
あったかな心つながる期待

3年生の生徒たちと美術の活動をしました。
11月は、校区内に住んでいる方が絵手紙教室を開いてくれる予定になっています。生徒たちに絵手紙のすばらしさと技術を教えてくれます。週に一度しかない美術です。途中に行事が入れば、美術のない週もあります。時間が制限された中で、授業が行われます。
絵手紙教室が行われるまで、ちょっと時間があるので、簡単なデザインを描いています。どのような作品ができるか生徒たちは最初戸惑っていました。
暖色と寒色を混ぜ合わせながら、グラデーションを画用紙に描いていきます。それを少し工夫しながら、切り貼りをしています。小学生でも授業で取り組んでいる学校も多くあります。このデザインは、できあがりにおいて、偶然性が高いところがまたおもしろいところです。

絵が得意な人が見栄えのある作品ができるとは限らないのです。
最初は筆の動きが鈍かった生徒たちも、できあがり近くになってくるにつれて、真剣に作業をしています。
「我ながらいい作品だ。」
と作品を持ってきます。質問もしてきます。

美術が専門ではありませんが、絵がうまくても下手でも、絵を描くことが好きだと言えるようになってくれたらと思いながら、指導をしています。
なんとなく時間があるときに、広告の裏でもはがきにでも「描きたい」と思える人がでてきてくれたらと願いを込めながら授業に参加させてもらっています。
11月には、地区の方が絵手紙を教えてくれます。自分も習ってみたいと思っています。受験の教科ではありませんが、絵を描いたりすることが、ずっと生きていく中で、生徒のそして、自分の楽しみの一つになればいいと思います。