「履歴書、写真2枚、教員免許状、印鑑、
大学卒業証書を持参してください!!」
と、相手先がおっしゃいます。
「ええ!?大学卒業証書??」
そんなもの、あるかいな~。
と、困惑しつつ、
めんどくさがるなべさんは、
自宅の押入の段ボール箱をあさると、
何とか出て参りました。
序でに、高校の成績証明書とかも。
何十年前でしょう。
(物持ちが良いのね。)
昨日の昨日まで、もう少しで、
退職の無罪放免、全くの暇人、自由人、
ちょっと寂しい、さてどうしよう状態
だったなべさんなのです。
「『絵画教室』でもいくかな~」とか、
「落ち着いたら、東北ボランティアでも。
体力ないけど。」とか、
「東北ぶらぶら、お山のいで湯」とか、
とりとめなく、こたつに丸まって
色々考えておったのですが…。
非常勤講師の誘いがあって、
ついつい乗ってしまいました。
もともと拘束ある身でしたら、
色んな絡まりは面倒ですが、
自由人というベースに立てば、
「誘って頂く人がいる、
ありがたいことです。
縁は大事にしとこうね。」
と、いう気にもなるんですね。
心境の変化ね。
(たった6時間の講師ですし。)
というわけで、引き受けたものの、
何だか、履歴書なんて
新入社員みたいな心響。さらに
40年近く前の卒業証書なんてね。
果ては、あっちへ行って、講師登録、
こっちへ行って健康診断などと
色々指図されると、
なかなか面倒であります。
若い就活の人の気持ちも思いやられます。
「まだ誰にも言ってないから、
落ちても大丈夫よ。」
と、なべ嫁さん、
励ましやら慰めやらです。
(面接で落ちるんかいな??)