4日は野尻湖周辺から
戸隠高原へ入ります。
水芭蕉の季節ですので、
観られるかな
と思ったのですが、
戸隠神社付近は、
予想通り行楽客で大混雑でした。
あきらめて素通りし、
高原の分岐から鄙びた山村のはずの
鬼無里(きなさ)への道に入りました。
一転して、さすがに車も少なく、
静かな春景色の山道でありましたね。
山腹に散在する
山桜が綺麗であります。 ↓

峠に至ると、
山並みの向こうに白馬連山が見えます。 ↓

背後は戸隠の山が聳えています。

鬼無里の山里に至って、
「ここの、おやきがパリパリッとして
美味しいんです。面白いお店ですよ。」
と、前日宿のご主人がすすめてくれた
お店を覗きました。
いろは堂です。 ↓

入ってみると、
評判のお店なんでしょう、
沢山のお客さんで大混雑でありました。
座る場所を何とか確保して
二人で3個注文して、1個おまけです。
これが本日のお昼ね。
(ね、小食でしょ!?) ↓

たしかに、パリッとして美味しゅうございました。
さて、戸隠では
見逃してしまいましたが、
この鬼無里にも
水芭蕉の群生地があるとか。
何でも日本最大の
群生地であるとおっしゃる。
「これは、寄らずばなりませんな~」
と、車を走らせることにしました。
ところが、ようやく
群生地への分岐にさしかかると
さらに14キロと標識があります。
どうやら峡谷を遡った
秘境の地にあるようです。
うむ、と迷いながら、
でもせっかくだからと
車をさらなる深山へと
すすめることにしました。
何だかね、これが、
結果、「注文の多い料理店」風に
なってしまうのでありましたが。
ようよう、標高1200メートルほどの
自然園入口に着くと
入園料400円であります。
「車を置いて、シャトルバスに乗り換えてください。」
「バスを降りて、800メートルほど歩いて入口です。」
「雪、深いですから、長靴でないとだめです。
そこのお店で借りてくださいね。」
と、警備員の方がおっしゃいます。
おやおやこれは何だか面倒そうであります。
それに雨も降ってきました。
入園料、払ったので
長靴もバスも無料かと思ったら、
「長靴150円、バス片道200円」
と次々に料金がかさんできます。
「何だかね、だまし討ちみたいよね。」
と思っていると、
「帰りのバスは最終3時45分ね。」
と、係の人がおっしゃる。
「エエッ!それって入口にたどり着いて
すぐに引き返す時間じゃないの~?」
とさらにさらに
びっくりしてしまいました。
こりゃ、なべ嫁さんは
無理だとあきらめましたが、
なべさんは腹立てながらも
ここまで来たのだからちょっとだけでもと
行ってみることにしたのでありました。
(悔しかったけど。)
そんなわけで、ようやく奥深い
自然園入口にたどり着いたのであります。
(なべさん一人だけど。)

水芭蕉の群落ね。 ↓



標高1200メートルの所にブナの原生林が広がっていて、
これはやっぱりちょっとした時間では
とても探勝できません。
ハイキングの構えが要ります。
ちょっと入口を覗いただけで残念ながら
バスまで戻らざるをえませんでした。
(気温も低く寒いですし、雨も降ってるし。)
こんな調子で失敗でありましたけど、
なかなか良さそうなところだから、
またの機会ということであります。
そうしてもとの分岐の所までもどり、
この日のお宿である白馬への道を
あらためてたどるのでありました。
峠のトンネルを越えると、
いきなり前面に白馬連山が現れたのは
なかなか感動であったのですが、
山頂付近は雲に覆われ、
天気が荒れている様でもありました。

(山頂付近での6人の遭難は後で知ったのですが、
それはちょうどこの時刻の頃でありましたね。)