・・ 日本の企業が21世紀に勝ち残って
・・ 行くための戦略を、日本政府が標榜する
・・ 「文化産業立国に向けて ~文化産業を
・・ 21世紀のリーディング産業に~」という
・・ 課題である「クールジャパン」に見てみ
・・ ようと思います。
・・ 経営者・管理職として、経営士・コンサル
・・ タントとして、あなたの生きる道が拓ける
・・ かもしれません。
1.「文化産業立国」「クールジャパン」のねらい
1-3 ソフトパワーのグローバルな対応 2
一方で、日本のイメージは、韓国や中国を始めとする新興国の台頭により、以前ほどには高くない現状も無視できません。韓国映画の日本における評価も高いものがあります。これは、韓国のクリエイティブ産業振興策の賜とも言えます。韓国では、ファッション、音楽、映画などの産業振興を通じて、韓国にイメージアップを国を挙げて行っています。その結果かどうかはわかりませんが、例えば香港における日韓の評価はある部分においては予断を許しません。韓国製品は「時代を切り拓いていく感じ」、「活気や勢いを感じる」という評価項目について、日本製品を上回っているのです。(出典:博報堂グローバルHABIT調査2006-2009)
経済成長の著しい国として、ベトナムを忘れることはできません。ベトナムでは、韓国製の化粧品の方が、日本商品より若々しいというイメージが定着しつつあります。日本の化粧品は、「お母さん達の時代」と古いイメージなのです。化粧品品質に対する評価も、両者はほとんど変わりがなく、価格の安い韓国化粧品側かもには認可が高いのです。その結果がコンテンツに対するイメージにも現れています。名前が知られている女優の数は圧倒的に韓国が多いという結果が出ています。(出典:ドリームインキュベーター調査)ベトナムにおける評価は、中国富裕層の日本化粧品に対する評価とは異なっているのです。
日本人は、日本製品の品質は世界一だと思っていますが、海外の評価は必ずしも、われわれが思っているほど高いものではないのです。例えば、それが「日本製品は価格に見合うだけの価値があるとは思わない」という声が返ってくるのが大半のようです。
一方で、全ての項目において日本の評価は低いわけではありません。「カッコイイ・センスがいい」「明確な個性・特性のある」などの項目ではアジアにおいては高い評価を得ています。この辺の評価を活かし、どの点に差異化を求めるかを追求していくと日本のクールジャパンにおける生き方が見えてきそうです。
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