銀塩フィルムで映画は作られています
映像(動画)をすべて電気的に処理するのが
テレビジョンです
映画カメラはレンズと銀塩フィルムで
構成されています
テレビカメラはレンズと銀塩フィルムに代わる
撮像管で構成されています
テレビの銀塩フィルムに代わる撮像管は
、
感度の高いイメージオルシコン管が
使われていました
イメージオルシコン管は電子倍増部と
いう工夫がされていて
フィルムより感度がかなり高かったのです
映画スタジオの眩しいくらいの照明に比べて
テレビスタジオは照明も大がかりでは
ありませんでした
それがテレビジョンが営業的に
成り立ったと云われていました
テレビの心臓部はイメージオルシコン管です
テレビカメラでレンズから映像が投射される
イメージオルシコン管の光電面の面積は
24㍉×36㍉のライカ判と同じでした
そこで35㍉写真カメラのレンズが流用されました
当時は、まだズームレンズは現れていません
単焦点レンズ=35㍉、50㍉、85㍉、135㍉、180㍉
200㍉、250㍉、300㍉、400㍉、500㍉
600㍉などのレンズマウントをテレビカメラ用に改造して
ターレット盤に取り付けられました。
映画フィルムは35㍉ライカ判の半分の
ペンサイズで作られています
何千人もの観客が入る大劇場の大スクリーンに
鮮明な映像を写しだしています
映画フィルムの倍、35㍉ライカ判の面積を使うテレビは、
小さな14吋の受像機にピントの甘い、
コントラストの低い貧弱な映像を写していました。