テレビ生ドラマを制作する
ディレクターはスタジオ・サブ
(副調整室)に座っていますから
スタジオ内では
ADさん(エイディ=アシスタント・ディレクター)が
ドラマ、生番組(公開も含めて)の進行の中心になります
ドラマのリハーサル時のラップ・タイムと
ドラマ本番の時間経過を見て時間がかかっていたら
ADは腕をぐるぐる回して演技を急ぐように合図します
「巻きをかける」といいます
… … …
また、演技の時間経過が早いときは
両手でゴム紐を引っ張るような
ゼスチャー「伸ばしをかける」で
時間調整をはかります
ADさんの時間調整にも
関わらず時間が長引けば
ドラマの1シーンをカットします
… … …
反対にドラマの演技、段取りが良すぎて
放送時間より
短くなることがあります
放送時間が余るときは
スタジオ内のADさん
または副調整室のディレクターから
「捨てカットを用意してください…」と
インターカム(スタッフが連絡用につけているヘッドセット)を
通して連絡してきます
… … …
後コマーシャルに関係のないカメラが
セット居間の生け花壺や
アレンジ花束などを見つけて
適当な構図で写します
… … …
このカットをドラマ終了後に挿入して
時間が来たら後コマーシャルに入ります
そして生ドラマ番組は終了です