kenharuの日記

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熊野本宮大社

2010-01-10 | 旅行記
湯の峰温泉の朝は氷点下まで下がった。
気温が下がると温泉街は湯気に包まれ、なかなか情緒がある。
湯気の湧き上がる川沿いの坂道を、カミさんとブラブラ歩き、朝湯をつかいに行った。
湯の峰は、とても良い温泉だった。

朝食後は、熊野本宮大社へ。
今年は初詣をしていなかったので、長い石段を登って参詣。
今年も元気に遊べますように・・・

ボクはバードウォッチャーなので、境内にあるというヤタガラスの像を探し回って、撮影した。

ヤタガラスは、古事記や日本書紀に出てくる伝説上の鳥で、足が3本もある。
神武天皇が熊野で道に迷った時に、このヤタガラスが道案内をしてくれたため、首尾よく戦に勝てたのだと伝えられており、熊野神社に祀られている。

ヤタガラスはサッカーの日本代表チームのシンボルマークにもなっている。
なるほど足が3本もあれば、サッカーには有利だろうな。


狭くて曲がりくねった国道168号(十津川街道)を、五條方面に向けて走った。
日本で一番長いという、谷瀬の吊り橋に立ち寄った。


温泉のある道の駅「吉野路大塔」に到着。
今日はあまり走らずに、ここでノンビリするつもりだったが、駅の周りには雪が残っている。
明朝は道路が凍結しそうだし、今夜はまた雪になるかもしれない。

安全第一だ。
P泊をやめて一気に山を下り、紀ノ川沿いの国道24号へ。
五條市を抜けて、明るいうちに、かつらぎ町の道の駅「紀ノ川万葉の里」に到着した。
この駅は国道沿いだが、建物の裏側にクルマをとめれば、割合静かに眠れる。
近くの日帰り温泉「蔵の湯」で、今日2回目の入浴をした。
「5つの源泉」をうたっていて、入浴料は800円もしたが、湯の峰温泉の後だけに、つまらない入浴だった。


★余談だが、ヤタガラスの民話を紹介★

昔は犬も3本足だった。
ヤタガラスは、空を飛べない犬が3本足では不自由であろうと、自分の1本を犬にあげた。
これで犬は4本足になり、カラスは2本足になった。
こんな事情があるので、犬は神の使いであるヤタガラスから頂戴した、もったいない足を汚すまいと、片足を上げてオシッコするようになったのである。
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