていました。
 入試などでつまずいたこともありましたが、自分の力でそれを乗り越えていきました。その頑張りは、いろんな風の便りで伝わっていました。お母さんは、ピアノの先生で、何かにつけて未熟なかったかくんに協力や応援をしていただきました。
 今は、教えた生徒は、北九州の企業で活躍をしています。わずかな時間でしたが、お寺で再会をしてお話ができ、20代前半の懐かしい時代のことを思い出しました。


初盆まいり 
 前の学校でお世話になった方です。その学校に勤務する前は、福岡の建設会社で役員をされていました。退職して、故郷に戻ってきました。
 そして、学校の環境整備をしてくれていました。

 2年間、席を隣りに過ごしました。話をしていると、学校の先生とはまた違う感覚で、周りの雰囲気も大切にしながら、いろんな話をしてくれました。ちょっとした言葉の一つひとつに学ぶことが多かったです。今日、一緒に前の校長先生の家の初盆に行きました。久しぶりに車の中でいろんな話ができました。

 今の勤務が始まった時に、
「先生、もう起きましたか。」
など電話をくれていました。またあまり行くことができませんでしたが、学校の野球部の試合日程などを教えてくれました。


 人との出会いのうれしさを感じるとともにその大切さを感じます。

講演会で学びました

2008年08月10日 | Weblog
 先日、五馬中学校の地区懇談会が夜行われました。地区懇談会では、講演会と地区懇談会が行われます。

 校舎が移転されて初めての行事です。五馬中学校のこけら落としといったところでしょうか。講演会は、日田杉の香りがただよう多目的ホールで実施しました。やっと校舎も少しずつ片付いてきました。

 講演会の講師は、中津市からお呼びしました。講演をお願いした時に、快く引き受けていただきました。中津からは遠い五馬の地です。

 道に迷ったということですが、早めに来てくれました。

 「今、伝えたいこと」というテーマでお家の方と先生たちに話をしていただきました。神戸の少年Aの事件、佐世保の少女殺傷事件にふれました。今、子どもたちは、予想もしない事件を起こしたり巻き込まれたりします。いとも簡単に人の命を奪う事件が多発しています。

 私たち大人は、欠損体験をさせてはいけないということを提言しました。

 自然体験、勤労体験・・・その中で、家庭の絆や地域の絆の中で、子どもを育てていくことの大切さを具体的な話題で訴えました。特に社会教育施設に勤務して時の話が印象的でした。子どもたちが海辺で遊んだ時にかにを瓶などにつめて部屋に持ってくるそうです。子どもたちが帰った後、かになどの死骸が部屋に残っていることが多かったのです。

 先生たちは、香々地の海辺でのかにの出産の話などを子どもたちにしました。7月の新月の日、一斉にかにが水際で体を震わせながら、産卵をします。しかし、そこには、たくさんの魚が集まり、産卵したばかりの卵をえさとして食べます。海辺のかには、奇跡的に残ったわずかの卵から生まれたものなのです。

 そんな話をすると、子どもたちは、けっしてかにの命を粗末にはしなくなったそうです。ちょっとした話や大人の姿が子どもたちの生き方に大きな影響を与えます。この他にも命の大切さについての話をされました。お家の方の中には、涙を流しながら話を聴いていました。

 五馬の地で有意義な時間が過ぎていきました。