森の散歩道

四季の自然・野鳥・花・生き物など

黒部ダムと湖畔

2011-08-28 | 立山

8月27日(土)お天気がよかったので、「立山黒部アルペンルート」で、黒部ダムまで行って来ました。

割引特典がある県民デーと重なり、大変混雑して切符を買うまでとバスの時間待ちで、立山駅で1時間ほど待ちましたが、

室堂平からは、乗り継ぎが順調に連絡していたのでよかったです。

室堂平から、トロリーバスで大観峰、ロープウエイで黒部平、ケーブルカーを乗り継いで、11時頃までに黒部ダムに着きました。涼しい風が心地よかったです。

 

 

 山の稜線が雲に隠れていました。

 

 

黒部ダムの観光放水は、毎秒10t以上の水量を吹き出し、大迫力です!下の方に美しい虹が出ていました。

(高さ186m、堤長492mという世界でも屈指の規模を誇る黒部ダム。美しい弧を描くアーチ式ドーム越流型ダムで、2億立方メートルの貯水量)

 

 

 

 

 橋の向こうは赤沢岳2,678m 長野県扇沢駅まで関電トンネルトロリーバスが通っています。

 

 黒部ダム建設の殉職者慰霊碑  工事で犠牲となった殉職者171名の名前が刻まれています。
 

 

 黒部湖班を散策しました

 

 

トンネル内から流れ出た水が、ゴウゴウと音を立てダム湖に流れていました。

「黒部の太陽」の映画でも有名ですが、黒部ダム建設工事中に、破砕帯に遭遇して大量の土砂が流れ出しました。そこから湧き出ている水です。

 

 

クロクモソウ

 

ノリウツギ 

 

 オオカメノキ

 

 

 

 

立山山麓から、「歩くアルペンルー」トを通って終点室堂平まで、「立山登山マラ二ック」が行われていて、

車やバスの中からゼッケンを着けて走っている人たちを見かけました。

次回は立山の続きで載せます

 

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立山のライチョウと高山植物

2011-07-24 | 立山

昨日、立山室堂平へ出かけました。(7月16日)

立山は夏山シーズン最盛期で、あちこちに咲いている可愛らしい高山植物に癒されました。

ライチョウの親子を見たと言う情報があり、午前中は、ミクリガ池周辺を歩いて見たのですが、

可愛い親子に会うことはかないませんでした。午後から会えた番です。7月9日に見た番とは違うペアのようです。

ライチョウ 雷鳥 ライチョウ科 36cm

 

砂浴びしている♂

 

 足環をしていない子でした。

 

 

♀さんはいつ見ても可愛らしいです。 

 

 ♂♀一緒に、お花畑のレストランでお食事が終わると、草の中へ消えて行きました。

今ごろペアでいるのは、繁殖が上手く行かなかったのかもしれません。

 

 チングルマ

 

ヨツバシオガマ

 

ハクサンフウロ

 

 ヤマハハコ

 

 クルマユリ

 

ベニバナイチゴ

 

イワギキヨウ

 

コケモモ

 

 

スジグロシロチョウ 最近は高山帯でも見かけるようになりました。

 

ミヤマガラシに吸蜜

 

 

地獄谷へ下る階段の上から、

 

 

 

閻魔台からも、地獄谷を眺めました。風の向きで硫黄の匂いがします。

 

ミクリガ池  

 

コバイケソウ

お目当ての、ライチョウ親子には会えませんでしたが、お花畑で十分楽しめました。

お昼にお弁当を食べてから、室堂の広場で知り合った県外のグループの方を、玉殿の岩屋まで案内して、ご一緒しました。

岩屋の帰り道で、岩場で飛び跳ねているイワヒバリを見ました。メソボムシクイのジョリジョリジョリ・・・の声もよく聞きました。

帰り道、ライチョウの番にも会えて…あっという間に4時間が過ぎてしまいました。弥陀ヶ原へも行きたかったのですが、遅くなったので下山しました。

外来植物除去作業中のグループの方をお見かけしました。高山植物に悪い影響を与える外来植物を、

フォークのような道具を使って根から引き抜きます。除去活動によって少なくなっていると聞いています。

 

