森の散歩道

四季の自然・野鳥・花・生き物など

室堂平~天狗平を散策 

2013-09-22 | 立山

 お天気が良いので21日立山へ行って来ました。室堂平の気温が10℃で涼しい風が吹いていました。

これから紅葉のシーズン、今は草もみじが美しい色合いを見せていました。

ミクリガ池周辺を歩いた後、天狗平まで散策しました。 コンデジが電池切れだったので望遠レンズで撮った写真です。

 

 ワレモコウの葉が赤く紅葉していました。

 

 イワイチョウの葉も、少しずつ黄色く染まってきました。

  

 雄山と室堂ターミナル 大谷の雪がこのまま融けずに残るのでしょうか?

 

 チングルマの種が、まだたくさんついています。

 

 

 

 クロウスゴの実  ブルーベリー

 

ナナカマド

 

 

 

 剱岳

 

ハイマツ

地獄谷周辺のハイマツが火山ガスの影響で赤く枯れているのが懸念されていますが、室堂平から天狗平の辺りのハイマツも、葉の下が枯れたようになっているのがとても気になりました。

ホシガラスの大好きな実も枯れて、ほとんどついていないようです。新芽の出方もいつもと違うような感じが心配でした。

行きのバスの中からホシガラスが2羽揃って山の下へ飛んで行くのを見たので、会えないかなーと期待したのですが、着いたのも昼近くでタイミングが悪かったです。

時折アサギマダラが飛んできましたが、それも撮れずちょっと寂しかったです。

 あと10日もすれば、見事な錦の絨毯が見られることでしょう。道路沿いには春の除雪時に使う目印のポールが立てられ早くも冬の準備が始まったようです。

短い秋が過ぎると、厳しい冬が駆け足でやって来ますね。10月はもう少し早く家を出て黒部湖まで行ってみたいと思います。

 

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立山のライチョウ♂♀(室堂平2)

2013-08-21 | 立山

4羽のヒナを連れたライチョウ親子を見られた方から、情報をもらって行って見たのですが会えなくて残念でした。

それでもカメラを向けた人たちが集まっている所へ行って見ると、ペアのライチョウがいました。愛想よくモデルになってくれた可愛い子たちに会えて良かったです。

♂ライチョウ  夏羽から秋の羽に移行し始めています。 

 

 ♀ライチョウ

 

 正面から見ると、♀は胸の辺りのトラのような模様が可愛らしいです。

 

 ♀が歩いて来て2羽仲良く並んでくれました。 ♂の赤い肉冠がチャームポイントですね。

 

 

 

ハイマツに隠れるようにして囀る「カヤクグリ」をやっと見つけました。人が多いと小鳥さんたちは隠れてしまうようですね。

 

 

 

風景とお花も少し入れました。  左下がリンドウ池

 

ミドリガ池

 

血の池

 

チングルマの花が終わった後に伸びて来る穂が開くまでの、いろいろな形が面白いです。

 

 

 

ダイモンジソウの実も赤く熟してきました。

 

ヨツバシオガマの実。

 

ミヤマリンドウ

 

 タテヤマアザミ

 

イワツメクサ

 

 

 

室堂ターミナル屋上3階、雄山神社峰本社旧社殿展示室にて(2013年7月に開設)

1995年(平成7年)に建て替えられた雄山山頂の、雄山神社峰本社旧社殿が復元され、展示されています。

1860年に加賀藩が造営し、厳しい自然環境の立山雄山山頂で100年以上の風雪に耐えた社殿です。

以前立山登山の折にお参りをしたことを思い出して感慨深かったです。 

 

雄山山頂の雄山神社峰本社  右が社務所  晴れた日はターミナル屋上から見えます。

 

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立山室堂平8月

2013-08-19 | 立山

 8月18日 立山室堂平(標高2450m)へ涼を求めて行って来ました。

この日室堂では、「立山・室堂外来植物除去プロジェクト」が開催されて、たくさんのボランティア団体の方が活動されていらっしゃいました。

またお盆最後の休日を立山で楽しまれる方も多かったようで、たくさんの人出で賑わっていました。

山へ行く途中の麓の県道で、お猿さんの群れを見かけました。食べ物を求めて山を降りて来たのでしょうか。珍しかったです。

 

 

 

 

