八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

松葉杖にまつわる思い出

2013年08月02日 17時10分07秒 | 日常
今から15年前、大学病院に入院していた時のことになるけど、『松葉杖』には因縁浅からぬものがある。
マヒ体幹にはどれほど松葉杖が心強く重要かは、あの頃は骨の髄までしみて分かっていたつもりだった。

昔身体で覚えていた松葉杖の心強さが、昨日になってはじめてマヒ半身に芽生えてきたとは、まさに小躍りしたいくらい嬉しさがあった。
両手で手すりを握り締めて行っている足踏みこそ、実は体幹を介して手足を一本の筋に鍛えあげる運動なのだ。
私はマヒ半身にこの松葉杖機能がしっかりついてこそ、はじめて自立歩行練習を開始できると思っている。
マヒ半身に芽生えてきた松葉杖機能を、今後どれだけ太く強くして行けるかが真の勝負なのだろう。

今朝もいつものように、マヒ半身のシミシミ&脱皮感を楽しみながらまどろんだ。
さて、今日はどんな一日が待っているべーかな?

午前中の足踏みを終えたけど、歩行に向けての感触はあくまで歩行時の総合感触で決まるので、
松葉杖力の表現はどうも誤解を招きそうなので止めて、今後は松葉杖機能と言い換えて行く。

だんだんよく鳴る法華のタイコ、もう回復感覚のブログ記録は無理。
ここまでくれば回復は止まることがないだろうから、これからはびっくりするような回復感覚を、逆にそのまま楽しめば良いのだ。
そうだ、そう割りきろう。

 参考)松葉杖にまつわる大学病院との因縁
     4月:大学病院OTが女房に自宅建築図面を持参させて、退院後の車イス生活のため廊下の拡幅リフォームを指導。
        (車イスのご主人のためなら、家の柱の2,3本切っても廊下の幅を広げる改築をすべき:病院側OT)
        金のなる木がある訳じゃなし、廊下拡幅は全面改築になるので拒否して、代わりに手すり据え付けリフォームを独自に実施。
     5月:3月の転院時から懇願してきた歩行リハビリのための松葉杖が、GW後の5月にやっと購入できた。
        いろいろ言訳しながら病院が杖購入を遅らせたのは、教授が私を将来とも歩行不能と診断済だったからだったようだ。
     6月:教授回診時に私の病床横の松葉杖を見て、教授が主治医(講師)を『車イスのリハビリに切替よ』と叱責。
        回診後に主治医と衝突して、宮城病院への転院を私から要請。

    橋出血による私の体幹マヒ・4肢マヒでは、将来とも歩行不可も当然の診断だったろうけどね。
    今のところ教授の診断どおり付添いなしでは自立歩行ができないけど、
    手すりを伝い歩く生活は当時から可能だった訳だから、まあ一応引き分けということにしておこう。

  思えば遠くに来たもんだ
コメント
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