森の散歩道

四季の自然・野鳥・花・生き物など

カヤクグリ ビンズイ 弥陀ヶ原 

2012-07-17 | 立山

軽量の300m望遠レンズを持って行ったので、小さい鳥を撮る時はちょっと無理がありましたが、室堂でカヤクグリが撮れました。

嘴いっぱいに小さな虫を銜えて、岩場をちょこちょこ歩いていました。何処かで子育てをしていたようです。

カヤクグリ イワヒバリ科 14cm  亜高山帯や高山の岩場や草地で繁殖する

 

 

 

 

午後から弥陀ヶ原を散策して、

バスの車窓から見た弥陀ヶ原の展望。薬師岳も雄々しく見えました。

 

弥陀ヶ原のバス停に降りると、富山平野と富山湾が見渡せました。 

 

 

 

 

大日平と手前の弥陀ヶ原との間に称名川を挟んでいます。

  

ニッコウキスゲ 

 

 

テガタチドリ 

 

オオハナウド

 

 

イワイチョウ  フリルのような花弁の縁取りが可愛いです。

 

 

ビンズイがよく飛んでいました。

 

 

「池塘」が点在しています。

 

ワタスゲ

 

モウセンゴケ

7月3日、「立山弥陀ケ原・大日平」が、世界的に貴重な湿地を保全する「ラムサール条約」湿地に登録されました。
弥陀ヶ原と大日平は「雪田草原」といわれ、火山活動によってできた溶岩台地と豊富な雪解け水によってできた珍しい地形です。

池塘(ちとう)が点在し、その周りにはミヤマホタルイ、ミズゴケ、モウセンゴケなどがみられます。また、池塘はガキ田(餓鬼田)とも呼ばれ立山信仰ともかかわっています。
また、湿原は標高1,000m〜2,000m付近に広がっており、日本国内では最も標高の高い所にある登録地となりました。(立山高原ホテルHPより)

たくさんの高山植物を楽しみ山の美しい風景に癒されました。 

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立山のライチョウ親子 ハイマツ枯れ

2012-07-16 | 立山

 7月16日休日の県内はよいお天気で、立山室堂平―弥陀ヶ原へ出かけました。

雲上の世界で一日快適に過ごした後、山を降りて立山駅に着く頃には37℃もあり、蒸し風呂に入っているような暑さに参りました。

朝は8:00のケーブルに乗り、高原バスを乗り継ぎ9:30頃には室堂平へと着きました。

(立山黒部アルペンルートを走る、立山高原バスに環境への影響が少ないハイブリッドバス が新たに導入され、11日に美女平駅で公開されました)

バス乗車の並ぶ列の最後になってしまったのですが、それがまた運がよかったと言うか2番目のバスになり、それで新車に乗車出来て気持ちがよかったですヽ(^。^)ノ

 

滝見台で、バスの中から見た称名滝

 

地獄谷から流れてくる「ソウメン滝」 ご赦免滝とも言います。 天狗平で、バスの中から見えました。

 

 

室堂平2450mへ着くと、気温が13℃ 風が吹いて少し肌寒さいぐらいです。立山の稜線にガスがかかっていました。

 

ミクリガ池  8月上旬頃まで雪が残るようです。

 

クロユリが咲いていました

 

ヨツバシオガマ 

 

雷鳥沢へ降りる道の途中から、地獄谷周辺のハイマツが一面枯れているのを見て、とても痛々しかったです。

地獄谷から吹き出ている、濃度が上昇している亜硫酸ガスが原因とみられているようです。 

 

 

枯れたハイマツ

 

地獄谷への、立ち入り禁止看板とロープも張ってあるのですが、聞かない人がいるようですね。

 

チングルマの花が風に揺れていました。

 

お~~~!なんとライチョウ親子がお食事に・・・ 

 

ライチョウの子は生まれて間もなく歩き出し、自分の力で餌を採って食べます。

 

ピンクの花をパクッ!