室堂平の気温は17~19℃ほどでした。涼しい風が吹いて気持ちが良かったです。

 

ミクリガ池

 

チングルマのお花が可愛らしく揺れていました。種になっているものも多く見られ、少しずつ秋のお花へと変わって行くようです。

 

トリカブトの青い色が鮮やかでした。

 

 エゾゼミ  突然、ギー――っという大きな声に、びっくりさせられました。

枝を伝って上がって来たので、声の主を知ることが出来ました。エゾゼミを見るのは始めてのような気がします。

 

 

 

ミヤマハンノキの枝をくるくる回りながら天辺まで上がると、大日岳の方へと飛んで行きました。

 

ツガザクラ

高山植物が盛りの時期は、昆虫が活発に活動していますね。

花粉を体につけたハナバチの仲間がたくさん飛んでいたので撮って見ました。小さいので難しかったです。

 

アザミの花はたくさん咲いているのですが、仲間が訪れる蜜が美味しそうに見えるのでしょうか?2匹目が飛んで来ました。

 

 3匹目の席はありませんでした。

 

 

タテヤマアザミ

他にもたくさん撮ったので、次回続きで投稿します。

 

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弥陀ヶ原2 ウグイス

2013-08-05 | 立山

 あちこちで、ウグイスのホーホケキョーの鳴き声を聴きました。成鳥♂

 

 

 

 こちらは別の個体です。時々鳴いてましたが、幼鳥っぽい感じがします。

 

 

 

 

会えたのはウグイス1種だけでした。あと、カルデラ展望台周辺で撮った写真をUPしました。

サンカヨウ

 

キヌガサソウ

 

ベニバナイチゴ

 

オオハナウド

 

 

 

カルデラ展望台の周辺が霧に包まれ、視界が悪かったです。晴れている日は立山カルデラが一望できます。

 

 

 

立山荘の、ヤナギランが綺麗でした。

 

バスの中から撮った、称名滝

 

 

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弥陀ヶ原高原を散策

2013-08-04 | 立山

 3日土曜日、涼を求めて弥陀ヶ原高原へ行って来ました。標高2000m付近で、

周辺の山が雲や霧で隠れていましたが、湿原に咲いている植物を見ながら、涼しい風に触れることができました。

 

 

 

先にカルデラ展望台まで行き、木道が新しくなって初めて訪れた弥陀ヶ原湿原を散策しました。 

 

 

ニッコウキスゲ  高原の風を少し意識して撮ってみました  

 

ワタスゲの穂

 

池塘の周りに生える モウセンゴケ 虫を捕まえて、体から養分をとる食虫植物です。

丸い葉には、約200本もの腺毛と言われる毛が生えて、線毛の先からねばねばした液を出しています。

 

タテヤマリンドウ

 

カオジロトンボ  顔面がの白いことが名の由来 

北海道~本州の一部に生息。高層湿原では、6月中旬から9月初め頃まで見られます。木道の側でたくさん飛んでいました。


 

 

♀の顔は、クリーム色で地味な色合いです。

 

オニシモツケ

 

ワレモコウ

 

ミヤマシシウド

 

ヤマキマダラヒカゲ  帽子や体にぶつかって来て、ちょっと怖かった。

 

鳥は1種だけだったのですが、次回UPします。

 

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立山のお花

2013-07-28 | 立山

 大日岳  室堂平で撮ったお花を少しUPしました。

 

ミドリガ池

 

ミクリガ池

 

ミネウスユキソウ (エーデルワイスの仲間)

 

ヨツバシオガマ

 

エゾシオガマ

 

ツガザクラ

 

アオノツガザクラ 

 

ハクサンフウロ

 

ハクサンイチゲ 

 

 チングルマ

 

 コイワカガミ

 

ミヤマクワガタ

 

 コバイケソウ

 

 クルマユリ

 

火山ガスの影響で、ハイマツが赤く枯れているのが痛々しいです。

 

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カヤクグリの親子 ライチョウ

2013-07-27 | 立山

 天気予報では午後は傘マークだったのですが、午前中は大丈夫かなと思い早めに家を出て立山室堂平へ行きました。

室堂平の気温11℃と、ひんやりしてじっとしていると寒さを感じるぐらいでした。午後から雨が降って来ましたが、午前中は時々晴れ間もあり快適に過ごせました。

 

 

 

 

