週末、シルバーの野球の試合で鹿児島に行きました。
次の日の朝のこと。
ユニフォームに着替えて、フロントに行くと、
「火山灰が車にたくさん降っているよ。」
という言葉が聞こえました。
外に出てみると、車のフロントガラスは、火山灰で覆われていました。
日常的には見ることがない、出来事と光景でした。
目の前にも火山灰が流れていました。
雪や霧雨がゆらゆらしているのを見ることはありますが、初めての経験です。
教室で、子どもたちに、火山灰やシラス台地について話をしました。
「火山灰が積もった台地のことを何というか知ってる。」
「シラス台地です。」
おっ、知っている。
あるこどもが、
「だから、先生の服は、火山灰がついているんですね。」
とユーモアのある言葉です。
「鹿児島までお疲れ様です。肩でもおもみしましょうか。」
ぐいぐいぐいぐーぅ。
いてえなあ。
ちょうど、グレーのトレーナーを着ていました。
その言葉や接し方がおかしくて、みんなが笑顔になりました。
たわいのないことですが、こんなささやかな子どもたちとのやり取りが幸せに感じます。
退職してからの5年間、臨時講師として、担任を続けさせてもらっています。
年々、学校は求められるものが多くなっています。
求められるものをこなしていくだけでなく、教師としての生きがい、幸せを見つけていけたらなと感じます。
子どもたちと関わることのできる期間は、そう長くはないと思います。
残り少ない学校での生活を大切にしていきたいと思います。