 

ヒナはしっかりした足取りで、お母さんについて歩いています。 

 

 

 ライチョウのお母さんは、首を伸ばして辺りを警戒しています。

 

ヒナは3羽ほどしか連れていないようで、ヒナ同士が離れていたので一緒に写りませんでした。

食事に出て来たのもほんの一時で、まもなく風を避けてハイマツの中へと入って行きました。

長くなったので、続きは次回にします。 

 

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雪と白いライチョウ

2012-04-30 | 立山

4月29日室堂平で、目の前にいるライチョウ君と会えました。

たくさんの人がカメラで撮っていますが、ストレスにならないように3m以上は離れていてほしいと思います。

 

 嘴に羽を付けて、とっても可愛らしい子でした。体も小さく見えてまだ若い子のようです。足環もつけていませんでした。

 

 

 

遊歩道の向かい側に、別の雄がいるので、意識して時々グェーと鳴き合っていました。

縄張りを確保して、これからやって来るメスを待っているようです。 この子には足環がつけられています。少し眠そうにしています。

 

 

ライチョウ ライチョウ科 36cm    こちらは、少し遠いですが、すでに番になっているライチョウです。

目の上の赤い肉冠を膨らませ、尾羽を広げて、時々下のメスに求愛のディスプレーをしていました。

これから、ハイマツの下で子育てをします。

 

ライチョウがいるすぐ側を、登山者やスノボ・スキーヤーが通り過ぎて行きます。 

 

 大日岳

 

室堂山の白銀にシュプールが描かれています。

氷河期からの生き残りと言われる雷鳥は、特別天然記念物

神の使いとして、大切にされて来ました。冬は雪に融け込むように白くなります。

ふかふかのブーツを履いたような足は、やわらかい雪の上も深く沈まず歩くことが出来ます。一年に三回換羽する。

 

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立山 雪の大谷

2012-04-29 | 立山

今日はボランティア解説活動で、立山・雪の大谷ウオークへ行って来ました。

午前中は快晴の青空で、雪とのコントラストがとてもきれいでした。

今年の積雪は一番多い所で17メートルあります。

今年は海外から訪れるツアー観光客の方が多く、今日もたくさんの人出で、迫力ある雪の壁を楽しまれていました。

 

 

 

 

 雪の層から冬季の大気に関する情報を知ることが出来ます 雪のカレンダーの解説

 

 500mの雪の回廊からパノラマロードへ抜けると、立山連峰が目の前に広がります。  

 

 

 

広場へ戻ると、除雪車三代目熊太郎の除雪の実演が行われていました。約20mまで雪を飛ばせるようです。

 

2時頃終わって、その後ミクリガ池を見て来ました。池の一部から少しずつ雪が融け始め、エメラルドグリーンが見えていました。

 

目の前でライチョウにも会えて、嬉しい一日となりました。他にも数羽見たので次に載せます。

 

 

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ラムサール条約湿地登録に向けたシンポジューム

2012-02-18 | 立山

18日立山町民会館において「立山弥陀ヶ原・大日平」のラムサール条約湿地登録に向けたシンポジュームが開催され、お話をお聞きしました。

先生方の基調講演「ラムサール条約とは」「弥陀ヶ原・大日平の価値」「弥陀ヶ原・大日平における活動事例」の後に、パネルディスカッションが行われました。

国内では釧路湿原をはじめとして37箇所の登録湿地がありますが、立山町の弥陀ヶ原と大日平は日本を代表する『ガキ田』と呼ばれる湿地を有しています。

国立公園特別保護地区であること、観光や環境学習に適していることなど、登録の要件を満たしていることが認められ、

7月のルーマニアで開かれる締結国会議で登録される見通しとのこと。

 

石川県加賀市・ラムサール条約湿地「片野鴨池」と北海道雨竜町・ラムサール条約湿地「雨竜沼湿原」を各代表のパネリストの方が紹介されました。

江戸時代から受け継がれた、カモ猟「坂網猟」が伝統的に今も続いていますが、湿地と猟師さんがよい共生関係を保っているとのことです。

 

