■■【経営コンサルタントのお勧め図書】東京五輪招致成功の要因<o:p></o:p>
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「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。<o:p></o:p>
日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。<o:p></o:p>
<v:shape id="図_x0020_2" alt="http://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif" o:spid="_x0000_i1029" type="#_x0000_t75" style="width: 12pt; height: 12pt; visibility: visible; mso-wrap-style: square;"> <v:imagedata o:title="240" src="file:///C:UsersN4977~1.IMAAppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image002.gif"></v:imagedata></v:shape><o:p></o:p>
■ 今日のおすすめ<o:p></o:p>
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『人はチームで磨かれる』(齋藤 孝著:日本経済新聞出版社)<o:p></o:p>
<v:shape id="図_x0020_3" alt="http://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif" o:spid="_x0000_i1025" type="#_x0000_t75" style="width: 12pt; height: 12pt; visibility: visible; mso-wrap-style: square;"> <v:imagedata o:title="240" src="file:///C:UsersN4977~1.IMAAppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image002.gif"></v:imagedata></v:shape><o:p></o:p>
■ 東京五輪招致成功の最大の要因はチームワーク(はじめに)<o:p></o:p>
東京五輪招致成功の最大の要因は何でしょう。専門家の間で言われているのは、カリスマの石原前東京都知事が辞任し、カリスマ体制からチーム体制に移ったことが一番の要因と言われています。加えて、カリスマが居なくなったので、チームのチームワークが有効に機能した、著者の言葉を借りれば、「チーム全員が当事者意識、リーダー的な気概を持ち、なおかつチーム全体が調和を持ち、招致の成功という目的に向けて走った」からだといわれています。<o:p></o:p>
東京五輪の招致成功の最大の要因がチームワークであったとの事実から、今日は、企業経営の重要な成功要因の一つが、「チーム」という組織及び「チーム力」にあることを学んでみましょう。<o:p></o:p>
ここで著者が言う「チーム」とは、既存組織内に作る、あるいは既存組織も含めた「チーム」、及び組織横断的に作る「チーム」の双方を指していることに留意してください。<o:p></o:p>
<v:shape id="図_x0020_4" alt="http://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif" o:spid="_x0000_i1026" type="#_x0000_t75" style="width: 12pt; height: 12pt; visibility: visible; mso-wrap-style: square;"> <v:imagedata o:title="240" src="file:///C:UsersN4977~1.IMAAppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image002.gif"></v:imagedata></v:shape><o:p></o:p>
■ 新しい時代のビジネスの成功は「チーム」と「チーム力」にかかっている<o:p></o:p>
【初対面の四人が高揚感に包まれるまで】<o:p></o:p>
これをしたら、チームメンバーの高揚感が間違いなく出てくる方法をご存知ですか。恥ずかしがらずにやって見ましょう。効果は目に見えて出てくるでしょう。<o:p></o:p>
先ず「メンバー内で自己紹介をし合うと共に、握手とハイタッチをすること」。知的なディスカッションの前に、身体的な次元を活性化させることが重要です。<o:p></o:p>
二つ目は「論じないでアイデアを上乗せせよ」です。ブレーンストーミングのルールに、「批判厳禁」「自由奔放」「質より量」「結合改善」の四つが有ることはご存知と思います。同じことを言っているのです。すなわち重要なことは、一人のアイデアを聞いてイメージを膨らませて、「ならばこういうのはどうだろう」とアイデアを上乗せしていくことです。さらに言えば、お互い名前を呼びあい、褒め合う「○○さんグッドアイデア」等とやれば効果抜群です。<o:p></o:p>
三つ目は「誰かがアイデアを言ったら拍手で讃えよ。いいアイデアだと思ったらハイタッチを求めよ」です。<o:p></o:p>
この三つのアドバイスを実践すると、場は一気に盛り上がる。これは、やや大げさに言えば、人の潜在的に持っている、生きる喜びを覚醒させるからです。組織の活性化、企業経営の成功要因なんて、こんな当たり前のことから始まるのです。<o:p></o:p>
【何故企業の採用基準の第一はコミュニュケーション能力か】<o:p></o:p>
企業経営の成功要因は「チーム力」です。新しい「チーム」でも「既存の組織」でも、メンバーが学習能力を持ち、チームとして思考する事を求められています。メンバーとしての役割を只こなすだけではなく、時にはリーダーの役割も分有する、ビジョンを共有し、相互にフィードバックしていく。その様なシステム思考を全員が出来る「チーム力」が成功をもたらすのです。その基盤となるのがコミュニュケーション力です。ミーティングで「黙っていた者勝ち」の風潮、ある意味で日本人の「恥の文化」の欠点を捨てなければ、企業経営は成り立たない時代になっています。<o:p></o:p>
【勉強会は有志だけではなく、チーム全員で習慣的に行おう】<o:p></o:p>
テキストを使い、お互いが交代で発表する。一人では難しいが集団の力で継続してできるようになります。発言の内容には拘らず、必ず全員が発言するというルールが大切です。事前に勉強をしてこなかった場合は、いたたまれなさを感じ、責任を感じ次回からは必ず事前勉強をするようになります。このようにしてチーム意識が醸成されるのです。<o:p></o:p>
かつては自主性が重視された時代がありました。しかし今の時代は「一人も放置しない」「皆でやるのだ」と言うメッセージが必要なのです。<o:p></o:p>
これにより企業文化が変わり、「チーム力」が付き、企業経営の大きな成果に繋がって行くのです。<o:p></o:p>
「学習する組織が誕生するための舞台は整った。全権を担った一人のCEOが頂点に君臨するピラミッド型の古いマネジメントスタイルは、力の共有、チームワーク、平らな組織、仲間同士の相互評価という新しい力学へとその座を譲りつつある」(ピーター・クライン バーナード・サンダース著『こうすれば組織を変えられる』より)<o:p></o:p>
学ぶとは、命令系統とは対極にある。知的刺激のある自由な雰囲気。組織はこれを目指す時期に来ています。<o:p></o:p>
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■ 「チーム」「チーム力」に視点を当てれば、新たな何かが生まれる(むすび)<o:p></o:p>
この本についてご紹介してきましたが、ぜひ皆様のお仕事に関係して、「チーム」「チーム力」に視点を当て、何か出来ることはないか考えてみてください。今までにはない、新しい何かが生まれてきます。それは東京五輪の招致決定により、日本の未来に希望が生まれてきたのと同様に、皆様の企業に仕事に、新しい希望を生むことになるのではないでしょうか。<o:p></o:p>
<v:shape id="_x0000_i1027" alt="http://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif" type="#_x0000_t75" style="width: 12pt; height: 12pt; visibility: visible; mso-wrap-style: square;"> <v:imagedata o:title="240" src="file:///C:UsersN4977~1.IMAAppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image002.gif"></v:imagedata></v:shape><o:p></o:p>
【酒井 闊プロフィール】<o:p></o:p>
10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。<o:p></o:p>
企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。<o:p></o:p>
http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm<o:p></o:p>
http://sakai-gm.jp/<o:p></o:p>
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【 注 】<o:p></o:p>
著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。<o:p></o:p>
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