■■【経営コンサルタントからのメッセージ】 国際的な経済支援もブランドに時代
日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
その協会の会員の声を毎週火曜日に、ブログを通じてお伝えしています。
今回の担当は、日本経営士協会理事の石原先生です。先生は、日本経営士協会のメールマガジン編集など、広報関連の業務を担当しています。
処々でお書きの原稿の中からひとつ、ふたつを選んで、原則として原文のままですが、一部当方で複数を合わせて再編集したうえでお届けすることもあります。
国際的な経済支援もブランドに時代
企業と組織のマーケティング戦略の1つである「ブランディング」という言葉が、近年良く使われます。
「ブランド」は高級消費財に限らず、商品やサービス、それらを供給する企業や団体のほか、人物・建築物・史跡・地域・祭事など、あらゆるものに求められます。顧客にとっての価値を高めていく「ブランディング」は共感や信頼などが基盤となるのです。
大量生産、停滞の時代を経て、個々がオンリーワンを目指すブランディングの時代です。当協会でも「ブランド」向上に取組んでいます。
国際的な経済支援もブランドの時代です。FOCACは、中国・アフリカ協力フォーラムのことで、3年毎に開催されます。中国がアフリカ諸国支援のために主導している公式フォーラムです。一方、日本が主導するのがTICADです。
TICAD(アフリカ開発会議)で日本は今後3年間で官民総額3兆円の支援を約束した。アジェンダ2063(2063年までにアフリカ諸国の経済を変換する)の実現に全面的に協力する方向。既にアフリカに深く入り込んでいる隣の大国の「富を収奪し、現地の雇用を生まない手法」に、アフリカで反発が広がっており、日本への期待は高い。
安倍首相は「日本は、太平洋とインド洋、アジアとアフリカの交わりを、力や威圧と無縁で、自由と法の支配、市場経済を重んじる場として育て、豊かにする責任を担います」と宣言。
世界は英国のEU離脱で混乱、日本は北東アジアとの関係でギクシャクしてますが、アフリカと日本の関係強化が、アベノミクスの突破口になることを期待します。
【筆者】 石原 和憲 先生
新環境経営研究所所長
日本経営士協会登録経営士、横浜経営支援センター センター長
大手事務機器メーカーに永年勤務後、経営コンサルタントとして独立。
「21世紀の環境経営を実現する技術コンサルティング ~地球環境に優しい21世紀のモノ作りを実現すべく、リスクマネージメントの視点で企業経営を支援する~」という理念の基にご活躍
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【 注 】
原稿時期と季節感やタイミングが合わないことがあります。原則として筆者の現行通り掲載しますが、前述の理由等から、発行者が、文章を変更した部分もありますが、ご容赦くださるようお願いします。
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