急拵えの台所暗室で
印画紙現像液(モノクロ)の液温管理は
22℃~19℃でした
当時の写真雑誌では
冬場の現像液の温度管理は
少し大きい目のバットにお湯を入れて
そこへ少し小さい目の現像バットを
入れる(湯煎にする)
夏場の液温管理は冷蔵庫の
氷をビニールの袋に入れて
現像バットに入れるよう書かれていました
熱湯や冷蔵の氷を直接現像バットに
入れる私のやり方では現像液が少し薄められます
私は現像液が薄まるより、液温を20℃付近で
揃えるほうが大事だと考えていました
私の引伸機はラッキージュニアでした
引伸機のレンズマウントは、ライカマウントです
ある日、試しにライカのコーテッドエルマー
F3、5。50ミリをつけてみました
イーゼル上の、ピリッとしたピントに
高コントラストの画像を見て引伸機のレンズが
いかに大事か痛感しました
当時、引伸機のレンズの相場は
3500円ぐらいでした
… … …
そこへELニッコール50ミリ、F2、8(日本光学)で
価格が15000円が現れました。