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立山に咲く花

2011-07-10 | 立山

室堂平の周辺で、咲いていた高山植物を撮りました。

「クロユリ」は会いたいお花だったので2枚入れました。

 

イワイチョウ  花弁の縁取りのフリルが可愛いくて、好きな花です。

 

 チングルマ

 

ハクサンイチゲ

 

ミツバオウレン

 

イワカガミ

 

コバイケソウ

 

 

シナノキンバイ

 

 ミヤマガラシもたくさん咲いていました。

 

ヨツバシオガマ  

 

午後から、天狗平水平道コースを歩きました 。ゆっくり歩いて50分ほどです。

 

 

 

 

 

途中、ウグイスの鳴き声が聞こえましたが、姿が見えず。イワツバメがたくさん飛んでいました。

所々に残っている雪の上を歩いて、初夏の山を眺めながら散策しました。

天狗平山荘に着く300mほど手前で、急に天候が怪しくなり、深い霧に覆われ周りが全く見えなくなってしまいました。

足元の遊歩道が見えているので安心でしたが、雪道を歩いていると思うと怖いです。

山荘に着いてからまもなく霧も晴れて、一時的なものでしたが、山の天候は油断ができないと気持ちを引き締めました^^;

 

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ライチョウのカップル(立山)

2011-07-09 | 立山

立山に雪が融けると、あちこちで高山植物が咲き始めていると聞いて、可愛らしいお花が見たくなって出かけてきました。

気温は16℃で別天地、暑さ知らずで快適に過ごせました。

8時に家を出たのですが、ピークより少し早かったので、駅に近い場所に車が止められ、ケーブルとバスの待ち時間もほとんどなく10時半過ぎには到着しました。

 

今の時期は、ライチョウの♀は抱卵期に入っていると思っていたので、着いてすぐにライチョウの番に会えると嬉しくて、

お花は後まわしにして(^^ゞ しばらくライチョウと遊びました。

ライチョウ♂

 

 

♀  口を開けて、暑そうにしています。

 

 

 メスが気になって仕方がないオスの表情が可愛らしくて、とても微笑ましいカップルでした。

♀はトラのような模様の保護色、♂の夏羽が綺麗でした。

 

 

 

 室堂平

 

 

 ミクリガ池

次回へ続きます

 

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初夏の自然観察会(美女平の森)

2011-06-05 | 立山

6月5日立山美女平で行われた、ナチュラリスト協会主催の「初夏の自然観察会」に参加して、グリーンシャワーをいっぱい浴びて来ました。

<観察したタテヤマスギと植物>コンデジで写りが悪いのですが、紹介がてらアップしました。イワウチワ、チゴユリの群生も見られました。

                                                              ユキザサ

 

                イワウチワ                                      イワカガミ

 

               ミヤマカタバミ                                     根上りスギ(親株の栄養をもらって成長)

 

             火炎杉(樹齢2000年と推定)                          ブナの森

 

 

立山駅から美女平の駅までケーブルで7分・・・美女平駅からブナ平一帯(標高977m~1100m))は、立山火山による溶岩台地の末端、

立山杉の巨木とブナの原生林を主体とした広大な森林が広がっています。

トチノキ、ミズナラ、ホオノキなどの広葉樹も多く、森林浴に適した森は、「森林浴100選」に指定され、立山杉の巨木は、「森の巨人100選」に選ばれています。

遊歩道沿いの巨木には、名前(愛称)が付いています。巨木探訪やバードウオッチング、ハイキングが楽しめるように、遊歩道が整備されています。

野鳥では、キビタキ、ルリビタキ、コルリ、ヒガラ、メジロ、アオゲラなどの声を聞きました。

 

