森の散歩道

四季の自然・野鳥・花・生き物など

スジグロシロチョウ 蛹へ変態(まとめ)

2009-07-31 | 昆虫
7月5日 里山でスジグロシロチョウが産卵している所を見つけ、植物の根ごと一株持ち帰り、家で飼育をすることにしました。その後、7月23~24日にかけて蛹になりました。後日、その場所を訪れた時、草刈りがなされて、何もなくなっていました。自然の中で生き延びることは、難しいですね。自身の記録として記します。

産卵した植物は、調べるととアブラナ科のイヌガラシでした。葉の裏に産みつけています。羽が痛んで痛々しいです。




卵 約1.5mm×1mm  拡大して見ると、白濁食で縦に筋があり、徳利ののような形です。


孵化 7月10日 約1.5~2mm  孵化すると、すぐ卵の殻を食べました。シロチョウの仲間は、だいたい殻を食べるようです。              
 

帰化植物のイヌガラシの葉を食べています。なくなると、種までもきれいに食べました。


幼虫 約2.7㎝


終齢幼虫の顔です。 


7月23日 朝から前蛹になりました。


まだ柔らかいが、体に糸を巻き付けて固定しています。(皮を脱ぐ所は、留守にしており見れなかった)


夕方まで固まりました。


食べ尽してなくなったので、河原から採って来た、野生のダイコン(ハマダイコン)を与えると食べた。しかしダイコンの茎で蛹になり、その後、茎が腐って倒れたことで困った。24日までに、約10個の卵のうち7個蛹となった。
食草のイヌガラシ(アブラナ科)




羽化してから、卵を産む食草がないと、蝶が困るのではないかと、話していたら、夫が、「アブラナ」の種を蒔いたらどうかと提案してくれた。それで、園芸やさんで種を買って来て蒔いた。
中国産のアブラナ科「サイシン」と言う一種しかなかったので、外来種だし…まあよいかと、それにしました。
蒔いてから3日目には芽を出した。準備のようなものが出来たけれど、さて蛹から出るのはいつ頃でしょうか?

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ビオトープ研修会

2009-07-25 | ねいの里
25日ねいの里で、自然保護課主催の講座(ジュニアナチュラリスト養成2回目研修会)が行われて、お手伝いに行って来ました。コンパクトカメラで撮った写真です。
9:40館長さんのお話を聞いた後で、3班に分かれ、捕虫網、タモ、三角紙、バケツを持って、いざ水辺へ移動です。
 

午前中は、トンボや水辺の生き物を網で採集です。観察した後、放してあげます。
トンボたちは、これから暑くなると林へ移動しますが、今の時期は、羽化して間もないトンボが多く、手で簡単に捕まるものもいます。


タイコウチが網にかかりました。どの子も目が輝いて、夢中です。
他にコオイムシ、タニシ、マツモムシ、ウシガエルのオタマジャクシ…とバケツの中がいっぱいになりました。


アブラゼミ、ヤゴ、ニイニイゼミの抜け殻も。


昔、里山を利用して生活していた頃に使っていた、炭窯の跡です。


囲炉裏と炭焼き小屋です。 


午後から、炭窯の説明があり、その後、炭を取り出しました。


コナラ、アカマツで焼いた質のよい炭です。


初めての、木酢のお味は・・・如何ですか? 


ビオトープの整備 
ハッチョウトンボの縄張りが広がっているので、保護のため、新しい池造りの作業をしました。
暑い中、スコップを持って、子供たちがよく頑張っていました。


最後は、勇気ある子がチョウゲンボウの放鳥です。
怪我が回復した野鳥は、元気に飛んで行きました。


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樹にキジ♀が・・・雛が走る!

