
お天気続きで有明の月を、西の空で見る機会が多い。
満月の頃に比べる、やや欠けてきたが、白い月が儚げに見える。

昨夜、高山にいた頃の仲間が、彫刻用のクスノキの塊りを
手土産に訪ねてくれた。
よもやま話や、新天地で活躍している様子を聞き、
なんとなくほっとした。

今朝はクスノキを、阿弥陀如来坐像などをイメージ
しながら、手頃な大きさに割った。
かなり乾燥していたが、割ると同時に独特な香りが漂ってくる。

今日は円空仏彫刻の稽古日で、荒子観音寺の教室で過ごした。
第三木曜日は、円空仏拝観日に行われる体験教室で
使う教材作りをしている。

長さ16センチの三角柱で、檜丸太や柱の端材などを
加工して作っている。
千面菩薩のお土産用完成品と、顔だけを残した
半完成の教材の2種類を作る。
千面菩薩は円空仏彫刻の基本形と言われ、繰り返し作ることで
自分の腕も上がるので、おざなりに出来ない。