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ごっとさんのブログ

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加熱式タバコと健康リスク

2018-11-09 10:30:42 | 煙草
アイコスやブルームテック、グローなどの「加熱式タバコ」が大きくヒットしたことで、社会に少しずつ加熱式タバコを受け入れる空気が漂い始めています。

とはいっても嫌煙派はどんなタバコでも禁止すべきという論調が多く、まだまだその声の方が大きいような気がします。ここではやや喫煙者側(たぶんですが)のレポーターが、アイコスの製造元であるフィリップモリスの研究所の訪問記事を書いていましたので紹介します。

フィリップモリスの研究所は「キューブ」と呼ばれ、4500億円を投じて2008年に作られ、世界50か国から科学者やエンジニア430人で構成されているという大きいものです。ここで「リスクを低減する可能性のある製品」を専門に研究開発する施設としては、かなり信頼度が高いような気がします。

2025年に世界に10億人の喫煙者がいると予想されており、ここではこれらの人をなるべく早く、健康リスクの少ない喫煙方法に移行させることがミッションのようです。

これは「ハームリダクション」という考えに基づいたもので、文字通りハーム(害)をリダクション(削減)することを意味しています。この前提となっているのが、ニコチンは喫煙による病気の主な原因ではなく、ニコチンはたばこ(植物)をはじめ様々な天然の植物に含まれる自然由来の物質であり、毒性が少ないことは科学者も認めているとしています。

私はここまで言い切るのはやや疑問で、ニコチンの生理作用はいろいろ多く、病気の原因にもなりうるし毒性もかなり強いと感じています。ただ喫煙による有害物質のほとんどは、燃焼によって発生する化学物質であるというは確かな気がしています。

この筆者はキューブ内の装置を見学していますが、これは紙巻きたばことアイコスを横並びにして同時に吸引する、デモ用のスモーキングマシンです。装置をオンにすると紙巻きたばこに点火され、アイコスはホルダーのスイッチが入ります。

これを通常の喫煙時間作動させ、出てきた煙をフィルターに通過させています。この温度表示では紙巻きたばこは点火したばかりの状態では600℃程度が、吸引すると800℃以上まで上がり、アイコスは350℃付近で一定しているそうです。

このフィルターを比較するとタバコの場合は焦げ茶色に変色し、強烈な異臭がするのに対して、アイコスは見た目にも変化がなくごく僅かポップコーンのような匂いがする程度だったとしています。

その他色々な研究結果からアイコスはたばこの有害物質を90~95%削減できているとしています。私はアイコスに替えてから1年半以上たちますが、やや面倒で若干高くつきますがこのまま続けていこうと思っています。