散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

年金記録漏れ物語(3)

2009-10-11 01:27:24 | 年金問題
社会保険事務所に行ってから、
5ヶ月後に

「ねんきん特別便」が来た。↓




さらに、その2ヶ月後には
「年金に関するお知らせ」はがきが来た。

いずれも、記録漏れのデータのままである。

こういうのってすごく頭にくるのね。

社会保険事務所に申し入れしたことは
全く無視されて、以前と同じデータを
脅迫みたいに送ってくるのであります。

多分、コンピューターによるルーティンワークなんだろうけど
非常に脅迫的。

そのたびに、訂正申し入れの返信を出すのも
ストレスがたまるのでありました。


そうこうしているうちに、
定年の年となり(今年のことね)
年金についての手続きが
始まっていくのでありまして、
(この当たりから、あー定年なんやな~
と実感もしてくるのでありますが)

9月には、社会保険事務所発行の
「年金記録証明書」なるものの提出を
職場で求められたのであります。

再度、社会保険事務所に
行かなければなりません。
前に社会保険事務所へ行って、1年と3ヶ月。
半年ぐらいで調査結果をお知らせするといいながら、
事務所からはなしのつぶて。
片一方では「ねんきん特別便」なるものがやってきて、
記録漏れのデータを「確認しろ」と脅迫してくる。

またまた、役所と徒労のやりとりをしなければならないのか
と思うと実にストレスのたまることでありました。

こんなこと、人生の無駄やから、
もうあきらめてもいいやと半ば思いつつ
出かけたのは、9月の半ばでありました。

前回は半日以上の仕事になりましたので、
今回は早めに出ました。
ところが、証明書発行の請求窓口は、
一般の相談窓口と違っていて、
本来の事務所で受け付けてくれたのであります。
道路向かいの喧噪と違って、
こちらはがらんとしておりました。

何と受付整理番号1番なんですよ。↓




この当たりから、
意外にも事態は好転してくるのでありますが、

担当者に「記録の証明書が欲しいのだが、
実は訂正の申し入れをしている最中で
いまだに何の返答もない…云々」
となべさんは抗議調で説明をすると、
担当者はあらためて調べてくれた。

と、すると意外なことに、
「2日前に、訂正が入ったばかりです。
これから郵送便でお知らせが届くはずです。」
とおっしゃるのでした。

こうしてあきらめていた正しい記録の証明書も
即日発行して頂いたのであります。

(しかし、「ご迷惑をおかけしました」程度の
おわびの言葉はひとつもありませんでしたな。
そういう習慣もマニュアルもないんでしょうね。)


まあ、とりあえずこうして
めでたしめでたしということなのですが。

年金手帳の記録が厳として有る
こんな簡単なケースでも
その訂正に2年以上もかかってしまう
というのはいったい何なんでしょうかね。

しかも、なべさんのケースは
デジタル化の際の入力漏れですから(多分)、
コンピューター上で宙に浮いている5000万件とは別物。
とすれば、いったいどれほどの表に出ていない
トラブルがあるんでしょうか。
ぞっとしますよね。

今は遠い昔、参院選のA総理なる人が
「今年度中には1件残らず調査を完了する!」
と叫んでいたことの、何ととんでもなく
でたらめだったことでしょう。

それにしても好んで役所とは
関わりたくないものです。


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年金記録漏れ物語(2)

2009-10-10 00:30:10 | 年金問題
さて、去年の6月、
社会保険事務所であります。

出かけると、
相談窓口は特別にこしらえてあって、
事務所の、道路をはさんだ向かいのビルの、
多分3フロアーぐらいをごっそり
借り切っているものでありました。

おそるおそる覗いてみると、
受付で整理券を渡されて、
通された待合いフロアーは
お年寄りで
いっぱいだったのであります。

気を利かせたつもりなのか、
テレビがどかんと真ん中にすえられていました。
「気長に待ってね。」
ということでありましょう。

さすがにさもありなんという有様ですよ。

「これはどうにもなりませんな~」と
暗い気持ちにもなったのでありますが、
でもこちらは歴然とした証拠があるもんね、
とも思い直すのでした。

すこし出足が遅れたようでありました。
結局待ちに待って、半日以上の仕事と
なってしまったのです。
(ひどいでしょう)


