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北京の人は西瓜がお好き

2014年09月25日 | 田舎生活の衣食住
 昨日の夕刻から雨が降り続けています。今日も終日雨の予報です。
 全く関係ありませんが、ふと初めて訪れた折りの北京を思い出しました。今からやく15年前の北京は、業務用自転車が溢れ、昭和の香りがしたものです。
 それが、わずか10年で、自転車は皆スポーツタイプ。そして車が増え、自転車は大分減っていました。
 そんな昭和の香りのする北京は夏真っ盛りでした。暑さにくらくらしながら観光地巡りをしたのですが、紫禁城でも、万里の長城でも…家族連れの中国人グループのお父さんが西瓜を抱えている姿が大分目に入りました。本当に小脇にむき出しの西瓜を抱えていたものです。
 そして、場所を選ばす、輪になってしゃがみ、西瓜を割って家族で食べていました。切るのではなく、割った状態。思わず二度見したくらいの衝撃でした。
 紫禁城の中でも、以前はそう厳しくはなかったのです。
 万里の長城にも小脇に抱えて上って来たのでしょう。
 この話を15年後の北京でしたところ、新参の同僚の日本人は「嘘だ」と信じませんが、その頃を知る日本人は同調してくれました。
 そして、夕方になると、お父さんとおぼしき男性の多くが、何故か、ビニール袋に入ったモヤシを携えて帰路に着いていました。
 そんな姿ももはや似つかわしくないほどに北京は発展しています。あの頃が懐かしいのは、通りすがりの観光客だったからでしょうね。
 因に、天津がそんな15年前の北京状態。こちらも10年も経てばすっかり近代化する事でしょう。
 天津から北京まで列車で戻った折り、乗り込んだのは、見覚えのある新幹線。「まるで新幹線みたいだ」と言ったところ、動向の同僚が。「新幹線ですよ」と。
 そう日本の新幹線の車両でした。払い下げか? 
 しかし、新幹線用のレールが設置されていないため、スピードは出ません。
 わずか数百円程で、グレードアップし一等(グリーン車)に乗れるので、初めてのグリーン車を体験しました。快適でした。

 


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