引伸機にプリントするネガフィルムを
装填するには
ネガフィルムをネガキャリアーという
2枚のガラス板に挟んで引伸機に入れます
ネガフィルムを入れて引伸機の電球を
点灯すると拡大されたネガの画像が
引伸機の台上のイーゼルに
映ります。
ガラス板のネガキャリアーを使うと
ニュートンリングが現れることがありました
ニュートンリングはプリント画面のどこかに
虹色をした同心円状の縞模様です
引伸しレンズのピントを合わせて
ニュートンリングが出ていないか
露光する前にイーゼル上を
調べるのですがわかりにくいものです
露光を済ませて印画紙の現像処理を
すませて改めてプリントをよく見ると
ニュートンリングが出ていることがありました
このニュートンリングを防止するために
ガラス板2枚のネガキャリアーの代わりに
真鍮製のクロームメッキ2枚にした
金属ネガキャリアーが
ありました
金属ネガキャリアーは中心に
24×36ミリ(35ミリ判では)
の窓が開けられています
この窓の開いた金属板2枚で
ネガを挟むようになったのが
金属ネガキャリアーです