







「腰塚勇人さん」のことについては、ほとんど知識がありませんでした。入場整理券をいただいたので、行ってみました。
「腰塚さん」の生き方については、資料によると、今年になってから、フジテレビ系列の番組「アンビリバボー」にドラマ化されて、放映をされています。また今年の5月「腰塚さん」自身、「命の授業」という本を出版しています。今、話題の人であることを知りました。

プロフィールを見ると、全国の小中、高校でたくさんの講演会をひらいています。
「腰塚さん」は、1965年生まれの学校の体育の先生でした。中学校でバスケットボール部の監督でもありました。ところが、2002年、スキーをしているときに、大事故に遭いました。全身の麻痺という最悪の状態。首から下が全く動かない状態となりました。
厳しいリハビリも乗り越えています。その結果、講演を聴いていて、一見、障害をもたない人であるように見えます。周りからの支えもあって、社会復帰を果たしています。しかし、まだまだ、苦しみとの闘いは続いています。
あまりにもリハビリがきついので、机の上の食事を投げ出したこともあるそうです。動かない体なので、士を選ぶには、舌を噛み切って自死しようとしたこともあるそうです。その壮絶な自分自身との闘いは、想像を絶するものがあったのでしょう。
何度も講演をしてきているのでしょうが、講演中に涙ぐむシーンもありました。命の大切さ、生きていることのすばらしさ、家族や周りから支えられていること・・・などを感じて今の「腰塚さん」があるというのです。
「口」は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう。
「耳」は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
「目」は、人のよいところを見るために使おう。
「手足」は、人を助けるために使おう。
「心」は、人の痛みがわかるために使おう。
と「五つの誓い」を立てています。
「DREAMMAKER」には、なっても「DREAMKILLER」にはなって欲しくない。「自分の命が喜ぶ生き方」をしてほしいという言葉で講演が締めくくられました。
体験からくる話でたくさんの感動する言葉がありました。