森の散歩道

四季の自然・野鳥・花・生き物など

立山のイワヒバリ

2010-09-16 | 立山
15~16日立山室堂平へ行って来ました。
泊まった山荘のすぐ近くで、お食事に来てくれたイワヒバリをゲット出来ました。飛び跳ねたり歩いたりしながら植物の種を食べていました。

イワヒバリ 岩雲雀 18㎝ 高山の岩場で生活しています












他にホシガラス、カヤクグリ、メボソムシクイも見ました。

イワウチワの黄葉が始まっています。
ミドリガ池


地獄谷





紅さんご夫妻で地元の立山を訪れてくださいました。お揃いの迷彩柄のヤッケがお似合いの素敵なお二人でした。
二日間とも生憎の雨になり、傘をさしてライチョウを探しましたが見つけられませんでした。
会えるのが難しい時期でもあると思いました。(ーー;)スミマセン
三日目には会えるとよいですね。紅さんありがとうございました。


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立山カルデラ見学会

2010-09-04 | 立山
9月3日 会の研修会で、立山カルデラ砂防体験学習会に参加しました。過去2年続けて抽選に当たっていますがどちらも雨で中止になり、今回3回目で良いお天気となり行われました。
健脚多枝原コースとなっていましたが、2時間ほどの歩きでそれほど大変ではありませんでした。
砂防博物館から立山カルデラまでバスで片道約2時間、有峰記念館、跡津川断層、六九谷展望台、多枝原展望台、立山温泉跡地、噴泉、護天涯の碑、最後に天蓋の湯(足湯)で疲れを癒しました。

コンデジで撮ったので見難いのですが撮った写真を何枚かアップしました(順序が不動です)


六九谷展望台から



何だか工事現場の作業員のようですね。見学会はヘルメット着用です。



山の上はガスって見えませんでしたが山が崩れ落ちた名残が間近で見られました。



多枝原平(だしわらだいら)展望台から



天蓋の橋 湯川に架かるつり橋を渡るときは、ちょっとスリル感が味わえます。






噴泉



立山温泉跡 昭和44年(1969年)に登山道が豪雨により流出し、昭和48年(1973年)に閉鎖されてしまいました。現在は浴槽跡などが残っています。



サラシナショウマがたくさん咲いていました。他に花が咲いていましたがゆっくり撮る時間がありませんでした。



泥鰌池 安政5年(安政5年18584月9日)の災害の時、大鳶山、小鳶山などが崩壊し、その後大雨が降り、湯川がせき止められいくつもの池が出来ました。泥鰌池はその名残です。フナ、ドジョウがいます。



天涯の湯 足湯に浸かって、疲れがとれました。
お水とお湯が出ているそうで、チェックをする人がいます。






跡津川断層 (国指定天然記念物)


天涯とは、「天のはて、極めて遠く隔たったところ」という意味で、富山平野の土砂災害を防ぐために人里離れた立山カルデラで働く人々の苦労を称えることから使われとのことです。
カルデラとは、火山に出来た大きな凹地のこと。ポルトガル語のカルディーラ(グツグツ煮るのに使う鉄製の深い大なべ)から来ています。
新しい堰堤が完成して、埋まった土砂の工事も続けられています。9月1日の防災の日は終わりましたが、防災について考えた見学会でした。ガイドさんの詳しい説明も聞いて、お世話になりました。



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室堂平の植物

2010-08-23 | 立山
8/21に出かけた立山室堂平で撮った植物の写真をアップしました。
一部ですが黄葉したイワイチョウの葉も見られ、チングルマの種、秋の花もいろいろ咲いて季節の移り変わりを感じました。
立山では例年9月下旬頃から10月上旬頃が紅葉の最盛期になり、絨毯を敷きつめたような紅葉が見事です。
秋が深まる頃にまた訪れたいと思いました。


オオハナウド



チングルマの果穂が風に揺れて可愛らしいです。




チングルマの花が、まだ少しだけ咲いていました。




ミヤマリンドウ



オヤマリンドウ



アキノキリンソウ



イワオトギリソウとヨツバシオガマ



トリカブト



ワレモコウ



ヤマハハコ



ミネウスユキソウ(エーデルワイスの仲間)の花が終わりかけていました。



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立山のホシガラス

2010-08-21 | 立山
忘れ物を取りに立山まで出かけたのですが、今日は県民感謝デーとかで立山駅からすごく混雑していました。切符を買うのに1時間並びましたが、通常料金の3割引きで行けました。(*^^)v
9:30過ぎには室堂平へ着きました。足を少し痛めていたのでミクリガ池の周辺をゆっくり散策しました。
ライチョウ親子には会えませんでしたが、ホシガラスが飛んでいるのをよく見かけました。
好物のハイマツの実も熟しているようで、嘴に銜えて運ぶ姿も見られました。


