大容量送電を担うがいし。次世代の100万ボルト送電に対応する超高強度懸垂がいしの生産、送電の質を高めるため、雷害防止装置として避雷がいしや、雪害防止用相間スペーサなど送電を支える碍子などを生産している。
日本唯一の会社 NGK日本碍子を見学した。
碍子の製造工程は、
製土(原石をミクロン単位に粉砕して、異物鉄粉などを除去)~土練~成型~釉薬を塗る~焼成(トンネル釜・マッフル釜・ドーナッツ釜)~検査~研磨~検査(内圧・電気・水熱検査)~組み立て~包装~出荷
世界最大級の生産力と高品質を誇る会社らしく工場内はきれいに整理されている。
話に聞けば、日本の碍子は白色と決まっているそうだが、ヨーロッパや北米は薄水色で、中東やアジアは茶色だそうだ。
色物の碍子が目に付く、インフラの遅れている外国向けが多いようだ。
1本いくらぐらいするものですか?と聞いたら・・・
100万ボルト12mものだと 3億円ぐらいだとか。
小さいものでも数十万円ぐらいだとか、
最近は外国製品に苦戦、海外進出してしのいでいるようだ。