順番がようやく回ってきたときは、
「しまった、ボイスレコーダーでも持って来れば良かった。」
と思ったりもしたのです。

係の人に年金手帳と領収書を見せると、
コピーをとられました。
曰く「これから元をたどって調べてみます。」
(えー、、即訂正にならないの?こんなにはっきりしてるのに。)
(調べるって、結局わからなかったらどうなるの。)
曰く「そうなると第三者委員会に行くことになりますかね。」
(え、え、えっ!?)
(それで、調べた結果はいつ頃わかるの?)
曰く「半年ぐらいかかるかと思います。」

あれま、
こんなにはっきりと年金手帳の記録があるのに、
結局お役人さんは自分ではマチガイが
訂正できないってことなのね、
と実に唖然としたのでありました。

ボイスレコーダーを持ってこようが
これはらちがあきそうにありませんね、
とやっぱり暗いあきらめ気持ちになって
とぼとぼと帰途についたのであります。


どんなにたくさんのお年寄りが
同じような目にあって
暗然たる気持ちでいることでしょうね。


怒りに根気のないなべさんでありました。
しかしストレスフルなことでありました。


案の定、それから1年過ぎても
なんの音沙汰もなかったのであります。


(この稿、続くのであります。)
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なべさんの年金記録漏れ物語

2009-10-07 19:02:52 | 年金問題
宙に浮かんだ5000万件の年金記録
というのが、大騒ぎになった。

実はなべさんも他人事ではなかったのであります。
5000万件といえば、
日本の人口と年金対象者の人口を考えたら
ほぼ全員じゃないの
と考えても不思議はないことです。
なべさんもりっぱな日本国民だったのね、
という話。


定年が近くなったなべさんに
年金記録が届いたのは2年前の夏。↓↓



きっちりと12ヶ月分の記録が消えている。
すわっ大変と思って、返信でもって訂正を申し入れた。


それから、音沙汰なしで、1年近くも立って
「調査したけど、判明しませんでしたのよ。」
と以前と同様の1年分欠落の年金記録が届いた。
いかにも
「コンピューターにまちがいはないのよ~」
という感じだったのである。

多分、コンピューターの記録を眺めただけなのね。
コンピューターの画面を眺めて
「やっぱりまちがいありませんなー。」
とおおせになっているお役人さまの
顔が浮かんできて、
大人しいなべさんも
頭に来てしまいました。

コンピューター入力のその手前の
お役人さんのマチガイを
検証し、訂正するシステムはないんですな。
多分。


なべさんには、若いとき
就職浪人のバイト生活が
1年と11ヶ月ありました。
このとき国民年金に加入していたのですが、
このうち、1年分が
全くの記入漏れになっているのであります。

押入の箱の底から探し出した年金手帳ね。↓↓



幸い、手帳には記録と領収書まで残っておりました。
(ルーズななべさんとしては奇跡!?)
かくも明確かつ真理これうえない事態が
何故、すんなりと訂正できないか、
あらためて怒りに燃えたなべさんでした。

5000万の人も燃えているぞ!
とも思ったのであります。

らちがあかんと思って、
「ねんきんダイヤル」に問い合わせると、
近くの社会保険事務所に行くようにすすめられた。

さらに、
こういうアドバイスを受けたのでありました。
「私どもが申すのもなんなんですが、
お手元の証拠の領収書を
相手先に渡してしまわないようにしてください。
渡すのはコピーにして、
原本はお手元に保管してくださいね。」

オー、なんと親切なアドバイス。

そうして、なべさんはわざわざ休暇をとって
社会保険事務所へ出かけたのであります。

去年の6月のことでありました。


この続きはまた次回ね。



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