2009-07-21 | 水辺の鳥
河原1(20日の河原で出会った野鳥を何回かに分けて紹介したいと思います)

今朝は大きな雨で目が覚めました。明日は部分日食が見られるでしょうか。お天気が心配ですね。
昨日、河原を散歩中、ネムノキの枝に止まっている「キジ」を見つけました。キジのメスとは今年初めての出会いです。高い所から、雛を移動させるための安全確認だったのかもしれません。手前の枝がちょっとじゃまです。





意外と尾羽が長いですね。


カルガモの行進を思い出させるような光景が、、、親子で、母鳥を先頭に遊歩道をすばやく横断しました。
カメラをセットした時は、すでに遅く先頭が草むらへ隠れました。後に続いて急ぐ雛たちです。


アップして見ると、キジの雛かなと思います。


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弥陀ヶ原湿原

2009-07-20 | 立山
19日訪れた弥陀ヶ原の風景です。コンパクトデジカメで撮った写真を投稿します。
平地では30度を越す暑さが続いていますが、弥陀ヶ原の気温は17度ぐらいと大変涼しいです。
小雨の降る天気でしたが、平野部が明るくすっきり見渡せました。
弥陀ヶ原湿原は、標高1600m~2100mに及ぶ、かつての立山火山の溶岩泥流によって出来た広大な台地です。
 




ガキの田と言われる地等のまわりに、食虫植物の「モウセンゴケ」が生えています。

 
テガタチドリ                    チングルマの穂

 
ミズバショウ                              ヨツバシオガマ


ゼンテイカ


テガタチドリとワレモコウ

環境財団主催の研修会に参加して、午前中は6班に分かれ講師のO先生から小回りコースとカルデラコースで説明をうけました。午後からの屋内研修も大変有意義でした。

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コチドリの親子 

2009-07-20 | 水辺の鳥
河原で撮った在庫写真ですが、コチドリ親子が可愛かったので出しました。

ピシィ!


雛は親鳥の尾羽にぶつかって、ポワ~ンとした顔です。



大丈夫?


ママに甘えて安心しています。


少しだけ冒険


何か銜えているようなのですが…、ピントが合ってません。


雛はふわふわした綿のかたまりのように可愛いかったです。あの2羽の雛は無事に育ったことと思います。

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シロチョウの顔!マクロでおもしろい(スジグロシロチョウ3)

2009-07-19 | 昆虫
飼育のスジグロシロチョウが孵化ってから8日目 約2.7㎝の大きさに成鳥しました。幼虫は食欲旺盛なので、葉(イヌガラシ)がなくなると、種を食べ始めました。
脱皮は、脱ぎ終わったところを一回見ただけなのですが、4齢か5齢ぐらいかも知れません。顔のアップが面白いのでマクロレンズで撮って見ました。
青虫さんの顔は、こんな顔です。









こちらは、早朝なので、まだ眠っています。


こちらは、少し小さい幼虫。

CANON MACRO LENS EF-5 60mm

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スジグロシロチョウ2  幼虫に

2009-07-15 | 昆虫
7月5日スジグロシロチョウが産卵した卵が、5日目の10日の朝次々と孵化する。
卵から出ると、すぐ殻を食べました。殻も栄養にするのですね。それから葉を食べ始めると少しずつ体に緑色が出て来た。
孵化した時の大きさ約1.5mm (7月10日) 





拡大(実物は約12mm)


孵化して5日目の15日、約10mm~13mmになりました。みるみる間に大きくなります。葉も少なくなったので、餌になる植物を探しに行かねばと、河原まで行き、菜の花に似た植物を適当に持って来ました。中に「ミチバタカラシ」も混じっていたようです。ちょっと無理やりのところもありましたが、葉に乗せると、何とか食べてくれました。



二日前までいた約3㎝の大きな青虫がいなくなった。脱走か?
外へ出していたので、スズメの餌になったのかも知れないと思った。




里山で保護されている野生のキキョウです。自然のものは、ほとんど見られないようですね。

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立山の植物 雷鳥

2009-07-13 | 立山
12日弥陀ヶ原と室堂平を訪れました。立山は雨と風が強くあいにくのお天気でしたが、標高1930mの弥陀ヶ原まで上がると、湿原とお花畑が広がり美しい景観でした。午後から標高2450mの室堂平まで行き、クロユリとライチョウに出会えました。晴れ間に撮った植物の写真を載せました。

