かったかくんのホームページ

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「今日のスカーレットから想う」

2019年12月24日 | 大分県
デジタル放送に変わって、そして、ハードディスクに簡単に録画ができ始めてから、NHKのテレビ連続小説を見ています。

毎回15分という短い時間ですが、感動をもらうことも多いです。
また15分という時間が毎日見やすいのもあります。
 



今は、「スカーレット」です。
今日は、戸田恵梨香さん演じる「川原喜美子」の死を前にするお父さんをみんながあたたかく見守るというシーンでした。
病状が悪化してきた北村一輝さん演じる「常治」。


お父さんを励ますために作った器。
そこに描かれた寄せ書きのシーンは何とも言えない愛を感じます。
 



ふとわたしの父のことを思い出しました。
入退院を繰り返しながら、闘病生活をしてきました。


その間、たくさんの方から支えられました。体調が悪くなっても復活をしてきました。



「父の命は永遠なのかも知れない。」
と期待を込めながらも、感じることもありました。
 



ちょうど、今頃の季節の時、病院に入院することになりました。
「また家に帰ることができるかなあ。」
と車の座席に乗っている父が話してきました。
 



こちらも体調が戻るであろうと思っていたので、バックミラーから父を見ながら、
「心配ないよ。」
という言葉を返しました。
 



しかし、命は永遠のものではありませんでした。



期待するいつもの入院とはなりませんでした。
それから15日後、父の容態が急変をしました。



わたしのきょうだい、孫、親戚の人たちが病院に集まりました。
病院の先生や看護師の方にも見守られながら、旅立っていきました。
 


生きることの尊さを感じました。




「常治」は亡くなってはいませんが、今日のドラマから、感じるものが多くありました。
きっとドラマを見た多くの人も、体験などを振り返りながら心に残るものがあったのではないでしょうか。



「握りしめ最期の時の父の手を
   ほのかなぬくもり今も忘れず」