タテヤマアザミと室堂平


ミクリガ池






ホシガラス



嘴に銜えているのは、2年目で熟したハイマツの実です。このあと自分のお気に入りの食卓で実を取り出して食べますが、またすぐにとりに来ます。枝に付いた実は嘴で器用に回しながらとるようです。












帰りに、グリンビュー立山で開催されている、村井明子さんの写真展を見て来ました。
四季を通して村井さんの目で見つめたライチョウの可愛らしい表情に癒されたひと時でした。(8月31日まで)

室堂平のお花も撮ったので、次回続きで載せようと思います。


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チングルマ (立山の花)

2010-07-18 | 立山
7月17日の室堂平と弥陀ヶ原湿原で撮った植物を少しアップしました。
咲き始めたばかりなので、これからいろいろな種類の可愛らしいお花がたくさん咲くのが楽しみです。

チングルマ



コイワカガミ



イワイチョウ



クロユリ



ヨツバシオガマ



ハクサンイチゲ



ベニバナイチゴとチャバネセセリ




弥陀ヶ原湿原(標高1600m~2100m)







テガタチドリ



ノビネチドリ


チングルマの実



ベニバナイチヤクソウ



タテヤマリンドウ




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立山のライチョウ イワヒバリ カヤクグリ

2010-07-17 | 立山
立山のお天気が、午前中が晴れの予報になっていたので出かけることにして、6:30頃家を出ました。
立山駅の駐車場は、まだ混雑していなかったのでスムーズに車が止められました。
9:30前に室堂平(標高2450m)へ着いて、お花の写真を撮りながら、ミクリガ池を周って、室堂山へ登りました。降りて来たのが午後1時頃でしたが、その頃、雨がぱらついたので、標高約1900mの弥陀ヶ原へも少し寄ってから、早めに帰りました。

1番目の目的だった、ライチョウの親子をアップします。5月上旬は白いライチョウだったのが、今はこのような色をしています。

お食事中のお母さんライチョウです。おもに植物の葉や種が主食です。
キジ目/ライチョウ科 Lagopus mutus  雷鳥 36cm



左下に雛がいるのですが、わかりますか?お母さんは、首を伸ばして警戒をしています。
最初は、分かりやすい石の所にいたそうですが、見物人があまりにも多くて嫌になったのか、私が行った時は、草の中へ隠れていました。
何羽いるのかわかりませんが数羽が動いていました。前日に初めて出て来たそうで、会えてよかったです。普通は5~6羽です。
雛の時は体温調節が出来ないので、お母さんのお腹の下で暖めてもらって、ご飯を食べるとき外へ出て来ます。







イワヒバリ イワヒバリ科 岩雲雀 18㎝



イワヒバリの幼鳥ではないでしょうか。



カヤクグリ イワヒバリ科 萱潜 14cm



物資を輸送するヘリ




カヤクグリだと思います。室堂山ではガスっていました。



室堂山


室堂平



浄土山



地獄谷の噴煙



左側が剱岳



立山3015m


室堂山で、まだスキーをしている学生さんたちがいました。リフトがないので大変そうです。
登山道は雪がほとんど融けているのですが、簡易アイゼンを着けて雪渓を半分ほど登りました。
山頂はガスがかかって、見晴らしも悪いので、浄土山の分岐点で折り返しました。涼しくて気持ちがよかったです。
風景は山の上から撮りました。70~300㎜のズームレンズしかなくて大きくなってしまいました。
残雪の雪形が、人や動物やいろんな形に見えたりして面白いです。



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美女平の森(初夏の観察会) カケス

2010-06-06 | 立山
6月6日(晴れ)
立山の中腹、標高約1000mに広がる美女平の森で、ナチュラリスト協会主催の「初夏の自然観察会」が開催され、お手伝いで出かけました。82名参加があり、班に分かれて内回りコースを歩きました。
森林浴100選にも選ばれている美女平の森には、大きなトチノキ、ミズナラ、ホオノキなどが見られます。タテヤマスギの巨木とブナの観察をしながら歩いて、グリーンシャワーが気持よかったです。キビタキ、コマドリの囀り声も森に響いていました。





根上がりスギ(親の株を抱くように、根を下ろしているスギ)
TV番組の金とくで、美女平・巨樹の森を見られた方もいて、熱心に観察されてました。
2000年以上の古い株があり、古代からこの森が存在し、人とかかわって生きて来たことに感慨深いです。



