カレンダー上、三連休明け。ヒトゴミ・クルマ少ないのは継続。
東京地下鉄車内は、相変わらず八割が板切れに向かう移動病棟。
もとからヘルナイアもちのじぶんもヒトゴトじゃない。
クビ・肩の痛みをストレッチや入浴で補うのを続けても、両手にしびれが出る。鈍痛。
帰って点けたAMラジオのチューニングを変えても説教くさく、脳ばかりが肥大。
うんざりしてNHKの英会話講座に辿り付く。まあ、これでいいかという適当さ。
じぶんにとって意味のない無縁世界が気分を散らす。頭痛を感じつつ。
研いだコメがヒタヒタになるのを待つ。
教授のサウンドストリート”デモテープ特集”一回目だろう。
英会話のやりとりにリズムを多重録音したヒトのテープに惹かれたのを想い出した。
それはスロッビング・グリッスル等々の影響下にあるだろうが、無名の一般の人が夜な夜な実験を行う方が断然面白い。当日感じたので覚えている。
■岡元清郎 「Demo Tape In Sound Street On ’80s」■
痛みをめぐり話せば”ちゃーんと、すぽーつ(うんどう)しているのかなぁ~?”と女医にいじられ・追い詰められる、月ごとの定期健診。
なにか自己主張せねばムチ打ちが待っているので、(”うぉーきんぐという病的運動じゃなく”と前説明後)ひたすら歩いている迷走をぼそぼそ話した。
その歩く距離のキチガイさに驚かれながら、「それはいいわネ」と急に上機嫌に顔を変えた女医。
「歩くのはイイわね。
でも、最近は全身運動が良いという効果が出ているのよ。有酸素運動とか・・・」その後は結局スポーツクラブの宣伝のように水泳やフィットネスに類する有体なおはなし。
「なあんだ」と思いながら訊いていると、両肩を回すポーズ。
まったく趣味ではない女医が手を回すたび、見える脇と突っ張る胸に「せんせい、その全身運動ってアレのコトですか?」と言いたくなるが、そんなことを言った日には往復ビンタを喰らうだろう。
ごきげんさんを維持してもらい、そろそろと去る準備をしながら相づちを打つ。
せんせいが尾野真千子さんなら・・・と妄想する余裕は現実には無い。
街を歩くうちに、持って帰ってしまったチラシや本類。それに、要求しないのに舞い込むチラシやタウン誌など。
それらが合体し堆積する紙のうず。
何とかせねばとチョキチョキすることに立ち上がったのは、この一ヶ月。毎回ゴミ出しの日にはひきづるような重さのゴミを出す。
紙や水が一番重い。
最初は必要な部分のみを切り取って後はゴミ箱に入れる、を続けていたが、しだいに大胆になりおおむね捨てるという狂人・強迫行為的になる日も多い。
そうでなければいけない。”これはアトに取っておいて・・・”というアトは無い。