【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
経営コンサルタント起業日記を読むポイント
日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
迷った挙げ句の決断は??
毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。
【 注 】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。
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10月第2週 総集編
十月六日(日) 目指すべき経営コンサルタントの姿
毎日曜日の早朝散歩では、キンモクセイの香りが処々に漂っていました。関西以西ではギンモクセイが多いようですが、東京では少ない。
昨日読んだ経営コンサルタントのバイブルが気になり、妻の買い物支援をしながらも、帰ってきてからも、頭の中をグルグルと回っているような気がした。
話があまり上手でない自分には「講演・執筆型」の前半である、講演型はあまり自分には合わないような気がする。第一何を講演するのかイメージが湧かない。社員研修型というのは、自分が社員研修を何度も受けてきたので何となくイメージが湧く。
最初の顧問起業支援型というのが自分にはぴったりだと思うが、一体、土のようにコンサルティングをして行くのだろうか、大きな壁にぶち当たった気がする。
自分がこれからお世話になる竹之下経営では、どのようなコンサルティングをしているのだろうか。
十月七日(月) 親友とのホンネの語らい
昼休みに、同期の秋元と、いつものちょっと高級なレストランで昼食を一緒にした。ここのBLTはうまい。BLTは、ベーコン、レタス、トマトの頭文字をとった、アメリカ人らしい命名である。
部長に辞表を出す前に秋元とは会っているが、辞表を出してから会うのは初めてである。秋元からは[脱サラの気分はどうか」と訊かれたが、なんと応えて良いのか迷った。気の置けない相手だけに、[何となく気分が軽くなった」と本音を吐露した。
「そんなもんかね」という返事は、やはり秋元としての率直な返事なのだろうが、サラリーマンを辞める決心がついていない彼にはわからないのだろうとも思った。
帰りがけに「原点に戻ってネットで経営コンサルティング業独立起業について調べてみるのもいいんじゃない」とアドバイスをもらった。
十月八日(火) 経営コンサルタントとネット情報
昨日、秋元からアドバイスをしてもらったネットで経営コンサルティング業独立起業について調べ始めた。
コンサルタントに関する情報をインターネットで集めようとすると、あまりにも多くてどの情報を見たらよいのか迷ってしまう。絞り込もうと思って検索キーワードを「コンサルタント 開業」等と変えると多少近いサイトがリスティングされるが、まだあまりにも多く、なかなか欲しい情報になかなかたどり着けない。
「コンサルタント」では、範囲が広すぎてしまう。一方で、絞り込みすぎないで、トップの方に出てくる情報は、価値があるのではないかと考えた。「コンサルタント」だと、税理士などの士業も含まれてくるので、「経営コンサルタント」というキーワードで検索してみた。
Googleで「経営コンサルタント」をキーワードとして検索してみると、なんと日本経営士協会の理事長の「経営コンサルタントへの道」がトップ表示で、懐かしさすら覚えた。
経営コンサルタントを目指す人の六十%以上が閲覧すると言われるだけある。何度も見ているサイトなのに、新しい発見もあった。大学生が経営コンサルタントを目指すにはどう取り組んだらよいのかというテーマがあり、経営コンサルタント独立起業に関する幅広い情報提供している協会理事長の懐の深さを感じた。
十月九日(水) 明和大学リバティアカデミー講座
日本経営士協会のトップコンサルタント達が講師をする明和大学の「企業経営を斬る」という講座の第一回目が今日開講である。今日のテーマは「経営者を斬る」で、講師は、協会理事長であった。http://info.jmca.or.jp/seminar/301/detail/2013_2_meiji.htm
経営コンサルタントの実践に基づくケーススタディによる講座であると、講座全体のコンセプト説明から始められた。申し込むときに、ケーススタディというキーワードが受講決断に決めてであったが、改めてその説明を聞くと、全八回への期待が膨らんだ。
講師から、経営にはあたり前のことがあたり前にできることが重要であると、これまで何度も聞いた言葉であったが、改めてその重要性を確認できた。
ケーススタディは、横浜にある記帳代行会社の社長さんのお話であった。何となく弱々しい語り始めであったが、パワーポイントを巧みに操り、自分の会社の特徴である、女性だけの会社、おもてなしを始めとした顧客満足度の高い企業作りのために、従業員マゾ九度を重視した経営だという。
話に引き込まれるにつれ、この社長さんの言葉にぐいぐいと引き込まれる自分がふしぎであった。その後のワークセッションで、他の受講者も私と同様な思いであったことを知り、受講者満足度の高さを感じられた。
十月十日(木) チームマネジメント
今日は、十月第二木曜日なので日本経営士協会の知修塾かいさいびである。
先月までは、問題解決手法がメインテーマであったが、今月からテーマが「チームマネジメント」に変わった。知修塾コーディネーターの笹本先生から、その趣旨説明があり、早速本題に入った。
さすが、経営コンサルタントだけあってテーマ選定がうまいと感じた。商社の課長職を務めている私にとっては、もっと早くこのテーマで勉強できていれば、違い管理職になれていたかもしれない。
知修塾が終わってから、笹本先生に呼ばれて十二月の知修塾で、大手企業課長職の経験をベースにしたチームマネジメントについて、テキストをベースにして講師を務めるように依頼された。知修塾塾員としての義務であり、権利でもある講師の順番が、これほど早く廻ってくるとは思わなかった。
十月十一日(金) キーワードを変えてネットで検索
昨日の日本経営士協会の知修塾での講師指名や一昨日の明和大学の講座の余韻が残るまま、その前にやっていた、ネットで経営コンサルティング業独立起業に関するウェーブサーフィンを行った。
昨日は「経営コンサルタント」をキーワードとしたが、今日はキーワードを変えてAND検索で「経営コンサルタント 起業」として絞り込み検索をした。「経営コンサルタントへの道」と異なる情報提供があったが、これはと強く印象づけられるサイトは、残念ながら見つからなかった。
十月十二日(土) チームマネジメント講演のストーリー造り
先日、日本経営士協会知修塾の笹本先生の指示による十二月に担当するテーマとストーリー造りに朝から取り組んだ。
知修塾は、塾員が輪番で講師を務め、与えられたテーマについて、自分でパワーポイントに整理し、それを講師として発表するというユニークな研修会である。そこでは、知識の修得と講師としての表現力を体得することが目的とされている。
良い経験になると考え、与えられた「チームの課題を把握する」というテーマでストーリー造りを始めた。(「チームマネジメント」古川久敬著日経新聞社)
チームが目指すべきことはなにか
目標や課題と人的要因
リーダーとしての行動を効果的にする
まとめ
自分の課長としての体験から、とりあえず上記のように起承転結を念頭におき、四部構成にした。
念のために、日本経営士協会の相談員の先生に、意見を聞くためにメールを入れた。
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