kenharuの日記

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稚内へ

2012-06-23 | 旅行記
サロベツ湿原センターの駐車場で、3度目の朝を迎えた。
早朝4時の車外温度計を見ると7度。
時々小雨が漂う湿原をうろついてみたが、今朝も鳥が少ない。
7時前に鳥探しをあきらめて引き揚げた。

クルマに戻って、熱い朝粥を食べていると、ドアをノックされた。
お客人は、4月の九州旅でお会いした、福岡ナンバーのジルさん。
九州の次に北海道で再会というのは、いかにもリタイヤキャンパーどうしらしい。
しばらくおしゃべりを楽しんだ。

昼食後に、湿原の別のエリアを歩いてみたが、やはり鳥の出は悪い。
ちょうど給油が必要になったので、町に出ることにした。

お気に入りのオロロンラインを通って、稚内までのドライブ。
天候に恵まれれば、6月下旬の、天塩から稚内に至る海岸道(オロロンライン)のドライブは、感動ものである。
北国の植物たちが、一斉に花を咲かせるから、延々数十キロにわたって、道の両側に見事な花園が続く。

晴れれば、左の車窓には利尻富士が見えるのだが、今日見えたのは、そのてっぺんだけ。


花ウドやエゾカンゾウの群落に感動して、道端にレンタカーをとめる観光客が多く見られる。
ボクが是非お奨めしたいのは、肉眼だけでなく、双眼鏡で花園を覗き見ることだ。
双眼鏡を使えば、背の高い花の、少し下には別種の花々があり、さらにその下には、もっと背の低い植物たちが、無数に花を咲かせている様子を、色鮮やかに見ることが出来るだろう。

オロロンラインでは、野鳥の多い場所を見つけて、撮影するのも楽しい。
飛び回るノビタキやノゴマがとまるのは、だいたいが花の上になるからである。
今日も、そんな遊びをしながら走った。

最北の町、稚内に到着すると、いつものモダ石油に直行。
113円の軽油を65リットル入れて、満タンにした。
豊富町の軽油価格は127円だったから、入れずにガマンして良かった。

稚内からロシアまでの距離は、たった42キロしかないそうだ。
町に入ると、すぐにロシア人を見かけた。
道路看板にもロシア語表記がある。


買い物を済ませて、副港市場を冷やかして回る。
タラコやカニはロシア産がほとんどだ。
ハサミと足を全部もぎ取った、カニが格安で売られていた。

大きさの分かりにくい写真だが、かなり大きな胴体である。
試食は旨かったが、カニは食べた後にゴミが残るから、キャンピングカーには向かない。
だから試食だけ。

ロシアが近いので、市場の前にあるロシア料理店で夕食を食べた。


食べたのはこのメニュー。

たまには、異文化の味も楽しい。

休憩後に、副港市場の2階にある温泉「港の湯」で入浴。

今日は銭湯ではなくて、本物の温泉である。
ツルツル感のある、良い泉質だった。

P泊はオープンして間もない、道の駅「わっかない」
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