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立山のライチョウ

2011-05-29 | 立山

立山の天気予報が曇り雨になっていたのですが、朝方は晴れてたので、9時に家を出て立山へ出かけました。(5月28日)

駅の駐車場も意外と空いていて、ケーブルとバスの待ち時間もほとんどなく順調に行けました。11時半前には室堂平へ着いて、

1ヶ月ぶりの立山に何だかとても嬉しくなりました。立山は雲に隠れていますが視界は思ったほど悪くなく、気温が6℃ぐらい。そんなに寒くなかったです。

 

室堂平は残雪が多く、5mの高さがある供養塔の頭もまだ見えていませんでした。

「ミクリガ池」では、雪の割れ目から少しグリーン色が見えていました。

 

今回はライチョウに会うのが目的だったので、ミクリガ池温泉辺りまで歩いて行くと自然解説当番のKさんに会い、

ライチョウは雷鳥沢へ降りる道にいるよとの情報を聞いてそちらへ向かいました。(ライチョウ情報は、立山自然保護センターへ行くと教えてもらえます)

 

♂が1羽いました。ゲッゲッゲ・・・と蛙のような声を出して鳴いていました。

 デジカメを持った男女の方がライチョウの歩く後から追いかけ過ぎ…飛んで行ってしまいました(-"-)

 カヤクグリもピンボケですが見た証拠に^^;

 

それから小雨が降って、霧も出て来たのでミクリガ池温泉まで戻り、外のベンチに座ってコンビニで買って持って来たお弁当を食べながら晴れるのを待っていました。

山ガールの人たち、カッコいいですね( ^^

 

なかなか霧が晴れないので、あきらめて帰ろうと歩いて行くと、人だかりが・・・NHKのライチョウの取材があったのです。

 

そしたらタイミング良く、ライチョウの番も近くにいたんです\(^o^)/

 

ライチョウ 雷鳥 ライチョウ科 36cm 高山のハイマツ帯に生息 

♂の方が少し大きいです。繁殖期は目の上の赤い肉冠が目立ちます。

 

♀は、♂の後からトコトコついて歩いて、可愛らしかったです。

 

お食事は、高山植物の芽や葉、昆虫も食べます。冬の白い羽から、夏羽に変わっていました。

 

 

 

 

♂は尾羽を広げて、ディスプレー。愛してます~と言ってるのかな。

 

 

この子は足環が付いていないので、脚が暖かそうに見えます。とても愛想よくしてくれました。

足元近くまで歩いて来たので、レンズからはみ出しそうなぐらい。ズームレンズも必要なかったです(笑)

前日から泊りで来ていて、もうお腹いっぱい撮ったとおっしゃるご夫婦の方と一緒に撮影していました。

静かにライチョウを見守ってて下さるので、私も沢山撮らせてもらうことが出来ました。

不思議なことに、取材の一行がいなくなると何故かライチョウの番も何処かへ消えてしまったのです(^^)

他には♂ライチョウが2羽、谷へ向かって飛んで行くのを見ました。♂同士のナワバリ争いも活発になっているようです。

室堂山へも登りたかったのですが、霧が濃くなって視界が悪くなり早めに山を下りました。

  

 帰りの立山駅の近くで、「イワツバメ」の子供たちが電線に止まっていました。大きい2羽が大人ですね。

 

 

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雪の大谷(立山・黒部アルペンルート開通)

2011-04-18 | 立山

4月17日 快晴 気温0℃ 立山・黒部アルペンルートが16日に全線開通して2日目、雪の大谷ウオークへ行って来ました。

今年は、例年より雪が多く、雪の壁の一番高い場所で17mとなっています。しまり雪が多く、美しい白銀の世界を楽しみました。

前日は悪天候でウオークが中止となり、この日が初日でした。青空が気持ちよく、雪の上を歩いていると汗ばむぐらいの暖かさでした。

 

