かつてはあちこちの鄙びた温泉巡りをやっていたものですが、
いつの間にか段々と遠ざかっておりまして、
コロナ禍になって以降、尚更思い立つ機会もなく、ご無沙汰でありました。
2日、なべ嫁さんと二人して、三瓶山エリアまでのドライブ。
山麓に着いたのがもうお昼。とりあえずは「三瓶蕎麦」でしょう、と思いつつ、
お目当ての蕎麦屋さんには振られて、国民宿舎さんべ荘のレストランへ。
でもって、腹ごなしに西の原で三瓶山を仰ぎ見て、東の原もお立ち寄り。
観光リフトはパスいたしまして、地元の共同湯「鶴の湯」さんであります。
玄関脇に手湯、足湯があります。
入浴料300円。自動販売機で入浴券を買って、入ります。
管理人もおらず、無人の共同湯。
でも、掃除が行き届いた休憩室がちゃんとあります。
地元の人の憩いの場でしょうか。この時間帯は無人でありますけど。
源泉34,5度ほどの湯が激しくかけ流し。
湯舟の湯は程よく過熱してあります。
もうひとつ近くに「亀の湯」という共同湯があって、
そちらは源泉の温度のままだそうです。
ともあれ、湯船に入ってみるなり、「あ~これが温泉だ~~。」
と、久々な感触を思い出し、つくづくしみじみ、なのでありました。
この鶴の湯の脇には薬師如来が祭っております。
「三瓶温泉志学薬師堂・一畑薬師如来」とありました。
感謝を込めてお参りしておきましたよ。
かつては二つ三つは温泉のはしごもしておったのですが、
寄る年波、そんな体力もなくなりフットワークも悪くなりました。
この三瓶温泉の近くには「小屋原温泉」、「千原温泉」など、
知る人ぞ知る人気の秘湯もあって、そのうちにと思いながら
行かずじまいのままであったのを今思い起こしております。