 ふと見ると足元近くにカヤクグリの親子を見つけて、あまりに近い位置にドキッとしてしまいました。

ノートリでこんなに大きくなってしまいました。右のヒナがご飯のおねだりをしています。

 

 

 

 

 

 ヒナは、もう親鳥と変わらない大きさなのに、親鳥は、食べ物を柔らかくしてヒナに与えているようです。

 

 

 

 

 

 

ヒナっ子

 

 

 

 

 

このあと人が大勢歩いて来られると、カヤクグリ親子は左右に別れて隠れました。可愛らしいヒナが見られてよかったです。

 

 その後、2羽のライチョウにも会えました。

草に隠れて頭だけしか見えなかったのですが、同じ場所にじっとしていたので、たくさん撮らせてもらえました。 成鳥♀

 

 

 

 

  

 

 さかんに羽づくろいをしている所で、瞼を閉じて可愛いです。

 

 もう1羽いましたが、草に隠れているので黒っぽい頭だけしか見えませんでした。

幼鳥かなと思ったのですが、先にいらしてたバーダーさんに、番ですよと教えて頂きました。(昨年の今頃撮った写真を見ると、ヒナはまだ小さかったです)

 

 

 

 その時、猛禽が上空を飛んで行きました。チョウゲンボウでしょうか。マニュアルにしていたので、すぐに対応が出来ませんでした。

他にイワツバメ、アマツバメ、イワヒバリを見て、ウグイス、メボソムシクイの声も聞きました。

可愛らしく咲いている高山植物にも癒されました。次回UPします。

 

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立山のライチョウ(番)

2013-05-19 | 立山

 5月18日 晴れの予報だったので、ライチョウに会いに立山へ出かけました。

この日、標高2450mの室堂平の気温5℃でしたが、持って行った薄手のジャケットも使わず、歩いていると汗ばむぐらいの暖かさでした。

70~350mmの望遠レンズのカメラしかなかったので、立山の全景は撮れませんでした(*_*)

 

 ミクリガ池  先月末から見るとずいぶん雪が緩んで、所々にハイマツが見えて、池の縁からは少しずつ雪が融け出していました。

 

途中でライチョウ研究会の方にお会いしてライチョウの情報を教えて頂き、そこへ行って見るとライチョウの周りには、カメラを構えた人がいっぱいでした。(@_@;)

ライチョウは、ほとんど夏羽になっていて、砂浴びしていたメスの周りには、抜け落ちた白い羽毛がたくさん落ちています。

 

 

 

 時々植物を啄んだりしていました。

 足環をしていないメスと、番になったオスです。

 

 

 

 もう一組の番も見ることが出来ました。

こちらは若いオスのようで、お姉さん奥さんの後からチョコチョコついて歩いて可愛らしい感じの子でした。

繁殖期の赤い肉冠は、切れ込があって髪飾りのようです。

 

 

 

 

 

 メスの姿が見えなくなると、不安そうにした様子で鳴きながら走り回っていました。

 

   正面から見ると、メスは渦巻き模様ですね。

 

 

この後メスが飛んで、その後を追いかけるようにオスも飛んで行きました。

 

 他に見た鳥  カケスでしょうか。

 

 カヤクグリは、全部ピンボケで残念でした。この次の楽しみとします。他にハシブトガラス、シジュウカラも見ました。

 

  

立山自然保護センターに通じる雪の回廊

室堂平へ着いて間もなく、10時から立山自然保護センターで、立山砂防博物館 飯田 肇先生の「雪の壁から氷河まで」の講義が始まるとのことで、飛び入り受講させて頂きました。

立山連峰は世界有数の豪雪地帯、世界的にも大変珍しい巨大な雪の壁や日本で初めて確認された「氷河」のお話など、いろいろ聴かれて良かったです。

その後でライチョウ探しに出かけましたが、1時間ほど可愛らしい姿を見て楽しみました。

立山自然保護センターでライチョウの目撃情報を報告すると、冬羽のライチョウのシールがもらえました。オスメスとも冬は真っ白ですが、オスライチョウは黒い過眼線があることで見分けられます。

 

帰りのバスの中から撮った弥陀ヶ原

 