ラムサール条約の正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」と言います。

1971年、イランのカスピ階に面する町、ラムサールで開催された国際会議で選択されたため「ラムサール条約」と呼ばれるようになりました。

日本は、1980年にラムサール条約に加入し、釧路湿原が最初の条約湿地として登録されました。(パンフレットより)

 

帰り道の大日橋の近くで、夕日にほんのり染まった白い立山連峰が少しだけ見えました。-2℃で道路が所々凍り付いていました。

 

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立山は冬支度

2011-11-24 | 立山

23日勤労感謝の日 朝起きると晴れていたので、今年最後に雪の立山を見に出かけました。

今月中は、天候を見ながらアルペンルートが運行される予定のようです。行きは台湾からのツアーの団体さんとケーブルとバスが一緒でした。

室堂平へ着いたのが11時近くでしたが、1時間30分ほどミクリガ池の周辺を散策しました。室堂平(2450m)は、気温-5℃ 40~50cmほど積雪がありそうです。

午前中は晴れたり曇ったりの天気で風もなかったのですが、午後から急に吹雪いて来て冬山の天候の変化を感じました。美女平駅からSさんとご一緒出して心強かったです。

 

 

 

雪庇が出来ていました。 

 

あちこちで元気なスキーヤーの方を見かけました。 

 

地獄谷の噴煙は、真冬でも上がっています。

 

ミクリガ池 

 

チングルマの枯れた種に雪がついて、整列しているのが面白い形です。 

 

ミヤマハンノキの枝に付いた霧氷が綺麗でした。 

 一部を除いて山小屋も売店も閉店していました。立山はまもなく人を寄せ付けない厳冬期に入ります。

次に訪れるのは4月のアルペンルートが開通する頃です。立山に感謝しつつ山を下りました。

 

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晩秋の立山

2011-10-30 | 立山

昨日は、秋晴れの気持ちのよい日で、立山室堂平へ出かけました。

今はもう紅葉の季節が終わって、初冬を感じさせるような風景は山肌も茶色っぽく見えました。

10月29日気温1℃ 日差しがあるので思ったより暖かかったです。

ミクリガ池

 

立山とミドリガ池

 ライチョウの姿もなく、イワヒバリやカヤクグリの声も聞こえてきませんでした。山を下りたのかな?

ホシガラスが食べたハイマツの実の跡や石の上に残された置き土産に、誰かが来ていたことを想像するだけで…寂しいものでした。

それから、浄土山の隣の(低い山)室堂山へ登りました。

 

山頂からの北アルプス眺望がよかったです。

戦国武将佐々成政が厳冬の立山越えをしたザラ峠(くぼんだと所)と遠くに槍ヶ岳、笠岳もきれいに見えました。

 

槍ヶ岳

 

奥の薬師岳がほんのり雪化粧しています。平野部から見ると素敵な山です。

 

眼下にカルデラが望めます。 立山火山活動とその後の侵食によって作られたと言われる立山カルデラです。

1858年4月9日に発生した飛越地震によって、鳶山が崩れた土砂が今も堆積して、砂防工事が続けられています。

 

新湯と刈込池も見えました。

 

浄土山

 

浄土山と、室堂山の境では、隆起して出来た浄土山の白い花崗岩と火山によって出来た室堂山の黒い安山岩の境界が見られる場所と聞くと、なるほどと思います。

 

山の上から、雄山神社の社務所が近くに見えました。 

  

生き物では、ミヤマフキバッタと、

 

渡りのカラスを見ただけ。5~6羽カーカー言いながら飛んで行きました。

 

帰りに美女平で紅葉を少し眺めて帰りました。終わりかけていましたが、ブナの紅葉がまだ残っていてきれいでした。

 

ナナカマドの実

 

