かったかくんのホームページ

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秋の深まりにふれた一日

2009年11月08日 | Weblog
 このところ、休みにもいろんなことがあって、学校に出たりすることがありました。今日は、久しぶりに母のいる老人施設に行きました。最近、母のことは、連れ合いにまかせっぱなしでした。母の手を握りながら、いろんなことを話しました。



うっすらと目を開けて、かける言葉になんとか母なりに返答をしてくれました。お菓子を食べさせながら、「おいしい?」と聞くと、「おいしいね。」と母なりの気配りをしてくれました。



 昨年だったでしょうか、母が自分の名前を呼んでくれました。それ以来は、話はするけれど、名前を呼んでくれることはありませんでした。でも、あのとき、せめて呼んでくれた出来事は、決して忘れていません。今日、連れあいと母に話しかけていました。しばらくして、突然、思い出したかのように、
「かーたかさん・・・。」
と声をかけてくれました。母の話はそれから先は、続きませんでしたが、もうないだろう、あの日の出来事は大切にしておこうと思っていただけにびっくりしました。母の顔を見ながら、涙が出ました。母とのいろんな思い出が浮かんできました。背中に冬物の服を整理してくれていた連れ合いがいたので、気づかれないように涙をぬぐいました。しあわせな空気が流れました。




「おかあさん、もみじがきれいよ。」
と連れ合いが日差しが入ってくるので、閉めていたカーテンを開けてくれました。
 老いていく母ですが、いてくれるだけでその存在の大きさを感じます。



 何となく心が潤った中で、午後から大分市で講演会があるので、メイプルファームロードを通って、深耶馬渓に抜けました。耶馬溪から裏耶馬渓の伊福を通って、深耶馬溪に抜ける道は、隠れたメイプルのスポットです。カメラを抱えた人たちがいたるところにいました。秋の深まりを、車窓から見える赤く染まった山々を見ながら感じました。




 ファームロードに入る前の少年旅行村の前のもみじ木のところで秋の写真をとりました。母との会話、そして、秋の美しさといい時間をすごしました。





 今日、初めて気づいたのですが、少年旅行村から深耶馬溪に抜けるときに、いろんな奇岩を見ることができます。紅葉の中の奇岩ですてきな景観です。岩の名前を道路の脇に書いています。



 その中に「合格奇岩」という岩がありました。すごいネーミング。受験生には、ご利益があるかも。裏耶馬渓伊福からながーい、深耶馬溪トンネルまでの間は、今は、すごく綺麗で、この季節、大好きな場所です。是非、お薦めです。深耶馬渓は、人だかりでしたが、ちょっとした隠れスポットです。




 今日は、心が心地よく揺れた一日でした。写真、きれいでしょう?