里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

元気なナスを強制終了する

2020年10月25日 | 畑:果菜類

 ナスはまだ余力を残していますが、強制的に終了します。
 今年のナスは勢いが良く、この時期まで旺盛な姿を保っているのはここ10年来記憶にありません。品種は渡辺採種場の中長なす「くろべい」、ごく一部「千両2号」。


 収穫は6月20日頃から始まり、4ヵ月が経過しました。夏場に樹を休ませる更新剪定はしていないので8月の猛暑中もたくさん成り続け、それでも成り疲れを起こしませんでした。天候の関係がありますから収穫の波はあるものの途切れることなく穫れ続けました。


 今月に入り最低気温が5℃くらいまで下がる日もあり、大きくなるのに時間はかかっていますが、おしまいにするにはもったいないくらい小さい実が着いています。


 要因として考えられるのは、やはり畑を変えたこと。たまたま今年は強風が少なかったこともありますが、前の畑は風当たりが強くよく傷められました。また、土が新しくなったことも良い結果をもたらしたのでしょう。
 

 整枝は主枝と1番花直下の側枝2本を伸ばす3本仕立て。誘引は中央の1本の支柱と、畝の両側に設けた横の直管パイプを徐々に上げていく簡易な方法。4回で最上位まで上げました。例年はこれで誘引止めもせず問題ないのですが、今年は丈は2メートル越えで枝が下がり、最後はところどころを支柱に誘引止めして凌ぎました。


「ふところ枝」の整理と追肥は定期的にやって来たので、それも上手くいったようです。
 前の畑の時は、後作がないのでほとんど枯れるまで放置していましたが、この場所は越冬野菜を作付けするのでそういうわけにはいきません。残念ながら、ここで強制的に終了させます。


 まだ良いナスが穫れています。


 小さなナスが多数残されていますが、助っ人は漬物にしたりして無駄なく利用するようです。