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「ふるさとも輝き続けて欲しい」

2021年08月16日 | 大分県
『向日葵が晩夏の豪雨こうべ下げ
  田んぼの客に「今年はごめんね」』


 

夏を飾るひまわりも台風そして豪雨と続き、美しさも短期間に終わっています。
来年こそは、夏空に向けてせいいっぱいの輝きを放って欲しいと思います。
 


今、地域の中で、いろんなお世話をしている先輩が来られました。
「ふるさとの文化的な活動が下火になってきている。」
というような話をしばらくされました。


これまでがんばってこられただけに、複雑な思いをしています。
これには、いろんな要因があると思います。
 


今まで、ふるさとには、短文学、歴史、文化協会、文化フェスティバル・・・と長い間、活動が継承されてきていました。
 


低迷している要因の一つとして、高齢化です。
かつては、人生のセカンドステージに入ってから、いろんな地域のお世話などをする流れがありました。


今は、一度退職をしても、仕事をするということがあたりまえになっています。
離職をして、時間にゆとりができてからとなると、もうその時には、年齢がぐっと上がっています。



活動の開始の遅い年齢。
自分自身もお手伝いをしたいと思いますが、仕事の関係で大きな制限を伴います。



急速な過疎化。さらに、地域貢献の活動の開始が、高齢になってからとなると、文化の継承も先細りとなります。
 



よほどの流れがないと、これまで活動を続けてきた方々が、高齢でおやめになると、もう、それ以上の継続は難しくなります。
今の流れでは、これまでの文化を継承するのは、本当に難しい世の中になっています。
 



人と人とのつながり・絆を大切にしながら、継承できるものはしていきたいものです。



一方、文化の取り組み方、在り方を
「昔から受け継いできたものだから」
ということにとらわれずに、変化をさせていくことも大切です。



他地区との連携も必要になってくるでしょう。
 



どうしても行き詰まった時には、最終的にはどこかで、思い切って、縮小、中止という選択もあるでしょう。
勇気のいる決断です。
 



コロナ禍の中で、中断になっている文化行事も多くあるでしょう。
一度切れたものの復活となると、人的確保など、また大きなエネルギーが必要となります。
 



地域のつながりと社会の変化のバランスを考えながら、文化の継承を考える大きな「時期」にさしかかっています。


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