日本初の南極観測船「宗谷」の船内見学です~。
「機関長室」。
船の心臓部とも言える機関部の責任者が機関長。
船内で個室を持っていたのは機関長・船長・航海長などでした。
「ふじ」という南極船の研究員だった方が説明をしてくれました。8回も南極に行ったそうです。
その時の話を交えながら船内の写真を・・・。
南極は氷ばかりで陸地が僅か6%しかない不毛の大陸ですが、トビムシやコケ類が見られるそうです。
ちなみに「トビムシ」は森林などの落ち葉などの有機物の分解を行なう重要な生き物のひとつで、数ミリ程度の虫です。
コケがあるということは、それを食べて分解しながら生きる動物が存在できる、ということですね。
生物以外に「枯草菌(こそうきん)」というが存在しています。芽胞を形成する特徴のある菌で、南極のような厳しい環境下にも耐えうる菌です。環境の変化などで、自分の適した環境になるまで静かに眠っています。自分が気に入った環境になったら、環境・人体に影響する可能性があるそうです。
枯草菌は人に対する病原性を持たないので、現在は・・・というか身近に存在するものは医学上問題視されることは少ないと考えられているんですが、場合によっては菌血症や呼吸器感染症、食中毒、眼感染症を引き起こすこともあるそうです。
南極のような人のこない場所にいる性質が未知の菌は眠ったままでいて欲しいですね。
あ、ちなみに身近なところでは納豆菌の製造に利用されるそうです。
「科員室」。
一般乗組員の部屋です。2段ベッドの4人部屋。
結構狭い部屋なので、体調を崩したらうつりそうですが・・・現地にはウィルスは現在のところ確認できていないそうです。 現地で風邪が発生することもあるそうですが、ウィルスに感染している研究員が現地にウィルスを持ち込むのが原因で、翌年にはまたウィルスは何もなくなるそうですよ。
「治療室」。
調査中にケガをした場合の医務室ですね。
南極大陸には深い氷の割れ目「クレバス」がたくさんあります。
深い積雪に隠れてクレバスの存在確認が非常に困難で、過去に調査員が調査中にクレバスに気付かず、30メートル転落。命はとりとめたが重態、ということがあったそうです。
ケアンズに搬送された後、日本に搬送されたそうです。
「通信室」。
これの操作を覚えるのは大変そうだなあ。
船は航行中に最大で62度も傾いたことがあるそうです。緊急通信を送ればどうにかなる、ってものでもなさそうですが(汗)。
食器棚は船が傾いても食器が割れないように、全て差し込み式になっているそうですよ。
地震対策に使えそうなネタなんですけどねえ。
「南極の氷」。
実際は何が含まれているか不明の何万年も前からの未知の「水の氷結物体」。どういった生物や細菌が含まれて眠っているかが不明なのが怖い。
南極の氷の含有物に関しては現在も研究中で、素晴らしい研究材料とされているそうです。
よって、“研究者としては”教育材料に学生に見せることはあっても、「学生たちにその氷を食べさせる」、なんてことは怖くてできないそうです。
でも、研究員はウィスキーをロックで楽しむのが通だとか・・・。
難しい話が多くなってしまいましたが・・・見学に来てるカップルも多かったですよ。
入館は無料です。
実は昔・・・知り合いから頂いた南極の氷でコーラを飲んだことがあります。
コーラを注ぐと氷の中に閉じ込められた空気が溶け出してプチプチと音がします。
特別に変わった味はしませんが、微細な塵がグラスの底に沈んだり浮いたり。
それほど美味しく感じる物ではなかったと記憶しています。
さて、次はどこに行こうかな~♪
「機関長室」。
船の心臓部とも言える機関部の責任者が機関長。
船内で個室を持っていたのは機関長・船長・航海長などでした。
「ふじ」という南極船の研究員だった方が説明をしてくれました。8回も南極に行ったそうです。
その時の話を交えながら船内の写真を・・・。
南極は氷ばかりで陸地が僅か6%しかない不毛の大陸ですが、トビムシやコケ類が見られるそうです。
ちなみに「トビムシ」は森林などの落ち葉などの有機物の分解を行なう重要な生き物のひとつで、数ミリ程度の虫です。
コケがあるということは、それを食べて分解しながら生きる動物が存在できる、ということですね。
生物以外に「枯草菌(こそうきん)」というが存在しています。芽胞を形成する特徴のある菌で、南極のような厳しい環境下にも耐えうる菌です。環境の変化などで、自分の適した環境になるまで静かに眠っています。自分が気に入った環境になったら、環境・人体に影響する可能性があるそうです。
枯草菌は人に対する病原性を持たないので、現在は・・・というか身近に存在するものは医学上問題視されることは少ないと考えられているんですが、場合によっては菌血症や呼吸器感染症、食中毒、眼感染症を引き起こすこともあるそうです。
南極のような人のこない場所にいる性質が未知の菌は眠ったままでいて欲しいですね。
あ、ちなみに身近なところでは納豆菌の製造に利用されるそうです。
「科員室」。
一般乗組員の部屋です。2段ベッドの4人部屋。
結構狭い部屋なので、体調を崩したらうつりそうですが・・・現地にはウィルスは現在のところ確認できていないそうです。 現地で風邪が発生することもあるそうですが、ウィルスに感染している研究員が現地にウィルスを持ち込むのが原因で、翌年にはまたウィルスは何もなくなるそうですよ。
「治療室」。
調査中にケガをした場合の医務室ですね。
南極大陸には深い氷の割れ目「クレバス」がたくさんあります。
深い積雪に隠れてクレバスの存在確認が非常に困難で、過去に調査員が調査中にクレバスに気付かず、30メートル転落。命はとりとめたが重態、ということがあったそうです。
ケアンズに搬送された後、日本に搬送されたそうです。
「通信室」。
これの操作を覚えるのは大変そうだなあ。
船は航行中に最大で62度も傾いたことがあるそうです。緊急通信を送ればどうにかなる、ってものでもなさそうですが(汗)。
食器棚は船が傾いても食器が割れないように、全て差し込み式になっているそうですよ。
地震対策に使えそうなネタなんですけどねえ。
「南極の氷」。
実際は何が含まれているか不明の何万年も前からの未知の「水の氷結物体」。どういった生物や細菌が含まれて眠っているかが不明なのが怖い。
南極の氷の含有物に関しては現在も研究中で、素晴らしい研究材料とされているそうです。
よって、“研究者としては”教育材料に学生に見せることはあっても、「学生たちにその氷を食べさせる」、なんてことは怖くてできないそうです。
でも、研究員はウィスキーをロックで楽しむのが通だとか・・・。
難しい話が多くなってしまいましたが・・・見学に来てるカップルも多かったですよ。
入館は無料です。
実は昔・・・知り合いから頂いた南極の氷でコーラを飲んだことがあります。
コーラを注ぐと氷の中に閉じ込められた空気が溶け出してプチプチと音がします。
特別に変わった味はしませんが、微細な塵がグラスの底に沈んだり浮いたり。
それほど美味しく感じる物ではなかったと記憶しています。
さて、次はどこに行こうかな~♪