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由布山からの手紙

2008年08月18日 | Weblog
 今日、学校に行くと、机の上に封筒が置かれていました。すでに封が開けられていました。

 差出人は、大分県玖珠郡九重町の老人夫婦の方からでした。宛先は、五馬中学校2年生のAさんあてでした。

 中を見させていただきました。

 4月の歓迎遠足でのあまがせフラワーパークからの「ひまわり風船」のことでした。

「こんにちは。初めまして。こちらは、玖珠に住んでいます70代の夫婦です。(この手紙は、孫が代筆をしています)5月のはじめに由布山へ山登りに行ったところ、林道に手紙のついた風船を見つけました。さっそく帰って、種を植えたところ、ぐんぐん大きくなり、7月の終わりには見事なひまわりが咲きました。写真の通り、元気に庭で咲いています。

 こんな風におもしろい出会いもあるので、これからも高齢ながら頑張って登山をしようと思います。Aさんも元気に勉学に励まれますように。今回は、ご縁があってうれしく思います。それではさようなら。」


という内容でした。 読んでいると、心が温かくなるような、幸せになるような手紙でした。
 きっとこのご夫婦の家庭は、みんなが助け合いながら、明るい家庭を創っているのだろうと想像がつきます。

 まずは、「この手紙は孫が代筆をしています。」というところです。おじいちゃんやおばあちゃんがああがいい、こうがいいといいながら会話をする中で、二人で文章を創ったものをお孫さんが文章を書いています。優しいお孫さんですよね。二人は、高齢と書いていますが、年をとってもカップルで山歩きをするなんて、仲のいい夫婦です。

 また種を拾ってから、すぐに植えてくれていました。大事に大事に育ててくれたのでしょう。咲かせた喜びの中で、写真を送ってくれました。二人の心がとてもおしゃれに感じます。子どもたちの手から離れて飛んで行った種が異郷の地で花を咲かせているなんて、なんとなくロマンチックです。

 宛先人の本人にはまだ夏休みで会っていませんが、きっとこの手紙を読んで喜んでいるに違いありません。このような夢のある体験を毎年させてくれているあまがせフラワーパークの方々に感謝をしています。そして、またこれからもご夫妻には、元気で仲良く山歩きを続けて欲しいと願います。