本年度最後の特別な大会であるATPファイナルについては、前回詳しく書きましたが錦織はレジェンドのフェデラーに勝ったものの、アンダーソンに惨敗してしまいました。
決勝トーナメント進出をかけた最後の試合は、ここまであっけなく負けて2敗のティエムとの戦いになりました。錦織はアンダーソンとの試合で考えられないようなひどいテニスをしましたが、どこまで復調しているかが気になるところでした。
1セットは錦織はまだ前回の不調から立ち直っていないようで、サーブは入らずミスの多いテニスになっていました。ティエムも今までの試合と異なり、厳しく打ってポイントを取るスタイルから確実に返すという戦法に変わっていました。これが見事当たり錦織が一方的にミスをする感じで1-6で取られてしまいました。
2セット後半からやっと従来の錦織が戻ってきましたが、悪かった開始当初に許したリードを取り戻すまでにはならず、4-6で敗れてしまいました。
この後に行われたフェデラー-アンダーソン戦でフェデラーが完勝し、決勝トーナメント進出は1位フェデラー、2位アンダーソンと決まりました。
このファイナルの組み合わせが決まった時、錦織はフェデラーには負けそうだがアンダーソンとティエムには勝てるだろうと予想したのですが、全く逆の結果となりました。やはりテニスはやってみないとわからないものです。
もう一つの組からは1位全勝のジョコビッチ、2位2勝1敗のズベレフが勝ち上がりました。準決勝は37歳超ベテランのフェデラーと21歳若手筆頭のズベレフとなりました。
これは本当に面白い試合で、フェデラーの落ち着いて安定したショットや、ネットに出てのうまいボレーに対して、フットワークで決まりそうな球も返すズベレフの粘りの戦いでした。2セットとも接戦になりどちらが取ってもおかしくない展開でしたが、7-5、7-6でズベレフの若さが勝りました。この試合は録画して見ましたが、保存して見直す価値のある戦いと言えます。
決勝は王者ジョコビッチとズベレフという今大会2度目の対戦となりました。予選ラウンドではジョコビッチがストレート勝ちし、全てのサービスゲームをキープするという強さを見せていました。
しかし決勝でのズベレフは一味違い、サーブ、ストローク、ボレーと3拍子揃った強さを出してきました。これも良い試合となりましたが、若さのズベレフが若干勝っていたようです。20本を超える長いラリーの後ジョコビッチが座り込むという姿を始めてみた気がします。結局6-4、6-3でズベレフの初優勝となりました。
この大会で世代交代をいうのは早いのですが、次の世代が確実に育っているようです。錦織は怪我からの復帰戦ではATP下部の大会ですら初戦敗退したことを思うと、今年はよく頑張ってトップテン入りを果たしたと言えます。来年1月までの短い休みで、来年度の英気を養って活躍を期待します。
決勝トーナメント進出をかけた最後の試合は、ここまであっけなく負けて2敗のティエムとの戦いになりました。錦織はアンダーソンとの試合で考えられないようなひどいテニスをしましたが、どこまで復調しているかが気になるところでした。
1セットは錦織はまだ前回の不調から立ち直っていないようで、サーブは入らずミスの多いテニスになっていました。ティエムも今までの試合と異なり、厳しく打ってポイントを取るスタイルから確実に返すという戦法に変わっていました。これが見事当たり錦織が一方的にミスをする感じで1-6で取られてしまいました。
2セット後半からやっと従来の錦織が戻ってきましたが、悪かった開始当初に許したリードを取り戻すまでにはならず、4-6で敗れてしまいました。
この後に行われたフェデラー-アンダーソン戦でフェデラーが完勝し、決勝トーナメント進出は1位フェデラー、2位アンダーソンと決まりました。
このファイナルの組み合わせが決まった時、錦織はフェデラーには負けそうだがアンダーソンとティエムには勝てるだろうと予想したのですが、全く逆の結果となりました。やはりテニスはやってみないとわからないものです。
もう一つの組からは1位全勝のジョコビッチ、2位2勝1敗のズベレフが勝ち上がりました。準決勝は37歳超ベテランのフェデラーと21歳若手筆頭のズベレフとなりました。
これは本当に面白い試合で、フェデラーの落ち着いて安定したショットや、ネットに出てのうまいボレーに対して、フットワークで決まりそうな球も返すズベレフの粘りの戦いでした。2セットとも接戦になりどちらが取ってもおかしくない展開でしたが、7-5、7-6でズベレフの若さが勝りました。この試合は録画して見ましたが、保存して見直す価値のある戦いと言えます。
決勝は王者ジョコビッチとズベレフという今大会2度目の対戦となりました。予選ラウンドではジョコビッチがストレート勝ちし、全てのサービスゲームをキープするという強さを見せていました。
しかし決勝でのズベレフは一味違い、サーブ、ストローク、ボレーと3拍子揃った強さを出してきました。これも良い試合となりましたが、若さのズベレフが若干勝っていたようです。20本を超える長いラリーの後ジョコビッチが座り込むという姿を始めてみた気がします。結局6-4、6-3でズベレフの初優勝となりました。
この大会で世代交代をいうのは早いのですが、次の世代が確実に育っているようです。錦織は怪我からの復帰戦ではATP下部の大会ですら初戦敗退したことを思うと、今年はよく頑張ってトップテン入りを果たしたと言えます。来年1月までの短い休みで、来年度の英気を養って活躍を期待します。