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「桐」のうんちく プロローグ

2005-02-11 08:00:00 | うんちく・小ネタ
aidukiri今さらですが、僕の職業は桐箱屋なんです。
マシンのように働くだけの男などではなく、皆さんが思ってるように、どちらかといえば、仕事以外で人生をたのしみたいと思っているタイプかな?

こんな僕ですが、一般人よりも、「桐」については多少知識があります。
ブログのネタもそうそう毎日あるわけじゃないんで、折にふれて、「桐」についてうんちくを語ってみようと思います。今回は、その第1弾。まずはプロローグ的に…。

「桐」は、日本の木材のなかでいちばん軽いんです。
材の周辺部の白色、中心部のうすい黄色はともにうつくしい光沢があって、やわらかくて加工しやすいんです。材の狂いも少なく、対湿性にすぐれています。
このようなすぐれた特質から、「桐」は高級材として利用されてきました。おもなものに、桐箪笥をはじめとする家具、下駄、琴、琵琶、書道や日本画の用具入れ、羽子板などがあり、桐紙、材をやいて絵画用の木炭などにもつかわれます。

最高級の「桐」は福島県産の「会津桐」(写真参照)とされていて、弊社では、会津桐のほかに USA 産、中国産を使用してます。

まッ、最初はこんな程度で勘弁してください。