ライブに出かけたあと、
しばらくダウン気味でありました。
日がな1日体調不良。お腹の据わりが悪いです。
仕事はしていますけど。
三寒四温と言うけど、
なべさんの体調も三寒四温なのね。
ゴロゴロしながら最近、読んだ本をあげてみましょう。
藤沢周平;「用心棒日月抄」「静かな木」「冤罪」(文庫本)
やっぱり武家物が面白いね。貴重な癒し本。
でも周平作品を全部読んでしまったら、
楽しみなくなってしまうのが、こわいですね。
まだ読んでないの大部残ってるけど。
(なべさんの寿命も心配ですが。)
大江健三郎;「臈たしアナベル・リイ総毛立ち身まかりつ」(単行本)
最新作の「水死」を一応買ってみました。
でもその前に、つん読状態だった
この本を読んでおこうと思ったのですね。
どうも最近は大江に食指はあまり動かないのですが。
文体が持って回った言い方のように感じられて、
最近は気になってしまいます。
マルコ・イアコボーニ;「ミラーニューロンの発見」(ハヤカワ新書)
以前ある臨床心理の本を読んでいたら、
ミラーニューロンに触れているところがありました。
「手を振る相手を見ているあなたの脳では、
あなた自身が相手に向かって手を振るときに活動する
神経回路の一部が実際に活動する。」
「すなわち脳は、相手の行動の意味を、
一度自分の神経回路を意識下で動かすことで理解する。」
「へえーそうなんだ、これは大変。」と思って感心しました。
(ん?何が大変?)
それでもって、素人向けの解説本が
ようやく出たので、読んでみようと思ったのでした。
池谷裕二の脳の本なんかと重なるところもあるみたいで、
面白かったですね。
鶴見俊輔;「言い残しておくこと」(単行本)
俊輔さん、面白いですね。
戦後の彼の周りの人脈地図なんかが浮かび上がって興味深い。
とくにベ平連の動きなどは、
なべさんの高校生の頃を思い出して、
重なったりしますから、面白いです。
なべさんの最初の大がかりなデモ参加は
「佐世保エンプラ闘争」でありました。
高校3年の卒業前でありましたよ。
(わけもわからない後ろの方で、ショボかったけどね。)
福岡ハカセとか、池谷裕二とか科学読本を流行にまかせて、
読むんですけど、読んでるときは
「ふむふむ、なるほど、これは面白いね。」
と感心もし、啓蒙もされるのであります。
ところがいかんせん、文系頭のなべさんは、
読んでしばらく立つと、
「あれって、どんな内容だったかな?」
と、あまり頭に残ってないような気がするのです。
(悲しいですね。)