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立山雪の大谷ウオーク 室堂平

2013-04-29 | 立山

 4月28日(日) 立山黒部アルペンルートが16日に前線開通して、立山室堂平では、雪の大谷ウオーク、スキー・スノボなど楽しまれる人たちで賑わっています。

昨日は、お天気に恵まれ雪の大谷ウオークの案内活動で立山へ出かけました。前日は雪で一日通行止めだったそうで、

朝7時に立山駅へ着くと、除雪作業のためケーブルと直行バスが遅れているとのことでした。

駅の周辺は乗車を待つ人で大変混雑して、私たちは10時の直行バスに乗って、室堂へ着いたのが11時を過ぎていました。

 立山駅

 

直行の高原バスで約1時間、標高2450m室堂平まで到着すると、一面雪景色です。

今年は立山に雪がたくさん降ったので、雪の大谷では一番高い所で18mの雪の壁となっています。(昨年より2m多い)この日の気温は-1℃

 

昼近くなって、雪の大谷ウオークが開始されました。

 

 

 前日、高い所で2m近く雪が吹き込み、訪れた人たちが、柔らかい新雪の感触が珍しく気持ちよさそうにされていました。

台湾からツアーで訪れる人も多いです。

 

この日はパノラマロードが通れないので、途中で行き止まりとなりました。

 

 

ライチョウの帽子と記念撮影のサービスをされてる人がいました。

子供と若いお兄さんたちに人気でしたが、大人が被ると、ちょっと小さかった。(^^ゞ

 

 

2時で案内が終わって、皆さんと閻魔台まで行きました、途中のミクリガ池温泉で一息、ブルーベリーのペアソフトがひんやり美味しかったです。

ミクリガ池温泉

 

 

上が立山  下のミクリガ池は凍り付いて、その上に雪が積もって何も見えません。 

 

 

閻魔台へ上がると、時々風に乗って地獄谷の噴煙が上がってきました。

 

 

 

3時半も過ぎると、ボーダーさんがお帰りです

 

 右に、富山平野が薄ら見えます。室堂平では7m近い積雪で、青い空に白い雪の世界が素晴らしかったです。

 

立山自然保護センターへ通じる雪の回廊

 

自然保護センターの看板がある、2階まで雪に埋まっています。

白いライチョウには会えませんでしたが、青い空とまっ白な雪景色が素晴らしかったです。

(雪の大谷ウオークは、6月10日までとなっています)

 

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今年の思い出(季節のライチョウ)

2012-12-31 | 立山

今日はいよいよ大晦日です。皆さんはどんな一年だったでしょうか。

私は最後の更新として、一年のライチョウを振り返りました。

今年は何度か立山を訪れることが出来、立山ではライチョウと出会うのが楽しみでした。今年は運よく、春・夏・秋(冬羽、夏羽、秋の羽)と3回羽衣が変化して行くライチョウを見ることが出来ました。ライチョウは丸い姿にゆったりとした動きで、小さいヒナを連れたお母さんは何とも言えず可愛らしいです。 ニホンライチョウ ライチョウ科36cm 国の特別天然杵物に指定

  アルペンルートが開通して間もなく出かけました。4月下旬のライチョウ♂  まっ白な羽が少しずつ抜けて、下から黒い羽が見えています。 

 

♀ (♀は出会えなかったので前年の写真を使いました)

 

夏 ♀夏羽はトラのような模様。子育ての季節で、ヒナを見守るお母さんの優しい眼差しが感じられます。 (夏羽の♀ 7月)

 

元気にお花を啄むヒナ

 

秋  秋の羽は、羽の色が濃くなりいろいろな模様が複雑に混ざっています。 9月

 

ヒナは立派な若鳥に成長しました。

 

「ライチョウが日本にやってきたのはおよそ2万年前の氷河期で、カラフト、カムチャッカを経由し本州中央部の高山帯に定住したが、氷河期が終わり温暖になったことで大半のライチョウは寒い北へ戻ったが、ごく一部が日本の高山に残った。(ネットより)」

 

<他に出会えた鳥>

ホシガラス 

 

カヤクグリは子育ての最中で、虫集めに忙しい時期でした。

 

イワヒバリの出会いも嬉しかったです。

 

12月29日の新湊大橋と立山連峰

 

 最後になりましたが、今年一年拙いブログを訪問頂き、お付き合い、応援してくださいました皆様、本当にありがとうございました。

どうぞよいお年をお迎えください。

 

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