立山・雪の大谷ウオーク 4月16日~5月31日まで 

 

室堂平を散策しました。 手前のみくりが池が、雪に埋まっています。

 

立山 3015m

 

 室堂平から

 

みくりが池温泉 

 

一の腰から、スキー・スノボで滑る人たちがいます。

 

 地獄谷の噴煙 風向きによって硫黄の匂いがします。

 

<雪形>着物姿の女性が、お手玉をしているように見えてきました(^_^.) 雪の下のハイマツが浮き上がって見えます。

 

 

 休息したみくりが池温泉の喫茶店で、ブルーペリーソフトが美味しかったです。

東日本大震災の影響で、立山・黒部アルペンルートのツアーの予約キャンセルが相次いで、台湾や中国など海外から訪れる観光客の方が減って寂しい感じがしました。

いつもならライチョウも出てくる頃ですが、雪が多いので遅れているのかこの日は会えませんでした。(300mmレンズとコンデジ使用)

Sさんご一緒ありがとうございました。

2009.4.19 雪の大谷  http://blog.goo.ne.jp/kogamosyasinkan/d/20090419

  

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晩秋の立山と美女平

2010-10-17 | 立山
前回の続きで、
晩秋の立山を彩る植物も少し撮りました。




クロウスゴ 
ブルーベリーの実が落ちて、黄色から赤へと変化していく葉が美しいです。




ヨツバシオガマ




ヤマハハコは、ドライフラワーのようになっていました。





室堂平から美女平(977m)までバスで下りて、車道沿いを少し歩くと、秋のお花が咲いていました。

アザミ属 アザミは何種もあるので名前がわかりません。



ゴマナ 車道沿いにノコンギクも咲いています。



「子育てスギ」の名前が付けられている、樹齢300年以上のタテヤマスギ
赤ちゃんを抱っこしているようにも見えます。




ミズナラ


紅葉が里へ下りて来ると、里山歩きも楽しくなります。
今日は、呉羽丘陵を少し歩いてみると、鳥たちが増えて賑やかになっていました。


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晩秋の立山を訪れて

2010-10-16 | 立山
今年の最後にと、秋の立山を訪れました。紅葉した山々を眺めながら室堂平(標高2.450m)を散策しました。

立山3.015m 右が雄山



地獄谷



ミドリガ池



雷鳥沢への道






玉殿の岩屋へも行きました。向かって右側が玉殿の窟で左側に虚空蔵窟があります。室堂小屋から往復約30分です。
(玉殿岩屋は立山開山伝説の聖地とされています)


岩屋周辺の板状節理(節理とは岩石の割れ目のこと)



チングルマの種が白くなって、風に揺れていました。


11月末までアルペンルートが運行されていますが、立山を訪れられるのも11月中旬頃までのようです。
鳥は、ホシガラスとキセキレイが飛んでいるのを見ましたが撮れなくて、それで植物や風景ばかりになりました。次回は植物を投稿します。


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ホシガラス オヤマリンドウ

2010-09-17 | 立山
立山の続きです。
前日の夕方は、雨を避けてハイマツの下から出て来なかったホシガラスも、翌日朝にはお食事に飛びまわっていました。
ホシガラスを撮ってから後で気が付くと、カメラのモードダイヤルがずれてAVになっていました(ーー;) 焦点が合わず全部ピンボケです。

ホシガラス 星鴉 35㎝  
ハイマツの種子をもぎ取って、一定の場所へ運んで食べます。ホシガラスの食卓と言っています。



















オヤマリンドウの群生




ミネウスユキソウが咲いていたのにも感動でした。




ガンコウランの実は、ライチョウが食べます。







立山自然保護センターで催されている、ナチュラリスト二宮美香さんの「立山の鳥・イラスト展」を見て来ました。
可愛らしい立山の鳥を繊細なタッチで描かれた作品が素敵でした。



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