2.「三葉葵の紋」発祥ゆかりの地といわれ花が池公園へ
西小坂井駅から田畑の中を2.1km歩いてきた新幹線脇に花が池公園がりました。
公園と言っても標識と花が池と葵の紋の説明が書かれた石碑があるだけの沼地です。
もともとは、15世紀の中頃に本多定忠・定助によって築城され、
約150年間、伊奈本多氏の居城だった伊奈城跡だったものが
新幹線の開通によって南北に分断され、伊奈城趾公園と花ヶ池公園となったものだそうです。
徳川家の葵の紋、発祥ゆかりの地ということは、
享禄二年(1529)徳川家康の祖父 松平清康が吉田城を攻略しさらに田原城を向かうとき、
伊奈城主本多正忠は、松平清康を伊奈城に招いて凱旋の祝宴を開き、
城内の花ヶ池にあった水葵の葉に肴をもって差し出した。
これは中国の故事にちなむもので松平清康は心づくしに大喜びし、
その後徳川家の家紋になっていたといわれているゆかりの花が池です。