コバイケソウ


クロユリ


ゼンテイカ


イワイチョウ 花弁のフリルが可愛いです。


キヌガサソウ


サンカヨウ


ベニバナイチゴ


オオバスノキ(ツツジ科) ブルーベリーのような実が生ります。



ライチョウの雄




地獄谷は、火山ガスが噴出しています。風向きで硫黄の匂いがします。


300mm望遠レンズのため一部しか撮れなかったのですが、カルデラ展望台から、壮大なカルデラが望めます。安政の大地震のとき、鳶山と周辺の山が崩れ、大量の土砂が発生して大災害が起きました。砂防ダムでは今も砂防工事が続けられています。 



アルペン倶楽部会員は、訪れるごとに運賃割引(5回まで)の特典があるので、今回3回目で3割引きで行けました。立山駅から、ケーブルとバスに乗り、約1時間で2450mの高山まで、手軽に行けるのが嬉しいです。今回は、ナチュラリストのSさんKさんの植物調査の下見に同行させてもらいました。

会社の荷捌場で繁殖したツバメが、2度目の繁殖を始めました。もう一度可愛い暇が見られそうです。ツバメさんがんばっていますね。

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劒岳・点の記とライチョウ

2009-07-04 | その他


全国で公開されている「劔岳・点の記」の映画を見て来ました。
新聞によると、1日までの観客数が100万人を突破したそうで、人気度が覗えます。
原作になった、新田次郎さんの小説「劔岳・点の記」を繰り返し読み、映画の公開を楽しみにしていました。

明治39年、前人未踏と言われ恐れられていた剣岳へ地図の空白を埋めるため、厳しい自然と闘いながら、三角点の設置に測量官柴崎芳太郎一行が挑戦する…。

今のように、便利な乗り物やきちんとした登山道もない頃は、命がけの登山であっただだろうが、実際に登山を演技された俳優の皆さんやスタッフがまたすごいと思いました。
山の案内人宇治長次郎役の、香川照之さんを始めとして、浅野忠信さん、仲村トオルさん、宮崎あおいさんほか、それぞれが役に成りきっているところがさすがです。
本物にこだわったと言う、迫力のあるシーンから木村大作監督の思いが伝わってくるとても素晴らしい作品でした。200日を超える撮影は先にも後にも無いと言われ、富山が舞台となって、自慢できる映画が作られたことが嬉しく、もう一度見に行こうかと思っています。

映画の中に、白いライチョウが登場します。
前に撮った写真で、黒い羽が出て来ていますが…。
冬羽から繁殖羽へ移行中のオス (h21.5)


夏羽のメスと雛(h20.7)


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カワセミ…ミサゴ(早朝観察会)

2009-07-03 | 野鳥(環水公園)
2日環水公園野鳥舎で7:00~7:30早朝月例観察会がありました。今の時期、野鳥の数は少ないのですが遠くから参加される熱心な観察者の方も増えています。
梅雨空ですが、観察中は雨が上がり、カワセミが出て来てくれました。




カイツブリが仲良し。


ガルガモの幼鳥は、羽が短いのでまだ飛べませんが、前から見るとずいぶん成長しています。ガアガア鳴いてアヒルのようです。


カワセミが草の中へ急いで隠れたので、どうしたのかと思ったら、空からミサゴが現れました。遠くまで見渡せる鳥の視力はすごいなと思いました。ミサゴが去った後、隠れていたカワセミはどこかへ飛んで行きました。怖かったのですね!




工事の為しばらく下がっていた水位が当日には戻っていた。先日見た幼鳥のカラスの白い羽は幼羽で大人になると抜けると教えてもらいました。

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