ミズメ                               ブナ



豪雪のため、大きく曲がったタテヤマスギにはいろいろな形があり、力強く、存在感があります。
富山森林管理署の調査では、幹周り6mを超える巨樹が147本あるそうで、古いものでは1000年以上です。

左 火炎杉 右 子育て杉 の愛称がつけられています。          




カケス(鳥は2日前の写真)






ウグイス





ウリハダカエデ






咲いていた花 イワカガミ イワウチワ クロユリ ミヤマカタバミ

鳥の声 ツツドリ、ホトトギス、キビタキ、コマドリ、ミソサザイ、センダイムシクイ、クロジ、メジロ、サンショウクイ、ヒガラ、ウグイスなど


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アルペンルート(雪の立山)

2010-05-06 | 立山
5日、朝5:30頃に外へ出て日の出の写真を撮りました。
右側の富士の折立2999mと真砂岳2861mの間からのご来光です。5:45分頃




地獄谷の噴煙が上っています。



左後が剱岳



大日岳



室堂平の積雪は約6mあり、立山センターも雪に埋もれています。



自然保護センター



自然解説ツアーで、閻魔台から地獄谷を見ています。



石の上のライチョウさんが、見えますか?



ズーム



ライチョウの糞も観察しました。



   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


帰り道の車窓から撮った風景です。標高が低くなるごとに景観も変わります。
室堂ターミナル2450m 後方が立山



雪の大谷 (雪の壁の一番高い所で15m)






弥陀ヶ原1930m



オオシラビソ(アオモリトドマツ)の群生




ブナ坂~美女平977m ブナと立山杉の原生林



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立山のライチョウ

2010-05-05 | 立山
3日~5日まで、立山へ行って来ました。標高2450mの室堂平は、平地の気温より15℃ほど低くて、とても快適です。
連休中は、スノボー、スキー、雪の大谷、ライチョウウオッチングと、立山の人気が高く、ものすごい人出で、朝早く家を出発した人も着いたのが昼過ぎになったようです。帰りのバスに乗る人たちの長い列も出来ていました。
3日間ともお天気が良く、山々がすっきり見渡せました。今朝は真砂岳から昇る朝日が見られました。
いつもライチョウさんが、出て来てくれて良かったです。
一度に53名のツアー希望の方が集まった時は、びっくりしてあたふたしましたが、先輩のYさんにいろいろお世話になり、楽しく過ごせました。山の写真も撮ったのですが、とりあえず、ライチョウの写真を何枚かとイワヒバリを載せました。


ライチョウ♂  繁殖期は、目の上の赤い肉冠が膨らみます。♂♀は番です。
そろそろ黒い羽の部分が多くなっています。







♀も白い羽が少しずつ、斑になって来ました。




足が、ふわふわの羽毛に包まれています。足輪が付いていない若い♀のようです。




小さなピッケルのような嘴で氷を割って、植物をとり出して食べます。




カヤクグリ



イワヒバリ



イワヒバリや、カヤクグリは、雪の中にいる、ユキムシを餌にしています。




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雪の壁  アトリの木

2010-04-17 | 立山

今日17日アルペンルートが全線開通をして、立山 室堂平まで出かけました。
前日からの雨が、立山では雪が降って30cmの新雪が積り、除雪作業の為にバスの始発が大幅に遅れました。
戻ろうか迷っているうちに晴れて来たので、1時間半待って、室堂へ着いたのがお昼頃になってしまいました。
初日とあって、雪の大谷を訪れる海外からの団体さんやスキーやスノーボードを楽しむ人たちで大変混雑していました。

今年の雪の壁は、一番高い所で15mあるそうで、迫力があります。時々小雪が降り曇っていました。










雪の層の間に厚い氷板が目を引きました。冬の間、雨の日が続き溶けた雪が氷になったものです。晴れた日が多いと、ざらめ雪の層が多くなります。昔はしまり雪が多かったそうです。











ミクリガ池を一周したかったのですが、雪が柔らかくて足が沈んでしまいます。カンジキを持って行かなかったのが準備不足でした。スノーシューを履いた方はすいすい歩かれています。ガスで視界が悪く、会いたかったライチョウさんには会えませんでした。途中でMさんと会いミクリガ池温泉で、コーヒーをご一緒しました。


麓のザゼンソウの自生地へ行って見ると、まだ雪が残り2~3個咲き始めた所でした。
その時、アトリの大群が飛んで来て、樹にアトリの花が咲いたように見事でした。あっという間の出来事です。写真は証拠写真にしても小さすぎました。







ザゼンソウ 座禅草 (別名だるま草 サトイモ科)
赤い仏炎苞の中は外の気温より2℃ほど暖かく、昆虫の部屋に提供しているのだとか。





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