京都・嵐電(らんでん=京福電鉄)の
太秦駅(うずまさ)、帷子ノ辻駅(かたびらのつじ)に
松竹太秦撮影所、東映、大映と映画撮影所が集まっていました
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もう一つ、松竹下加茂撮影所がありましたが
所内のフィルム倉庫の失火で閉鎖されています
京都に撮影所があることで
時代劇映画の制作は便利でした
嵐山の嵯峨野、保津峡の落合、天竜寺、
大覚寺および大沢池、広沢池、桂川
藤原堤、御室の仁和寺、妙心寺、
南禅寺、下鴨神社、上賀茂神社、大原野の竹藪、
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すこし離れて、琵琶湖の近江舞子(雄松)、近江八幡
姫路城など時代劇のロケーションに欠かせない場所が
近くに沢山あります
日本で映画(活動寫真)制作は
東京で始まったらしいのですが
関東大震災で撮影所を急遽、京都に
移したのだそうです。
その後、京都は戦災も免れていよいよ時代劇制作には
欠かせなくなりました。
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時代劇連続テレビ映画「暴れん坊将軍」
「名奉行遠山の金さん」
では大覚寺と大沢池のロケ・シーンが毎週ありました