里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

野草園で萩を愛でる

2020年10月08日 | 小旅

 仙台市の野草園で萩を楽しんできました。野草園を訪れるのは久しぶりです。例年シーズンに行われる萩祭り期間はすでに終了し、花のピークは過ぎていましたが、数が多いだけに花に早晩があり、十分に楽しめました。


 ミヤギノハギは当県の県花に指定されており、私たちには最も身近な秋の花として親しまれています。我が家周辺の里山にも多く自生しています。
 園内には沢山のミヤギノハギが植栽されています。


 大株になると特に見事です。

 我が家近くの野山に自生している萩より赤紫色が明らかに濃く花も大ぶりです。


園芸種として改良されたものが多く植栽されているのだろうと思います。


 萩のトンネル。



 こちらは白萩。

 多くは過ぎていましたが、このように見頃のものもありました。



赤萩と白萩の根栽。


 この萩はツクシハギと標記されており、別名をセンダイヤマハギとあります。


花そのものはこちらの花の方が我が家近隣の野山に自生している萩に近い気がします。枝振りはやや違うような。標記には仙台周辺の野山に多いとあります。


これまで、近隣の萩は自生のミヤギノハギで、公園などに植えられているのは改良された園芸種のミヤギノハギと思っていました。今さらの話しですが、どう考えればいいものか。草花に疎い私には分らなくなりました。
 園内はいくつかのブロックに分かれており、入るとすぐにあるのが高山植物区。折々の季節に楽しめるようになっています。


 今回、彩りを楽しめた花をいくつか。初めて聞く名もあります。
 センウズモドキ

 フシグロセンノウ






 紅葉の先駆けはニシキギ

 鮮やかなガマズミの実

 ところで、今回仙台市内を訪れた主目的は墨画展の見学です。同じ水墨画教室で学んでいる仲間の方から墨画展の案内を頂いたためです。小さなグループ展ですが、充実した展示内容で大変勉強になりました。所属している社中の墨画展は新型コロナウイルス禍のため中止となったので貴重な機会となりました。