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いろんなところで、年の終わりを感じさせてくれます。今日は、学期末、つまり今年最後のPTA授業参観、懇談会が行われました。たくさんのお家の方が、先日の合唱祭に引き続いて学校に来てくれました。
3年生の授業で家庭科が行われました。授業の始めは製作に興味のない子は、話などをしていました。お家の方の中で、順番で先生が回ってこなくて、困っている生徒に裁縫を手伝ってくれていました。
すると、生徒たちは、話をしながらもちょっとサポート受けたことで、要領を覚え、一生懸命に縫っていました。
いろんなお家の方が教室に入ってきては、生徒たちの様子を見て、自分の子どもだけでなく、困っている生徒、特に男子に優しく教えてくれていました。その雰囲気がとても温かさを感じました。
現代の子どもたち、一生懸命することが照れくさいとか、気恥ずかしいという思いがある生徒もいるのも事実です。でも周りがその雰囲気を創ってあげると自分たちがしなければならないことをきちっととらえていくのが子どもたちであると思います。
裁縫をお家の方たちからも教えてもらいながらも楽しく取り組んでいる姿を見て、なんとなくほほえましく思えました。受験前の生徒ですが、そんな時期に生徒たちにとってもほっとしたひとときではなかったかと思います。
小学校ではよく行われていますが、中学校でもこんなふれあえる体験をこれからもどんどんと取り入れていけたらいいと感じました。生徒の中にも、
「おばちゃんが手伝ってくれたから、だいぶできた。」
と授業が終わってから喜んで話をしてくれました。
生徒、お家の方、先生と教室全体が何となくぬくもりを覚える時間でした。授業が終わり、学年懇談会と続き、今年最後のPTAのまとめとなりました。