かったかくんのホームページ

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小倉百人一首競技かるた大会

2011年01月09日 | Weblog
昨日は、滋賀県の近江神宮で名人位決定戦が行われました。その模様がテレビ中継されていました。大分県出身の西郷さんが名人位戦で13連覇。クィーン戦で楠木さんが7連覇を達成しました。クィーン戦はテレビをつけたときには、終わっていましたが、西郷さんの戦いを見ながら、こちらまでもが緊張してきました



昨日は、滋賀県の近江神宮で小倉百人一首かるた大会が行われました。名人位決定戦では、西郷さん。クィーン決定戦では、楠木さんが王者の貫禄を見せつけました。二人ともに大分県出身で、西郷さんは13連勝。楠木さんは、7連勝と快挙です。楠木さんは、中津市出身です。



 
 百人一首とは、いろんな思い出があります。クラス担任をしたときには、百人一首に取り組んでいました。9月の終わりまでには、クラス全員の子どもたちが百首を覚える・・・11月の終わりまでには、下の句から上の句が言える・・・1月中旬までには、陣地の置き方を考える・・・というように年間の計画を立てていました。





 どんな取り組みでもいいのですが、百人一首は、クラスみんなが同じ目標を持てるし、励まし合って、努力して達成感を持てるという経験を味わうことができます。


 50首覚える、百首覚える、下の句から上の句が言える、自分の札の置き方の戦略を考えることができる、試合に出ることができる、そういう意味においては、百人一首は、小さなゴールがいくつもあって、クラスがまとまっていくのに効果的だったかなあと思います。上の写真は、樋田小学校の時に、大分市の県立総合体育館での大会に行ったときのものです。



 苦労した分、1月からは、いろんなところに行くことができました。お家の方も一緒になって応援していただき、1月からいろんな大会に参加をしました。宇佐神宮全国大会、大分県かるた競技大会、門司港かるた大会、中津かるた大会などみんなで参加をしました。




 大分に行くときには、朝、クラス全員で列車に乗って行きました。一番列車に揺られていくのは、楽しい時間でした。また門司港に行ったときに、生徒が同じ大会の初心者の部に出ていたお年寄りの方と仲良くなり、生徒が自分で作り練習をしてきた百人一首をプレゼントしました。それがきっかけとなって、交流ができ、子どもたちの卒業式にも来てくれたということがありました。




 小学生の大会でも、暗記時間と試合とで一試合1時間30分近くかかります。勝つか負けるか一対一の試合です。その間声も出さずに、読み手の声と、札にずっと集中です。札のやりとり、どちらが速くとったのか相手との交渉など相手との駆け引きがあります。勝ち進めば、何時間も緊張の中に身をおきます。生徒たちにとっては、緊張感のある体験です。





 その緊張がほどけたときには、涙がこぼれ落ちるほどです。子どもたちのいろんなドラマを見てきました。今まで書いたエッセイ集の中にも掲載をしています。




 大分の大会や宇佐の大会で西郷さんと戦って、数枚しかとれずに、玉砕した生徒もいました。当時、西郷さんは、すでに近江神宮の小学生の部で全国を制し有名でした。ランニングシャツで戦う姿は、印象的でした。西郷さんと対戦が決まった生徒は、そのときは、がっくり。
 



 クラスの子どもたちは、きっと百人一首を通して、今でもいろんな思い出が残っていると思います。



 昨年末、生徒に会ったときに、
「先生、自分の子どもも今、百人一首を習っているんですよ。」
という言葉。うれしいですよね。




 昨日、テレビを見ながら、いろんな懐かしい思い出が浮かんできました。



 名人戦では、一進一退の攻防戦となりました。しかし、2勝2敗になるところで中継が終わりました。ゲストは、今何かとお騒がせの大桃さんでした。大桃さんが「なんでこんなところで中継がおわるの?」と声をあげていました。ひょっとしたら、ツイッターで文句を言っているかも・・・?!