温泉探訪・諏訪周辺の続きを
書こうと思います。
温泉大好き友人がいるのです。
もう10数年も前に、
彼と八が岳の周りをぐるっと回る形で
温泉巡りをしたことがあります。
このときはよく回りましたね~
というほどたくさんの湯巡りをしました。
松本から、上田へ抜ける途中の鹿教湯温泉・「文殊の湯」。
(素朴な湯治場風の風情を残していました。)
それから別所温泉の「大湯」。
(「大師の湯」だったかもしれませんね。)
南へ下って、八が岳の東側から懐深く入り込んだところの「稲子湯」。
そして八が岳を南から回り込んで、
諏訪周辺の奥蓼科へと入り込みました。
彼と旅行するときの宿はいつも出たとこ勝負。
このときは、奥蓼科の「明治温泉」に泊まろうと思ったのですが、
果たせず、少し上流の「保科館」になりました。
「渋御殿湯」が近くにあるので、立ち寄り湯もしました。
保科館の露天湯も悪くはないのです。
翌日の早い朝方、寝ている彼を残して、
宿から渓流沿いに山道を散歩すると、
泊まれなかった「明治温泉」の裏手に出て、
高いところからこの1軒宿の姿を望むことができました。
これがなかなか風情があるのであります。
なべさんは、登山帰りに一度泊まったことがあるのですが、
友人にこの宿を紹介できなかったのは残念ですね。
(ちょっと少しだけ高いけどね。)
「明治温泉」パンフレットから↓ 上方に見えるのが保科館
蓼科から街へおりると、茅野・尖石遺跡の近くに
日帰り温泉「縄文の湯」があります。
人気があるようで、車が駐車場いっぱいに止まっていましたね。
「縄文の湯」パンフレットから↓
さらに、上諏訪駅の方に行くと、
この駅構内にはなんと温泉があるのであります。
入場券で入れば、湯に入ることが出来るのでした。
湯に入って、少し背伸びをすれば、
塀越しにホームの乗降客の姿が眺められて、
何ともその場違いの雰囲気が
ユーモラスで、愉快なのであります。
それから、さらに下諏訪の街筋へ入り込んで、
1軒の銭湯へ入り込んで、
その折の湯巡りの終点としたのでありました。
諏訪湖の夕日↓
え~と…これでいくつになりましたっけ。
八つですかね。
急ぎ足ではありましたが、楽しい旅でありました。
昨夏、鹿教湯温泉へ行ってみると、「文殊の湯」はとっくの昔に、
近代的な建物に変わっており、
昔の素朴な共同湯の姿はなくなっておりました。
「文殊の湯」入り口付近は昔のままでありましたが↓
現在の「文殊の湯」の外観↓
上諏訪駅構内の温泉も今はなくなって、
どうやら足湯に改装されてしまっているようです。
行けるときに行っておかないとあかんなあ、
ということでしょうか。
彼とは、秋田、山形、上州など
方々へよく出かけたものです。
(いつかまた書きますね。)
年下ながら、なべさんにとって
「遊びの師匠」のようなものですかね。
職場が離れて、しばらく彼との旅はご無沙汰しています。
近頃、その彼が
「山陰の温泉はいいよ~。」
と誘惑してくるのであります。