高校2年生のころ、親父が入院して、
オフクロが会社を切り盛りしてた時期があった。
オフクロが早朝から出勤することが多くなったから、お弁当をつくるヒマがなく、
学校でパンを買って食べることがふえた。
高2といえば育ち盛りだから、パンがつづくともの足りなく、
ある日、学校ちかくの食堂にヤキソバを食べにいった。
ヤキソバを貪り食ってると、運悪く先生が2名食事にあらわれて、
学校を抜けだしての外食が発覚し、注意を受けた。
で、またパン食の日々がはじまった。
4~5日たつとやっぱり飽きてきて、もっと胃にガツンとくるものを食べたくなったけど、
外食は注意されたばかりだしということで、ラーメンの出前をとることを思いついた。
わが中津には「宝来軒」というラーメンの老舗があって、
中津人ならだれでも食べたことのある名店だ。
学校(教室)になど出前してくれるかどうかわからなかったけど、当たって砕けろと思い、
「2年1組の mf ですけど、満腹焼豚麺をお願いします」
と電話したら、意外にあっさり
「すぐお持ちします」
と、返事がかえってきた。
「ラッキー!」と思って教室でまってたのだけど、いつまでたっても出前がこない。
このままじゃ午後の授業がはじまると心配していると、校内放送で、
「2年1組の mf くん、至急職員室にきなさい」
という悪魔のアナウンスが流れてきた。
職員室にいくと、案の定、僕の満腹焼豚麺が担任の先生の机の上に…。
そう、宝来軒のおじさんは出前を職員室にもっていき、
「2年1組の mf 先生、出前をお持ちしました」
といって、去っていったらしい。
当然、先生はあきれ果てて、
「オマエ、先週は外食で、こんどは出前かよ!」
と、こっぴどく叱られた。
この話には後日談がある。
あの宝来軒が学校まで出前するということがわかって、
先生たちのあいだで空前のラーメンの出前ブームがおこった。
毎日のように、宝来件のラーメンが学校に出前されるようになった。
これって、僕の功績だよな…!?
オフクロが会社を切り盛りしてた時期があった。
オフクロが早朝から出勤することが多くなったから、お弁当をつくるヒマがなく、
学校でパンを買って食べることがふえた。
高2といえば育ち盛りだから、パンがつづくともの足りなく、
ある日、学校ちかくの食堂にヤキソバを食べにいった。
ヤキソバを貪り食ってると、運悪く先生が2名食事にあらわれて、
学校を抜けだしての外食が発覚し、注意を受けた。
で、またパン食の日々がはじまった。
4~5日たつとやっぱり飽きてきて、もっと胃にガツンとくるものを食べたくなったけど、
外食は注意されたばかりだしということで、ラーメンの出前をとることを思いついた。
わが中津には「宝来軒」というラーメンの老舗があって、
中津人ならだれでも食べたことのある名店だ。
学校(教室)になど出前してくれるかどうかわからなかったけど、当たって砕けろと思い、
「2年1組の mf ですけど、満腹焼豚麺をお願いします」
と電話したら、意外にあっさり
「すぐお持ちします」
と、返事がかえってきた。
「ラッキー!」と思って教室でまってたのだけど、いつまでたっても出前がこない。
このままじゃ午後の授業がはじまると心配していると、校内放送で、
「2年1組の mf くん、至急職員室にきなさい」
という悪魔のアナウンスが流れてきた。
職員室にいくと、案の定、僕の満腹焼豚麺が担任の先生の机の上に…。
そう、宝来軒のおじさんは出前を職員室にもっていき、
「2年1組の mf 先生、出前をお持ちしました」
といって、去っていったらしい。
当然、先生はあきれ果てて、
「オマエ、先週は外食で、こんどは出前かよ!」
と、こっぴどく叱られた。
この話には後日談がある。
あの宝来軒が学校まで出前するということがわかって、
先生たちのあいだで空前のラーメンの出前ブームがおこった。
毎日のように、宝来件のラーメンが学校に出前されるようになった。
これって、僕の功績だよな…!?