かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

お年玉

2011年01月02日 | Weblog
今日は、姉たちが年始のあいさつに母のところに来てくれました。県南から来たので、雪景色には驚いていました。たくさんみんなと話す中で、母からのお年玉もありました



姉たち夫婦が、母のところに新年のあいさつに来てくれました。夕方近くだったので、母はもう眠っているのではないかなどと考えながら、母のいるホームに行きました。



思いがけなく母も体調がいいのか、目をつぶっているものの口元は緩んでいて、笑みをこぼしながら迎えてくれました。




介護をしてくれている方も大変です。正月から入所者の方のためにいろいろと気を配ってくれています。野球部を担当しているときの違うチームの選手だった生徒が介護をしてくれています。



「正月からいろいろお世話になります。」と言うと、笑顔で「そんなことないですよ。顔色もいいですよ。」と明るく答えてくれました。さわやかで優しく母たちを包んでくれているのでしょう。



夕飯の後で、眠っているように見えるのですが、ときどきいつもの母に戻ったように答えてくれました。


姉が持ってきたお菓子。
「おいしい?」
と聞くと、
「とてもおいしいよ。」


誤飲しないように姉たちとゆっくりと食べさせました。記念写真もたくさん撮りました。姉たちの名前も時々呼んでくれました。




もう自分の名前も呼んでもらえることもないだろうなあとここ半年思っていました。半ばあきらめていました。ジュースを飲ませているときに、やっぱり
「おいしい。」
と聞くと、
「かあたかさんたちが持ってきてくれたからね。」
とはっきりとした言葉が出てきました。どきっとして母の顔を見ました。



 ずっと前だとなんでもないことなのかも知れませんが、言葉が少なくなってきている今の母の心の中に、少しでも母の子としての自分の存在があるのかと思うと熱いものがこみあげてきました。何にも変えることのできない母からのプレゼントでありお年玉でした。



 姉たちもたくさん話しかけて、にこやかな母でした。自分たちが行く前に子どもたちも行ってくれていて、母もいい正月が迎えられたようです。