ハウチワカエデ

アルペンルートは、11月末まで運行されるようで、最盛期ほどではありませんが、この日も中国?から訪れる観光客の人たちが賑やかでした。

車道沿いには、来春の除雪用の長いポールが立てられ、山小屋も冬支度のようです。間もなく訪れる厳しい冬の気配を感じました。

風景写真が長くなりました。最後まで見て下さってありがとうございました。

 

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初秋の立山2

2011-09-12 | 立山

室堂平の続きでアップしました。

初秋の立山へ遠足の小学生や、海外から観光に訪れる団体さんも多かったです。

ミクリガ池を回って、玉殿の岩屋まで歩きました。遊歩道の側で可愛らしく咲いているお花たちにも癒されました。

 

イワイチョウの黄葉が綺麗でした。 

 

ミクリガ池 

 

細い遊歩道に、山小屋へ食料や衣類など運ぶキャタピラーが通りました。

 

ミドリガ池  午後になると雲が出て来ました。

 

せり科の植物の種

 

ミヤマトリカブト

 

オヤマリンドウ  花は直立程度に開いて全開しないのが特徴。少し枯れかかっていました。

 

 イワツメクサ

 

ゴマナ

 

キジムシロ

 

ヨツバシオガマ

 

風になびいている、チングルマの果穂 

 

クロウスゴ(ブルーベリー)も実っていました。

 

 ベニバナイチゴ

 

玉殿の岩屋  (洞窟の奥にヒカリゴケが少し見えます)

 

 朝、駐車場に車を止めて立山駅へ歩いて行く途中、川の側で「ツリフネソウ」が綺麗に咲いていました。船を吊り下げたような形が可愛いですね。

 

 

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初秋の立山 クジャクチョウ

2011-09-11 | 立山

9月11日(日)今日も暑くなりそうで…立山室堂平(2450m)へ涼を求めて出かけました。

8月末に訪れた時から見ると、草紅葉が奇麗でイワイチョウの黄色が一段と鮮やかに染まっていました。

風に飛ばされ少なくなったチングルマの種にも初秋を感じました。

 

 黄葉した「イワイチョウ」

 

草紅葉が綺麗でした。

 

「クジャクチョウ」タテハチョウ科  室堂へ来るのは珍しいそうで、私は初めて見ました。大きな目玉のような模様が印象的です。

 

 

 アサギマダラがあちこちで飛んでいるのも珍しかったです。

 

飛びながら交尾をするんですね。

 

 

地獄谷から硫黄の匂いが上がって来ました。

 

ミクリガ池に、逆さの立山が写ると綺麗なのですが、水面がさざ波立っていたのでダメでした。

 

池の上を飛んで行った鳥がいました。ホシガラスに見えますか?(ーー;)

 

ミヤマリンドウ

 

ターミナルの屋上で、ミズノスポーツから登山ウエアなど、新作フアッションの紹介をしていました。

最近の山歩きスタイルがお洒落になっていますね。

  

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アサギマダラとの出会い

2011-08-29 | 立山

湖畔を歩いているとき、「アサギマダラ」との出会いが嬉しかったです。すぐ近くまで飛んで来ることもありました。

 

 

 ヒヨドリバナに、忙しく飛んで吸蜜していました。

美しい翅をしています。秋の渡りに備えて栄養を補給しているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

2009.6.19の産卵の記事から、成蝶のお腹の部分は、幼虫の頃を連想させました。

http://blog.goo.ne.jp/kogamosyasinkan/d/20090619

 

セセリチョウの仲間

  

 ヒメキマダラヒカゲもたくさん飛んで、

 

クマザサの葉の裏に産卵していました。

 

 キアゲハ

 

キアゲハは、私の立っている足元近くへ 休息に来ました。

 

スジグロシロチョウ

 

 他にも、大好きな「キべりタテハ」がブラウスに止まってくれそうな感じだったのですが、撮れなくて残念。

 

ヤマハハコ

 

ハナワラビも見ました。

 

 この後、お子さん連れの同僚と会い、一緒に立山室堂平を散策しました。

 

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